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シュルプ あらすじ感想ネタバレ評価★5 結末ラストは?Netflix韓国 

サスペンス!
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ネットフリックス今回は韓国ドラマ『シュルプ』。

 

私としては、社会的問題を鋭く扱ってきたドラマ『未成年裁判』のヒロイン、キム・ヘスが主演ということで大注目!

それでは「シュルプ」あらすじ感想についてもご紹介、ご参考にどうぞ!



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「シュルプ」Netflix韓国キャストは?

キャスト

キム・ヘス

ファリョン。朝鮮王の正室で王子たちの母である王妃。優秀な長男の世子、やんちゃな次男ソンナム、無邪気な3男ムアン、真面目な4男ケソン、甘えん坊な5男イリョンの5人の息子がいる。

「未成年裁判母では、心に傷を負い、苦悩しながらも正義を貫こうとする女性裁判官を演じてました!社会問題を扱ったこのドラマ、大好きです。

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キム・ヘスク

大妃。王室の陰の権力者。かつて正室だったユン王妃を廃し、自分の息子を王にした。

チェ・ウォニョン

イ・ホ。王。大妃の息子。次々と侍女に手を出す。賢く賢明な王。

「あなたに似た人」で苦悩する夫の役でしたねー。「もう、こんなにいい旦那いないのにー」と思ってました。「スカイキャッスル」でもイケメンイケメン誠実な旦那様でした♡

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キム・ウィソン

領儀政。ファンの父。

ムン・サンミン

ソンナム大君。王妃ファリョンのやんちゃな次男。

「マイネーム」に若手刑事役で出てましたね。

ユ・ソンホ

ケソン大君。王妃ファリョンの真面目な4男。

オク・ジャヨン

ファン貴人。側室の要。美人で気が強い。

カン・チャニ

ウィソン大君。ファンの息子。世子になる野望を持っている。

キム・ガウン

テ・ソヨン。側室。天真爛漫。ファリョンの侍女だった。優秀な息子ポゴムがいる。



「シュルプ」Netflix韓国ドラマあらすじ

トラブルメーカーの息子たちと、王座を狙うライバルの策略。さまざまな問題に振り回されながら、未来の朝鮮王を育て上げるために日々奮闘する王妃の姿を描く。

第一話

王妃ファリョンが籠に乗って駆け付けた先は、芸子チョウォルと眠りこける息子ムアンのいる妓楼。ファリョンはしかりつけ宮廷に戻す。

大妃に朝の挨拶に行く世子夫妻と幼い息子。

王イホは、家臣を集め、疫病対策に頭を悩ませていた。

 

王と大妃がやってくる大事な宗学の時間だというのに、イリョン大君は朝寝坊、ソンナム大君は行方知れず。王妃の4男ケソン大君はちゃんと時間通りにやってきていた。ファン貴人の息子ウィソン大君、コ貴人の息子シムソ君、キム昭儀の息子ヨンミン君、チェ淑儀の息子ファピョン君、ムン昭媛の息子ナミョン君、テ昭容の息子ポゴム君、オク淑媛の息子ホドン君が次々と侍講院にやってくる。王妃の3男ムアンは悠々と歩いてやってくる。王妃ファリョンは、末息子のイリョンをたたき起こし、侍講院に連れていく。遅れてやってきたソンナム大君。

大妃は、ファリョンに「世子は優秀だが、ケソンはともかくほかの息子は、ほかの媛たちの息子たちに比べて出来が良くない」とファリョンの息子たちやファリョンに対して小言を言う。

講師から世子を誉められ浮かれるファリョン。が、世子が突然倒れてしまう。そしてそのころ、ソンナムたちとウィソンが争っているところを大妃に見つかり咎められ、ソンナム達4兄弟は罰を受けることに。大妃はファリョンを呼びつける。一方、「世子の立場は最初に生まれた自分のものだ」というウィソンを、ファンは「世子より学力品性で劣っている。凌駕するか、奪い取れ」と叱りつける。

1年前から血虚厥(貧血?)の症状が出ていた世子。「かつてテイン世子も同じ病で亡くなった。テインの侍医チョ・グギョンが治療法を覚えているかも」という侍医。ファリョンは、世子の病を口止めし、王に会いに行くが、ほかの媛と就寝していた。

 

大妃と遭遇したファリョン。大妃は、世子に異常を感じ、東宮殿を探らせる。罰を受けた4兄弟のもとに向かったファリョンは、彼らを帰らせる。

大妃の発案により、世子の陪童(学友)を王子の中から選ぶことになり、媛たちは疑心暗鬼になる。そして大妃がほかの媛や王子を排除して自分の息子を王にした方法を探ろうと、媛たちは大妃のもとに駆け付ける。

ファリョンは、王にグギョンの治療を乞うが、チョ・グギョンは宮中から急に出てしまっていた。テ昭容が大妃から帝王学の奥義を受け、陪童選びも大妃の発案だったと知ったファリョンは、世子の元に駆け付ける。そこには、大妃がいた。大妃は、「優秀な世子の代わりになる者が王妃ファリョンの息子にはいない。嫡流だからと歴史に汚点を残すのか。王妃が世子の息子だから大目に見ていた」と言い放つ。

大妃を恐ろしく感じる王妃ファリョン。ファリョンは、シン尚宮から、「急逝したテイン世子、母親のユン王妃が廃された経緯、後宮の子であったイホが王になれた経緯」を知ろうとする。「大妃は王様のためなら何でもする」と答えるシン尚宮。

 

大妃は、テばかりでなくすべての媛に密かに帝王学の書を渡し、自分の忠誠を誓わせようとしていた。

ファリョンは、密かにユン元王妃を訪ねる。「命の危険があるから帰れ」と警告するユンに、ファリョンは跪いて「当時の王妃と同じように追い詰められた自分を助けてほしい。当時の二人のすべてを知りたい」と教えを乞う。



ちょこっと感想

子どもたちをしつける教育ママコメディ、と思って見始めたら、ちょっと違いましたー!

大妃と王妃、世子と王子たちをめぐる、サスペンス要素もありそうですよね?

 

オープニング、王妃ファリョンが大股で走りまくるシーンは、「王妃もこんな必死に走るのか」とちょっとびっくり。5歳とか小学生レベルの子ども相手じゃなくて、10代後半の男の子たち相手。それは大変。。。中学生、高校生レベルの中二病、反抗期世代は親の言うことなんてちっとも聞きやしません。。。朝鮮時代は儒教が盛んだったから、現代よりは親の言うこと聞くんでしょうが、何かと反発しやすい思春期、ファリョンの苦労を察します。

そこに、命の危険もある王子争いが絡むとなれば必死になりますよね。

 

王子たちは、夜の秘め事の授業もあるんですねー。「純粋な血統を残すため」、確かに。大事ですよね。それにしても、王様、次々と侍女に手を出しすぎでしょ。。

 

世子、大丈夫でしょうか?

侍医のチョって何者?

大妃、黒幕として暗躍しそうですよね。過去に何があったのか?

王妃ファリョン、ユンからどんな話が聞けるのでしょうか。

展開が楽しみです!



第2話

夜中にファンを訪ねた大妃。「世子の座をウィソンにどうか」と持ち掛ける。

ユンは「テインの病は完治していたはずだった。テインの死後、まるで謀ったかのように自分は廃妃された」と話す。ほかの王子に帝王教育をしていなかったユン。択賢として庶子の子が王になったのち、「貧しく目立たないように生活していても、自分の息子大君たちの生存そのものが今の王たちの脅威になり、全ての大君がひそかに殺された」「当時に戻れるなら、周りから何と言われようと自分の子どもを守る」と、ユンはファリョンに話す。

王室教育秘伝書を実行し始める媛たち。ファンは、ウィソンに陪童に志願するよう話す。

ファリョンは、侍医に「密かにテインの記録を見せてほしい」と話す。目を覚ました世子を労わるファリョン。

自分の王子たちを集めたファリョン。陪童に志願するようりつけるが、捗々しくない。帰り道、ウィソンが母ファリョンの悪口を言っているのを聞いたソンナムは、ウィソンを咎める。ウィソンは「自分が王になったらお前らを皆殺しにしてやる」と言い放つ。

ファリョンは、講師から息子たちの成績評価が「全員最低基準に達していない劣等生」と聞いてがっかりする。真面目なはずのケソンも欠席が多く、宗学から外される危機と聞いて、ケソンのもとに向かう。朽ちた建物に入っていったケソンの姿を見て、ショックを受けるファリョン。

王子たちが次々と陪童に志願する。ソンナムは世子に呼ばれ、「お前が応急に戻ってくれてうれしかった。陪童になってそばにいて欲しい」と頼まれる。そして、ソンナムも志願し、王子全員が志願する。王は実直すぎる世子を心配し、異なる資質の王子をそばに置こうと考えていた。

陪童試験に備え、ファンは、試験官から密かに問題を教えてもらっていた。ほかの媛は、家庭教師を雇って勉強させていた。ファリヨンは自ら勉強して、出題予想をし、試験に備えようとする。ファリョンが王妃に選ばれたのは、負けん気からだった。

そんな中、ケソンがある場所に通っていることが知られてしまう。

テインの病状記録も、火事が起こり当時のことを知る者もチョ以外誰一人いないことに不信を抱いたファリョン。テインのもう一人の侍医ユ・サンウクが行方不明と聞き、探すように命じる。

ファリョンは、息子たちを集め、予想問題を渡し「王宮では何が起こるかわからぬ。お前たちを守るための私の選択だ」と叱咤する。

秘密の部屋に行くケソンの後をつけたコ貴人。ケソンは、こっそり化粧をしていた。



ちょこっと感想

世子、王にならなければ、殺される。

究極ですよね。優雅な王子生活かと思いきや、権力争いに負けてしまえば命が危うい。自分の子どもを何としても王様にしなければ、、、という気持ちは切実。

しかし、もし権力争いに負けてしまったら、あんなユンのような庶民のような生活をさせられてしまうんでしょうか。落差が激しいです。。

ファリョン、相当頭がいいんですね!あれだけの書物を読破して予想問題を作るとは、、負けん気が強いと言っても、かなりのものです。政治力もありそう。歩くのも走るのも早くて、相当せっかちですw。毎日飲んでいる丸薬の成分を知りたい(ドーピング?)。

 

大人しい世子と反対に、やんちゃなソンナム。一念発起、頑張ってほしいです!そして、ケソン。ほかの媛にばれちゃって、大丈夫でしょうか?

次回、いよいよ、陪童試験です!!



第3話

王妃ファリョンは、試験が無事に終わるまで、ケソンの秘密の場所に誰も近づかないようにしようとする。コ貴人は、大妃に密告するが「確かでないことを密告する品性」を叱られて「シムソ君をしっかり教育せよ」と言われてしまう。王妃は、ケソンに試験に集中するよう忠告する。

陪童試験の初試が始まった。王は、算学と作文と思考力を問う難解な問題を出す。その時、世子の容体が悪化して昏睡状態になってしまう。世子は日々自らの状態を日記に記していた。回復を祈る王妃は、目覚めた世子に治療に専念するよう頼む。

ファンに買収された大臣の審査官たちは、ウィソンに優秀な成績をつける。王妃の息子の中では、ソンナムとケソンが合格する。

王妃は、王と大臣に「世子の皮膚病悪化を防ぐために温泉に行かせてほしい」と頼む。実はそれはまやかしで、世子は中宮殿に密かに移動していた。

王妃は、密かにケソンの秘密の場所に行き、化粧道具などを確認する。

大妃に呼ばれたテは、「ポゴムが首席だった。自分が後ろ盾になる」と言われて素直に喜ぶ。が、代わりに命を差し出す覚悟を問われる。

かつての王宮の侍医ユ・サンウクが、またもや火事によってなくなっていたと知り、当時のことを知る者も記録も焼失したと知った王妃。

 

王妃ファリョンのシン尚宮は、大妃に「世子が中宮殿にいる。快方に向かっている」と世子の容体を伝える。シン尚宮は、かつて大妃の部下だった。大妃は「ケソンの忌まわしき噂」についてシン尚宮に尋ねるが、シンはとぼける。ケソンのことを知られた王妃は、事態の収拾を図ろうとするが、大妃に呼ばれてしまい、危機に。大妃は、王を散策に誘い、ケソンの秘密の場所に行こうとする。が、そこは火事になっていた。家事を見てショックを受けるケソン。王妃に仕業と閃いた大妃。大妃は、世子やほかの皇子たちの行状に言及し「優秀なほかの王子が世子にとって代わる可能性」をちらつかせる。

ケソンは、王妃ファリョンのもとに怒鳴り込み、「自分の居場所を無くした」となじる。王妃は、ケソンをある場所に誘う。王妃は、ケソンのために女性の衣装を用意し、絵師を用意していた。美しい女性の姿の絵を見て、目を輝かせるケソン。王妃は、「みんな秘密があるがそれを表に出さない。いつでも己の姿を見たければその絵を見よ」とケソンを抱きしめ、「どんな姿であれ、私の子だ」と自分の気持ちを話す。王妃は、ケソンの不安な気持ちを慮っていた。王妃は娘が生まれたら渡すつもりだった、母の形見の品をケソンに渡す。王妃はシン尚宮と改めて秘密を分かち合い、これからの戦いに向け、気持ちを引き締める。



ちょこっと感想

今回、めちゃめちゃいい話です!ケソンのアイデンティティを尊重し、傷つけないよう、母の愛情が炸裂した回。

王妃ファリョン、何ていい母親なんでしょうか。。この時代、一般的には、こういう事態が起こったら、息子を座敷牢にでも閉じ込めて折檻しそうですが、そんなことはしないファリョン。美しく着飾り、絵師までも用意するとは。ケソン、母の気持ちを知って、これからもしっかりと生きていきそうですよね。

ファリョンの子どもへ愛情はもちろんですが、今後を見据えた類稀なる政治力、人心把握力もある素晴らしい女性だと改めて思いました。シン尚宮、一瞬裏切ったのかと疑いました、ごめんなさいー。

 

大妃は、ただでは起きない、なかなかの策士、狸ですよねー(見た目じゃないですよ)。周りが翻弄されます。姑だったら絶対ヤダ。。ポゴムの母親テが今後どんな役割をするのか、注目です!

 

ちなみに、あの初試の問題、皆さんは解けたでしょうか?しばらく、うーん、、と考えてしまいましたが、私はできませんでした。。硬直した思想ではなく、直観力、発想力が、政治には大事なのだ、と王様が考えていることがわかりますよね(私は凡人)。

二次試験、どんな問題がでるのかな。



第4話

母ファリョンの行動に異変を感じたソンナムは、母の居室に世子がいるのを見て驚愕し、母を問いただす。母から、「世子がテイン世子と同じ病気であること、テイン死去の際の書類や人が焼失したこと、全ては王子たちを守るためであること」を聞いたソンナム。ソンナムは、ケソンを尋ねる。ケソンは「母の勧めに従い、2次試験は受けない」と告げる。

ソンナムは、街に出て血虚厥を治せる医者探しを始める。

王妃ファリョンは、テインの侍医のうち、チョだけが生き残り昇進したことに疑念を覚える。王から、「世子嬪の出産も近く、チョもいるので、温泉に行った世子を呼び戻せ」と言われるファリョン。ファリョンは、ユ・サンウクの助手を探すよう尚宮に命じる。

ソンナムは、自分だけが10歳まで一人宮中から離れて生活していたことが疑問だった。そして、祖母の大妃から「大切なものを守りたいなら余計なことを言わず、何もするな」と脅されていたことを思い出す。

覆試(二次試験)は討論形式にする、と宣言する王。採点のやり方で言い争いになる大臣たちに怒りを覚える王。一方、領儀政はじめ大臣たちも、意のままにならない王に反発する。領儀政は、大妃のもとを訪れ、20年前、大妃との密約に言及し、ウィソンを推してくれるよう頼む。

テは、密かに世子の侍講官兼試験官を家庭教師として連れてくるが、ポゴムは正道を説き「自分の実力で試験を受けたい」と私的な接触を拒否する。

病臥する世子の傍らで、試験勉強する王妃ファリョン。自身を不甲斐なく感じる世子。

 

覆試が始まる。試験に臨む、ソンナム、ウィソン、ポゴムの3人。ウィソンは領儀政を通じて密かに試験問題を入手していた。が、王は独自の問題を出し議論したいと話す。それは現政権が抱える疫病に侵された西村についての上訴文だった。疫病で封鎖された村、統制について議論する王子たち。「患者を隔離し村を焼き払え」というウィソンと「医療行為を施し、疫病について知り、次に備えることが大事」というソンナムとポゴムは対立する。

一方、試験に落ちたムアンやイリョンは、シムソを誘って町中に出て遊び惚け、ムアンは妓生チョウォルを尋ねる。夜中帰宅したムアンたちを待ち構える王妃ファリョンは、みんなを叱りつける。

試験を終えたソンナムは、血虚厥を治療できる医者を見つけるが、その医者は疫病が蔓延し隔離されている西村にいることがわかる。ソンナムは密かに西村に潜入し、その医者トジ先生を探し出す。そして、高い金を払って処方箋をもらい、鍼治療を止めるようアドバイスされる。薬房で薬代に困ったソンナムだったが、高貴な女性に助けられる。彼女は、兵曹判書のお転婆な長女だった。

薬を持ち帰ったソンナムだったが、密かに世子を見ている御医クォンに「民間医療を勝手に行うわけにはいかない」と拒まれる。世子の求めに応じ、王妃は鍼治療をとりあえず止めることを決める。

 

覆試の結果がでて、ポゴムが陪童に選ばれる。後押しをしてくれなかった大妃をなじる領儀政。そこに王妃ファリョンが呼ばれてやってくる。世子の容体を問い、陪童にファリョンの息子たちが選ばれなかったことに触れ、領儀政の出方を匂わす大妃。王妃ファリョンは、世子がもし死んでしまった場合、ソンナム達全員が殺される可能性を想像。世子嬪出産までに何としても世子を回復させることを決意する。ファリョンは、御医クォンにソンナムの持ち帰った薬剤を処方するよう命じる。

世子嬪出産になっても現れない世子について噂する、王や王の媛たち。そこに世子が元気な姿で現れる。嬉しそうな王、複雑な表情の大妃。王妃は、世子はじめとする王子たちを集めて食事をすることに。世子はソンナムに、昔のことを尋ねる。昔西村で暮らしていたソンナムを訪ねていた世子。

元気を取り戻したに見えた世子だったが、王や王妃、大臣、陪童のいる前で喀血し、倒れてしまう。



ちょこっと感想

陪童試験終わりましたー!

ポゴム君、いい!賢くて、品行方正、かっこよくて、優しくて、理想の陪童✨。王様にもなれそうですが、でもちょっと押しが弱い?その点、ソンナムは、勇気があって、世子を補佐するのにぴったりなんですよね。ウィソンは、今のコロナウィルスを封じ込めるゼロコロナを押し出してる某国のような主張。。。うーん。共感できない。。

町中に遊びに行ったムアンたち。ケソンの秘密を知ったコの息子シムソが「初めて自分の意志を出した。楽しい一日だった」と感想を述べましたね。天真爛漫なムアンやイリョンと仲良しだし、これから力になってくれそう?…と言っても、権謀術策、足の引っ張り合い、暗殺もいとわない宮廷だから、そうそう心を許してはならんのですが(悲しい)。

兄を思うソンナムの勇気ある行動によって回復したかに見えた世子だったけど、このまま容体が悪化してしまうのでしょうか?それとも、単なる回復前の揺り戻し的な感じ?

次回、王妃ファリョンたちが大変な目に遭いそう。。展開楽しみです!



第5話

世子の病気を知った王は、それを隠した王妃に激怒。クォン医師を捕らえ、王妃を幽閉する。クォン医師は、大妃に拷問され、ソンナムのことは言わず王妃が全て画策したと白状する。

幽閉された王妃は、世子を守るため、宮中の至る所に密かに配置した手のものを使い様子を探る。特に、医師のチョグギョンを怪しんでいた。

大妃、領議政、兵曹判書ユンは、廃世子に向けて動き出す。ユンは、娘を世子に嫁がせる野望があった。ユンの娘の一人が、ソンナムに一目惚れしたチョンハだった。

板挟みになり、苦悩する王は、テ、ポゴム親子のもとに向かう。「廃世子ばかりでなく、王の牽制を仕掛けられている」と冷静に意見を述べるポゴムに感心する王。

侍女に化けて王宮を抜け出した王妃は、密かに廃妃に面会する。テイン世子の死に疑問を持つ王妃に、廃妃は「後日私の願いを聞いてほしい。テインを殺したのは大妃」と告げる。

領議政やユン、大臣たちが、王に廃世子の上疏をする。苦悩する王に、大妃は「正統性がない傍流の、重臣に担がれた王。世子一人に惑わされるな」と、大臣たちに従うよう唆す。が、そこに王妃が現れ、大臣たちを叱咤する。その姿を見た王は、励まされるように王妃に味方し、重臣の意見を退ける。

が、そこに、世子が亡くなったと連絡が入る。王妃は、世子との最後の約束「決して屈せず王子たちを守って欲しい」を思いだし、心に誓う。



ちょこっと感想

世子、亡くなってしまいました(泣)。賢く優しくイケメンで完璧な世子だったのに、、、。

これで後継者争いが激化しますね。ソンナムも悪くないんだけど、ポゴムくん、かなり良いですよね。亡くなった世子っぽい、正統派な王様になりそう。

ソンナムに一目惚れした、ユンの娘チョンハ。お転婆娘みたいですね。ソンナムとお似合い、、と言いたいけど、相乗効果で大変な夫婦にもなりそうな気がする。落ち着いたポゴムくんとなら、お互い違ったところに惹かれ合いそうだけど。どうなるでしょうか。

次の世子。誰がなるのか。仁義なき戦いになりそうです。

廃妃のお願いがなにになるのかも気になる。

色々大変だけど、王妃、頑張れー!



第6話

悲しみに暮れる王妃を見守る王。その一方で、領儀政はクォン医師を執拗に拷問し、薬を処方した黒幕を吐かせようとしていた。

世子の死因、後継について紛糾する王宮。領儀政は、密かに「世子は毒殺された」「王妃が指示した」といううわさを流す。王宮は、玄孫か大君か、それとも択賢によって他の王子を選ぶのか、疑心暗鬼になる。そんな中、王妃は、引きこもっているソンナムを訪ねる。幼いソンナムを王宮へ戻した世子の気持ちを汲むよう話す王妃。

世子嬪が、幼い子供を連れて王妃のもとに「玄孫たちが毒殺される」と助けを求めてやってきた。王と王妃は、毒殺の可能性について捜査を進める。世子嬪の被害妄想ではないかと思い始めたときに、領儀政が王妃のシン尚宮の尋問を始め、王妃が駆けつける。領儀政の真の目的が、王妃はじめ大君を失脚させることだと気が付いた王妃。

王妃を心配して訪ねたテは、世子の薬の秘密を盗み聞きしてしまう。王妃はテに世子選びは命がけだと釘を刺す。

父の領儀政を訪ね、尋問を止めるよう頼んだファン。実は、ファンは、クォン医師を抱き込み、世子に毒薬を飲ませていた。「病状を悪化させ廃世子にする目的だった」というファン。クォンは、ファンの色香に惑わされファン側についていた。そんなこと知らぬ王妃は、クォンを信じていた。

宗学の最中、ポゴムの言葉に起こったウィソンは、ポゴムと剣でやりあう。ポゴムが劣勢になり助太刀したソンナムだったが、悪しくもその様子を宗学の講師に見られてしまい叱責される。

王妃は、世子が行っていた四神修練術を大君たちにも施すことに。「世子は生来のものではなく作られるものだ」という王妃。

「母の出自のため自分は世子になれない」とポゴムに言われたテ。ほかの媛たちも択賢を行わせるよう動きだす。

そんな時、大妃が、王妃と廃妃ユンが密会したことを知ってしまう。大妃は、大妃は、かつての世子嬪選びの時に「貴人は世子を産んだ後宮に過ぎない」と言われたことを根に持っていた。大妃は、択賢をするよう、王に迫る。

テは、兵曹判書ユンに後ろ盾になってくれるよう頼む。テは、王妃が外部の薬剤を使ったことを話し、ユンは領儀政にそのことを伝える。

領儀政は、王、王妃、大妃の前でクォン医師を尋問する。外部薬剤の可能性を話し、国母である王妃を陥れようとする領儀政。それに対抗し、王妃ファリョンは、「2度に渡る世子毒殺の可能性」に言及する。過去の毒殺について口にした王妃を、廃妃ユンとの密会をネタに脅す大妃。反撃された領儀政は王を牽制する作戦にでる。

世子嬪と玄孫に会いに行った王妃。そこで、玄孫が尚宮に秘密の遊びと称して毒殺されそうになっているのを知る。


ちょこっと感

信じてたクォンを医師の裏切り?!王妃ファリョン、ファン貴人一体どっちの味方なの?前回まで「クォンかわいそう」と思っていたのにー。

ポゴム君、能力もあっていい王子なのに、後ろ盾がないのは切ないですね。母親のテ、兵曹判書ユンに「子供同士結婚させませんか」と頼んで外戚狙いかと思いきや。王妃を裏切るとはー!

世子の鍛え方、氷水の風呂に王子たちをつけるなんて、寒風摩擦的な皮膚の鍛えでしょうか?一歩間違えば、心臓発作起こしそうですけどね。。

世子たちが毒殺されたのは、間違いなさそう。そして、幼い玄孫も?あの針は何?どうやって毒殺しようとしてたのでしょうか?幼いこどもにあんな仕打ち。誰が黒幕?許せんー!!!

大妃に追い詰められそうな王妃。がんばれー!!!



第7話 チョン・ジフン(ピ)カメオ出演!

玄孫を殺そうとした尚宮に詰め寄る王妃ファリョン。しかし、「黒幕は王妃よりはるかに恐ろしい存在」と言い残し自害してしまう。その直後、中宮殿に火事が起き、世子嬪は王宮を出たいと訴える。

王妃の尋問を止めた王を責める大妃。「汚れた王座から引きずり降ろされないか恐怖と戦っている」という王イ・ホに、大妃は「かつて、イ・ホが王になりたいと望んだから叶えてあげた」と答え、昔世子を毒殺したことを思い出す。

ソンナムは、王に「世子を救うために自分が薬剤を届けた」と告白する。ソンナムは、「その薬剤が原因ではないことを証明せよ」と命じられる。

王妃は、自害した尚宮が領儀政の口利きで大妃付けになっていたことを知るが、黒幕まではわからない。シン尚宮は、大妃に「王妃と廃妃の密会を報告しなかった」と脅されるが、屈しない。大妃は行方が分からないマンニョを探す。

王妃は、クォン医師の収監されている牢獄に行くが、領儀政に阻まれる。そのころクォン医師は、ファンと面会していた。

 

ソンナムは、医師のトジに会いに西村に行くが、いなくなっていた。トジを探すソンナム。

クォンの尋問が王の面前で行われる。「世子を死に至らしめた薬剤はどこで入手したのか」と聞かれたクォンは「外部の薬剤は王妃から渡された」と答える。「信頼できるものから受け取った。世子嬪から常用している薬だと渡された」と話し、世子嬪を犠牲にする王妃。領儀政をはじめとする重臣から「王妃を廃し、世子嬪と玄孫も殺せ」と訴えられ、苦悩し怒りを覚える王。

王妃は、大妃と領儀政に「世子嬪と玄孫を庶民に降格させ王宮から出すこと」「択賢を行うこと」「大君から世子が出なければ、自分は王妃を降りること」を条件に、これ以上追及することを止めるよう話す。

 

流刑されることになった世子嬪と玄孫。領儀政は、流刑地で暗殺を企てるが、そこに世子嬪と玄孫たちの姿はなかった。王妃が世子嬪と相談し、逃がし、安全な場所に隠していた。王妃は。自分を責めるソンナムに計画を話し、世子になる決意を促す。

解放されたクォンは、置手紙を残し姿を消す。王妃は、クォンの行方を捜索し、出自を改めて調べるよう尚宮に命じる。実はクォンはトジの弟子だった。

 

王妃の座をかけてまで択賢を行うことを心配する王。王妃は「20年前、臣下ではなく民を恐れる王になりたいといった世子は素敵だと思った。大君が世子になることを信じている。実力のある、ふさわしい世子を選んでほしい」と王に訴える。王は、大臣たちに「択賢のやり方は自分が決める。大臣たちに都合のいい者ではなく賢いものを選ぶ」と宣言する。

ポゴムは、大妃に秘伝書を返し、「資質、実力のあった父が王になったように、自分もしてほしい」と頼みに行く。

王妃は、媛たちを集め、「王子たちを択賢で競い合わせる」と宣言する。そのころ、王子たちは全員拉致されある場所に運ばれていた。王のもとで、体力、知力を賭けた争いが始まる。


ちょこっと感想

王様の苦悩が切ないー。。。ずっと、「兄を殺して付いた王座」「大臣たちに操られ付いた王座」という劣等感を抱えたまま、20年生きてきたんですね。

実力も資質もある、真っすぐな王なのに、可哀そうすぎる。母の大妃も我が子のために鬼になったのですね。そこまでしないとダメなんでしょうか。

そんな王を「素敵」と呼んで支え続ける王妃ファリョン、かっこよすぎませんか?!ほかの媛たちはなよなよして可愛くちょこっと気が利いたり頭がいいだけで、王様のことを本当に理解して愛しているとは言い難く。王妃ファリョンは、王様のことを愛して支えたいと思っている真のパートナーな気がします。それを、王様も理解しているからこそ、王妃を潰したくないと頑張るんでしょうね。人間味溢れた、王様、すてき。その分、苦労しちゃうけど、庶民は応援したい!

クォンとトジの関係、何か裏があるんでしょうか。。。謎ですね。

択賢、始まりましたねー!意外とムアン、頑張ってますよね。ポゴムの真意は?

そして、次回の予告で、ソンナムが誰かに矢で狙われてけがをした様子?誰が?!

いつまでたっても、王妃の心が休まりません。がんばれファリョン!!



第8話

突飛な競争方法に懸念や不満を言い合い、虎視眈々と王妃や世子の地位を狙う媛たち。

次々と課題をクリアした王子たち。次の課題は、政治に異を唱え、宮廷を去った臣下ソ・ハムドクらの行方を探すことだった。競い合いの課題に異を唱える重臣たちだったが、王妃ファリョンは王の考えを理解していた。王妃に「生涯の友」と語りかける王は、かつての親友パク・ギョンウを懐かしむ。王妃は、競い合いが過熱し、王子たちに危害が及ばないか懸念していた。

それぞれ探し始める、気難しいポゴム、危険なウィソン、厚かましいムアン、大胆なケソン、とらえどころのないソンナム、小心者のシムソ、競い合いに興味のないまだまだ子供なナミョンとホドンたち。ポゴムは、偶然出会ったチョンハに「探している男は兄のソンナムだ」と話す。

領儀政はファンとウィソンを、大妃はテ、ポゴム親子を支援し始める。ファンは、キムとチェに言い含め、ヨンミンとファピョンを棄権させる。王妃ファリョンは、媛たちを中宮殿に集め閉じ込めて、「心を静めるために」と刺繡を促す。そのころ、コはシムソにソ・ハムドクの情報を密かに与えていた。

大君に刺客が放たれる。刺客盗賊に襲われたソンナムだったが、密かに警護していた者に救われる。近道をしたシムソは、山賊に馬を奪われ立ち往生する。

ムアンは、馴染みの芸子チョウォルが妓生になると聞いてショックを受ける。

パク・ギョンウを探すポゴム。行く手を阻まれるソンナム。一足先にパクを見つけたポゴムは、戸曹判書の王命を下すが、パクは断る。ソ・ハムドクには御営大将の命が下され、王宮では重臣たちがその命らに対して不満を述べていた。

王イ・ホは、ソンナムが襲われたことに激怒し、領儀政を詰問する。が、領儀政は、テイン毒殺の現場をただ見ていたイ・ホを暗に脅す。競技中に暗殺未遂事件を捜査しないことに決めた王を、王妃はなじる。

ソンナムは、命を懸けて、パクを翻意させようとする。チョンハは、ソンナムを追っていき、無事に出会う。

 

王妃は、媛たちに刺客事件を打ち明け、様子をうかがう。そして黒幕に、領儀政とファンがいることを突き止め、証拠を探り始める。逃げた刺客を見つけた王妃ファリョンは、「脅すだけ」と仕事を依頼した領儀政のあとに、「必殺」を追加した女人がいたことを突き止める。その女人は、カエルの髪飾りとシャクヤクの香りがしていたという。その女人は、大妃の尚宮だった。

王妃は、毒草を持参し、暗殺の黒幕である大妃に大君暗殺計画を止めるよう脅す。


ちょこっと感想

王と王妃の、「生涯の友」という厚い信頼関係。国の未来を見据えた賢い王ですが、自分の出自、兄であるテイン世子を見殺しにして王になれた経緯が、いつまでも心に暗い影を落としているんですね。あー、、切ない。後悔しても過去は変えられない。だからこそ、これからいい世の中にして、自分もいい王になろうとしているのに、足を引っ張る大妃や重臣たちがいるー!王様イ・ホは、人間味溢れた、いい王様なんですよね。。

暗殺未遂、領儀政&ファン親子の仕業だと思ってましたが、もうひとひねり、まさかの大妃が黒幕だったとは、びっくりです。自分の孫なのに。。結局、自分の言うことを聞く孫が一番、つまりポゴム君が一番、ってことですよね?ウィソン君も自分の意のままにならないし。ファンと違って、ポゴムの母親であるテも扱いやすいし。いや、怖いわ、大妃。

何とか暗殺免れたソンナム、ユンの娘チョンハと再会ー!チョンハ、お嬢様なのに、一人で田舎に行ったら危ないでしょ。男のシムソも盗賊に遭って身ぐるみはがされたし。お転婆にもほどがある。これから二人の恋模様はどうなるのか?ユン兵曹判書の娘だし、今後ユンが娘にほだされて、領儀政側から王妃側に寝返りそうですよね?

ポゴム君、真面目でいい人かと思ったら、意外に黒い?大妃にすり寄るし、崖に落ちたソンナム助けないし、ソンナムの事情考えずに行動するし。共感性が欠如してる気がするのは気のせい?

わが子を守るために、知力を尽くして奔走する王妃、本当に大好き!次回、領儀政と手を組む王妃?まさかねー。。



第9話

大妃は、王妃ファリョンの大君たちが世子になるのを阻止し、他の王子を擁立することを改めて心に誓う。王は、領儀政ばかりか自分の母である大妃までもが、ソンナム大君を殺そうとしたことを知り、ショックを受ける。責任を追及したい王だったが、ファリョンは「競い合いに支障が出る。次に何かあったら黙っていない」と王を止める。王は、大妃を詰問するが、大妃は「王妃に毒薬天南星を渡され殺されそうになった。ソンナムがどのように生まれたか知っているはずだ」と寝込みながら訴える。母の仮病を見抜いた王は「母に逃げ道を与えてしまった」と王妃を諫める。

王妃ファリョンは、大妃が誰の後ろ盾になっているのか、探ろうとする。テを呼びつけ揺さぶりをかける王妃。

盗賊の副頭領の行方を探す領儀政のもとを、王妃ファリョンが訪ねる。「副頭領は自分が捕まえていること、大妃がソンナムを殺す指令を出したこと、それを領儀政に擦り付けようとしたこと、大妃はポゴム君を推していること」を伝えるファリョン。

 

ソンナムとポゴム、チョンハは、パク・ギョンウと生活し、様子をうかがっていた。ソンナムの欲しい算額を探し奔走するチョンハを気遣うソンナム。ソンナムは、貧しい少女に算額を与えようとしていた。

ソ・ハムドクを探すウィソンとケソン。僧侶となり、「ヘアム和尚」と名を変えたハムドクの寺を密かに訪ねたケソンは、経典に紛れた兵法書や王宮の地図を発見してしまう。

 

疑心暗鬼になり、大妃のもとを訪ねた領儀政とファン親子。しかし、そこには既にテがいた。テは大妃からある秘密を打ち明けられ驚く。大妃の真意を探るファン、火花を散らす大妃と領儀政。

王妃ファリョンは、大妃側の兵曹判書を訪ね、「誰が世子になるのを望んでいるか」と聞く。ユン一族の生き残りである兵曹判書に中立を保つよう警告するファリョン。

 

テは、大妃から教えられた秘密を、密かに民衆にばらまく。

妓楼のチョウォルのもとにやってきて、好意を伝えるムアン。

 

ボロボロになり宮中に戻ったシムソを追い返し、飾りを渡し、競争に戻れと叱咤するコ。行き倒れていたシムソを見つけたファリョンは、食事を与え慰労する。シムソは「母がくれた初めての贈り物」と飾エイを握りしめていたが、知らせを受けてやってきたコは、「一族の恥。生まなければよかった。死んでほしい」とシムソに言い放つ。怒りが収まらないコは、ケソンの部屋に密かに入り込み、ケソンの女装の秘密を盗み出す。そして、ケソン女装の絵をファンに見せ「ケソンは男の皮を被った女人。王室の名誉を傷つけた。大妃も秘密を知っている。ファンが王妃になったら、ファリョンから血の涙を流させてほしい」と怒りに燃えて話す。

シムソが自殺を図るが、王妃ファリョンの機転で一命をとりとめる。駆け付けたコに、ファリョンは「子の過ちを叱れる母親になってほしい。シムソは叱られても立ち直れる子になってほしい。己を責めるな」と優しく冷静に諭し、シムソが握っていた飾りを渡す。

目が覚めたシムソを酒に誘い、お酒が漏れる不思議な杯を見せ「完璧な者などいない。己が満足ならば、幸せに生きられる」と話すファリョン。自分の意気地がないことを気に病むシムソに「お前も嫌なことは無理にやらず、突っぱねて、時に意地も張れ。それでこそ気も休まる」と処世訓を話し、勇気づける。競争から脱落したシムソを優しく見守るコ。

 

ケソンは、ヘアム和尚を見つけ、「御営大将に任ずる」と王命を下す。そして、王宮図と兵法書の理由を問いただす。が。その時、人殺しの罪でヘアムが捕らえられてしまう。それはウィソンが仕組んだ濡れ衣だった。ウィソンは「王命を受けるなら命を助けてやる」とヘアムを脅す。

ケソンは、ヘアムの地図を見て、武器庫を見つける。

クォンとトジは、ヘアムの牢にやってくる。「クォンは昔、ファンの医師だったこと、またクォンがファンの推薦で世子の担当になったこと」を知る王妃ファリョン。

ちょこっと感想

王妃ファリョンの賢明さ、優しさ、思慮深さ、懐の深さが炸裂する回です!!!今回も名言満載!!!

自分の息子に対して「死ね」と言ってしまったコを、優しく「間違いはある」と諭す王妃。

自殺未遂をしてしまった真面目なシムソを「完璧な者などいない。嫌なことは嫌だと言って自分の幸せな道を進め」と勇気づける王妃。

もう、こんなこと言われたら「王妃様ー!!!一生付いていきます!!!!( ;∀;)!!!」となっちゃいそう。子育てしている人には、受験生を抱えている母親にとっては、「あああ、、ごめんなさい、我が子よ。。。」とめちゃめちゃ心に響くのではないでしょうか。

子どもにとっては、母親父親は自分の世界を作るもの。唯一無二です。その母親に自分の存在を否定されてしまったら、足元が瓦解したような気持になるでしょう。

そこまでじゃなくても、母親から言われた何気ない一言って、意外に子どもは覚えているんですよね。私も昔に幼い子供たちに言った言葉(私は忘れている)を今になって「ママにこんなこと言われたことがある」とねちねち?言われたりします。

シムソ君とコ、言ってしまったこと、やってしまったことはもう取り消せないけど、これを機会に、お互いとても大事な存在であることを再確認できたようですよね。ファリョンのおかげで、親子の絆がきちんと結びなおせそうでよかったです。

 

コ、よりによってファンのもとにケソンの秘密を持っていくなんて!!!(怒)これは今後どういうことになるのでしょうか。。。コ、早めにファリョンに許しを請いて善後策立てなくてはー!怒りに任せて、衝動的に行動しちゃいけませんね。

 

ウィソンとケソンですが、ウィソン、あくどさが過ぎますね。全く、こんな人を世子とか王にならせたらいかん。恐怖政治になります。ウィソン、飄々としてますが、意外に賢い?でも、あまりに素直でいい子過ぎて、利用されちゃいそうですよね。。

 

そして、まさかの、クォン、トジ、ヘアムの繋がり!!どういうこと?

私、ヘアム和尚役の人、密かに好きなんです♡(なんで密かとか、私の好みはどうでもいいんですけど)頭が切れる軍人、王や王妃の味方であってほしいですよね。ほんといい人であってほしいー。

王妃ファリョン、心が安らぐ暇がない。。。



第10話

ファンに、クォン医師の行方を尋ねる王妃ファリョン。

ヘアム和尚(ソ・ハムドク)は、クォンやトジに地図を奪われてしまったこと、御営大将の王命を受けたことを打ち明け相談する。ヘアム和尚(ソ・ハムドク)は、ウィソンの言うことを聞く代わりに条件を出す。ケソンは、「ハムドクが謀反を企てている」と王宮に連れていくことを阻止しようとするが、ウィソンは先に領儀政に使いを出してしまう。その使いは、ハムドクに出された条件「同行したもう一人の御史(ケソン)を殺してほしい」と「ハムドクを罠にかけるため村民を殺したこと」を伝えていた。それを聞いたファンは、ウィソンの罪をケソンに擦り付けて、そのうえでケソン殺害にを企てる。

 

競い合いをしているはずのムアンが漢城にいると聞いて急行するファリョン。そこではムアンとチョウォルが寝ていた。「競い合いから降りて、チョウォルを側妻に迎えたい」と言い出すムアンに怒りを募らせるファリョン。チョウォルの身を案じて別れを切り出すファリョンだったが、チョウォルは「男女身分関係なく平等をうたったのは王妃では」と言われ、両班に辱められた下賤の女、そういう女性たちを救うために作った恵月閣のことを思い出す。チョウォルは、その恵月閣を作るきっかけとなった下賤の女の子どもだった。不思議な因縁を感じるファリョン。

 

ソンナムとポゴムは、パク・ギョンウが島民の利益を奪い蓄財をしているのではないかと疑い、密かに部屋を物色しているところをギョンウに見つかって追い出されてしまう。二人は、ギョンウを王宮に連れていくのではなく、彼のやっていることを確認しようと誓い合う。ギョンウは、着服した金で村民の仮受けた穀物の返納を行い、村民のための組合を作り、民の生活を助けてあげていた。「村民の自立した生活基盤を作ったことが分かった今、一緒に王宮に行き今度は国民のために助けてほしい」と頼み説得に成功した二人。実は、パク・ギョンウは密かに王から手紙をもらい「世子の候補二人を見極めてほしい。支えになってほしい」と言われていたのだった。

 

王と王妃ファリョンは、大臣らの反発を乗り越えて択賢を行うことを確かめ合う。が、そのころ、「ソンナムが王の子どもではない」という噂が流れていた。かつて大妃によってソンナムと引き離された過去を思い出す王妃。

 

王宮に急行するケソンだったが、ファンの部下に襲われ捕らえられる。ファンは、王にケソンの秘密を話す。ファンは、ケソンが自身の秘密を苦にして自殺したと見せかける作戦だった。ファンは、コにケソンの女装姿の絵を見せるよう迫る。が、そこにファリョンがやってくる。絶体絶命かと思われたが、コが渡した絵は、ケソンの姿ではなくトラの絵だった。シムソを助けてくれたファリョンに恩義を感じたコは、ファンに秘密を打ち明けてしまったことを悔いて、ファンとの密会を打ち明けていた。ケソンの身を案じたファリョンは、殺されそうになったケソンも無事に救い出す。秘密を知られてしまったケソンは、競い合いから脱落することに。

 

ハムドクを連れ帰ったウィソン。すでにハムドクが逆賊だと知っていた王は、得意満面なウィソンを「いくら王命であっても連れてくる前に捕らえるべきだった」と諫める。

ハムドクが捕らえられたことを知った、クォン医師のとトジは、身の危険を感じて動き出す。

 

王妃ファリョンは、媛たちを招集し、「ケソンを誹謗した罪」でファンの階級を一番低い淑媛に下げる決定を下す。屈辱で怒りに燃え、ウィソンを世子にする決意を新たにするファン。

ケソンの遺書は、大妃のナム尚宮の筆跡で書かれていた。「偽造だ」と主張するナムを詰問するファリョン。そこに大妃がやってくる。実は遺書は、大妃を陥れるためファリョンが差し替え、偽造したものだった。「大妃がソンナム殺害を領儀政に擦り付けようとした代わりにしただけだ」、と大妃に言い放つファリョン。ファリョンは大妃にある提案をする。

 

ソンナム、ポゴム、ウィソンの3人が最終候補になった。王は、大臣たちに「択賢最終審査を、成均館の儒生が行う」と宣言する。反発する大臣たちだったが、王は事前に領儀政を丸め込んでおり、宣言通り行うことに。既得権や政治色に捉われぬ者に選んでほしいという王の願いだった。大臣たちの影響を受けないよう、閉じ込められる儒生たち。

ちょこっと感想

択賢、最初から王様の意のままになっていた件!命に危機に関わる事件はありましたが。

もともとギョンウと王様は仲良しで通じており、世子見極めに呼ばれたわけですね。そして、ハムドクの悪だくみも知っていた?でもクォンとトジのことは知らない様子。クォンがどんどんしたたかで悪い顔になって来ている。。前の回でクォンかわいそうと思った私、見事に騙されましたわ。今後、大きな火種になりそうな、王宮が襲われそうな予感ですね。

ケソン大君、賢くいい子でしたが、このままひっそり暮らすことになってしまうのでしょうか。政治表舞台から消えてしまうのは勿体ない才能、正確ですよね。兄のソンナムが世子、王になったら、よき片腕となりそう。昔の韓国、男色や女装は公はともかく、ひっそりと、、でもダメだったのかな。。

領儀政の娘ファン、父親をしのぐ悪党になってきましたね。その息子ウィソンも、輪をかけて自分の欲のためなら血も涙もない仕打ちの数々。こういうとこ、王様は見抜いていそうですが、、、実際どうなんでしょうか。

王妃ファリョン、大妃を罠に仕掛けようとするとは、やはり凄腕王妃。次回、ソンナムが脱落の危機?!がんばれ、ファリョン!!



第11話

最終候補となった3人の王子を慰労する王。王は、次の試験は王の資質を問う「策間」だと告げる。ソンナム、ウィソン、ポゴムはそれぞれ王に直言。ソンナムの意見に聞き入る王。それを聞いた王の意見が、追加資料として儒生たちに渡される。

ポゴム推しの大妃は、史曹判書、史曹正郎を使い、中立を貫く儒生の親に賄賂や官職登用をチラつかせて自分の側に抱き込もうとする。それを聞いて焦った領儀政は、大妃側の人間の切り崩しを図り、史曹正郎を脅す。

王妃は、大妃と領儀政の争いは自分に有利になるととりあえず静観していた。が、ポゴムを勝たせたい大妃とテは、儒生たちにあることを知らせる。それは学生時代ウィソンが暴力を働いていた記録だった。ウィソン有利だったが形勢が逆転してしまい、領儀政とファンは許しを請いウィソンを推してくれるよう頼みに行く。

大妃に呼ばれらテとポゴムは、大妃から「脱落せよ」と命令される。テは必死に抵抗するが「母が卑しい身分なのに世子になれると思ったのか」と言い放ち、ポゴムは競争から下りることに。領儀政とファンは、今後の権力をすべて大妃に捧げると忠誠を示していた。

儒生を抱き込みポゴムを落としたやり方を見過ごせなくなった王妃。「不正があった証を見つけた」と王に報告し、王妃は会場入りする。王妃は、食べ物や道具に不正の証拠を見つけ、この国を将来率いていく儒生たちの信念を問う。そして「この件は追及しないが、今回がそなたたちを守れる最後の機会」と言って不正の証拠を燃やす。その意気に感嘆した儒生たち。

儒生たちとソンナム、ウィソンの対話と評価が始まる。

ポゴムを呼び、「誹謗中傷をしたテを罰する」と告げた王妃。侍女に格下げされたテは、中宮殿の掃除や繕い物をするうちに疲れて王妃の座布団で寝てしまう。テを叱らず、「親は己が先を歩くのではなく、己が歩んだ道を教えるべきだ」と王子を育てる母としての心構えを説く王妃ファリョン。ファリョンは、ポゴムに「身分の壁があったのではない。誤ちを犯さなかったのが省みてほしい。目的ばかり追うものは利用されやすい。王は権力は持つが一人では全てをこなせない。王を支える存在になってほしい」と話していた。ポゴムは「母を罰しないでほしい。すべては自分の欲から始まった」と懇願していた。そんな気丈なポゴムを、ファリョンは「つらい時はつらいと言ってよい」と労わっていた。昭容の位に戻ったテは、ポゴムに謝り抱きしめ、ポゴムは子供のように声を出して泣く。テに寛大な王妃は、テの笑顔に癒されていた。

ポゴム親子を利用し、より強力な権力を手に入れた大妃。ウィソンを世子にして、自分の手駒である兵曹判書ユンの娘チョンハを世子嬪にしようと目論んでいた。

儒生たちの評価結果が出た。それが王によって発表される前に、領儀政と重臣たちが「ソンナム大君が王の子ではないという噂が出ている。真相を明らかにするべきだ」と言い出す。医師のもと、合血法で、王、王妃、ソンナムの親子真偽をすることになる。が、領儀政とファンは、蝮の毒を使用して偽ろうとしていた。王妃は「混ざりものがあるかも」と領儀政とファンの血で再度確認させ、この方法が万全ではないことを証明して見せる。そして代わりに、大妃に各王子に王と同じ耳の特徴があるか確認してもらうことに。密かに狼狽するファン。王の子であることが立証され、ソンナム大君の不幸な生い立ちを語り、ソンナムに謝罪する王妃ファリョン。

競い合いでの結果、ソンナム大君が世子に選ばれる。悔しがる領儀政とファンに、ウィソンは、ハムドクとクォンを使い、ソンナムを引きずり下ろす策を企て始める。

王妃ファリョンは、亡き世子に思いを馳せ、ソンナムを迎え入れるため、東宮殿を整えさせる。

ちょこっと感想

ソンナム大君、無事に世子になりましたー!!!!歓喜!!!かっこいーが過ぎます♡!!!!

それにしても、大妃やら、領儀政とファンやらの様々な悪だくみを見抜いて、次々に策を講じる大妃ファリョン。あなたはすべてを見通す神なのですか???偉大過ぎまする。。

「親は己が先を歩くのではなく、己が歩んだ道を教えるべきだ」

「目的ばかり追うものは利用されやすい」

名言の数々。「はっ」と心に響きますよねー。ファリョン、現代なら迷える親子を導く名カウンセラー(人気過ぎて予約困難、テレビで引っ張りだこ)になりそう。近くにいて、私たちを支えてほしい✨。

ファリョンは、子どもを守り、支え、厳しくも正しい道へ導く、最高の導師です。王も、王子たちも、媛も、儒生たちも、信頼する王妃。

領儀政とファン、ウィソンが、懲りずに何やら悪だくみしてますが、頑張れ、ファリョン!ソンナム!

ところで、大妃がウィソンの耳を触った時に怪訝な表情になり、ファンが脂汗書いていたように見えましたが、、、、、ま、まさか、ウィソンはファンが密通した子供なの?ま、まさか、クォンの子どもじゃないですよね?・・?

まさかねー。。。。。



第12話

「師、王、民に仕えねばならない」と、ソンナムに世子としての心構えを説き、膝当てを送り労り、叱咤激励する王妃ファリョン。世子ソンナムに対峙したウィソンは、屈辱を覚える。ウィソンは王宮を出ることになっていた。

王は、パク・ギョンウの求めに従い、戸曹判書の地位とともに書筵官の地位を与える。書筵官とは、世子の教育をする役だった。

 

世子は、儒生たちや大臣たちの、歓迎会を称する苛烈な質問の場に参加する。

世子嬪を決めるため、禁婚令が発令される。大妃は、ある3人を候補に挙げていた。大妃側の女子を世子嬪にするわけにはいかないと、コやテも使い、自身も選び始める王妃ファリョン。

そんな時、ファリョンは、道端で果敢に離縁された女人を助ける両班の娘を見つける。正義感のある女性だと感心し、声をかけたファリョンは、彼女が兵曹判書の長女チョンハだと知る。

大妃は、兵曹判書の家を訪ね、次女と3女の検分をする。一方、王妃ファリョンは、長女チョンハに男性の権利「七去之悪」に対する女性の権利「三不去」について説き、世子嬪の可能性を聞いていた。「心に決めた人がいる」と返したチョンハだったが、ファリョンから世子がソンナムだと知って喜び、世子嬪候補に立候補することに。コやテは、大妃側の兵曹判書の娘であることを案じるが、ファリョンには考えがあった。

大妃も、長女チョンハを面接し、チョンハを利用しようと考える。

ソンナムとチョンハは、島で交わした会話を思い出し、おそろいの貝殻を手にお互いを密かに思っていた。

ムアンはチョウォルと、詩を楽しむ仲、知音としてともになっていた。が、突然チョウォルが姿を消す。

王妃ファリョンは、クォンが漢城に戻っていることを知らされる。クォンを追尾し、誰と会っているのか捜査するファリョン。

トジとクォンは、ハムドクに「救い出してやる」と騙して毒を渡し、殺す。

ハムドクの死を知った王は、廃妃ユンの動きを探るよう命じる。

「亡き世子の死の真相を明かせるのはクォンだけ」という王妃ファリョン。

その時、クォンはファンと密会していた。ファンとクォンはお互いに協力し合う。

大妃が選んだ世子嬪候補に入ったチョンハ。大妃は「世子に最悪な花嫁を送らねば」とほくそ笑む。大妃が選んだ娘に反対するファリョン。候補者に質問していく大妃と王妃。「三不去」について尋ねられたチョンハは見事に答え、世子嬪に選ばれる。

実は、王妃ファリョンは、密かに兵曹判書を訪ね、「弱者に寄り添う資質のある、最も優れているチョンハを世子嬪にしたい。大妃のようにチョンハを犠牲にしない。守り抜く。世子の盾となってほしい。私は世子嬪の盾になる」と告げていた。

王妃ファリョンは、勉強が苦手なチョンハのために、要約書を渡すなど、陰になり日向になり力になっていた。

世子の婚礼の日。世子ソンナムは、チョンハの「再会したら、運命」という言葉を思い出すが、大妃側の兵曹判書の娘という危惧があり、床入りを拒む。

そんな時、チョウォルが「子供の父を探しに来た」とムアンを訪ね、王宮にやって来る。

ちょこっと感想

世子&世子嬪決定回!!

なんですが、いろいろ動きましたねー。

無邪気で可愛いチョンハ♡婚礼で床入り、やったあ~!と思ったら、世子ソンナムの冷たい仕打ち(´;ω;`)ウゥゥ。ソンナムの誤解はいつ解けるんでしょうか?早く解いてあげないと可哀そうー。ファリョン、何とかしてあげてー。

 

私の好きな役者さんハムドク、クォンによってあっさり殺されちゃいました。

クォン、何者?ファンと恋仲?

クォン、ファンとため口なんですよね。王の媛であるファンに偉そうな口を利いていて、どういう出自なのか?と疑問に思いました。もしかして。没落した貴族の出身とか?幼馴染で元婚約者とか?だとしたら領儀政も知っているはずですよね。大妃恨んでいる廃妃ユンの家系とか?でもそんな危ない人を領儀政が信用するかどうか。。。。でも、今後の展開のキーマンの一人であることは間違いなさそうです。ファンが恋するような、もしかしたらウィソンの父かもしれない人には見えないんだけどなあ。。。

チョウォル出産!

ま。まさかムアンの子?失踪したのは、出産のため?王妃ファリョン、世子選び、世子嬪選びが終わり、ほっとしたのもつかの間。お疲れ様です。。。どうなるんでしょうか。

 

一難去ってまた一難。。



第13話

世子嬪が、ユン・チョンハと知った世子ソンナムは、冷たくあしらう。チョンハは「なぜ避けるの?房中術を知らないのかも?」と想像する。翌朝、世子ソンナムに昨夜のことを尋ねるが無視されるチョンハ。宮廷に「初夜に世子嬪を捨てた世子」の噂が広まってしまう。

ムアン大君の婚外子を「引き取ってほしい」と言い残して去ったチョウォル。安易に「自分の子どもとして育てたい」というムアン。王妃ファリョンは「その子は一生婚外子と言われるぞ」と覚悟を聞き警告し、ムアンに赤子を渡す。寝不足になるムアン。トイレにも行けず一晩で音を上げる。

王妃ファリョンのもとを訪ね「血筋を継承するのが世子嬪の務め。宮廷では親は世子に房中術を教えるべきでは」と話すチョンハ。

 

本来、貧民を救うための義倉が高利貸しの温床になっていると知った王は、世子に義倉の改革を任せようと提案する。反対する領儀政、賛成する兵曹判書、戸曹判書。

赤子を寝かしつける秘訣を「時が来るまで待つ。泣き止むまで抱いてやる」と話すファリョン。「母なしで育つのは不憫」と落ち込むムアン。

王妃ファリョンに呼ばれた世子。「お前を慕って宮殿に上がった娘。私が選んだ。守ってあげてほしい」と話す。世子は納得し、書庫で発見した亡き世子の病床日誌の一部を見せる。そこには、亡き世子の字で、クォンの鍼治療によって吐血し悪化する病状が記されていた。亡き世子の死は、クォンやその黒幕によって仕組まれたものと確信する王妃ファリョン。

 

クォンとトジは、ウィソンと密会し、「今の王を殺す謀反に加担したら、ウィソンを世子にする。前の世子を殺したのは私だ」と話す。

王妃ファリョンは、クォンを内医院の医官に復帰させる。領儀政とファンは、クォンが宮廷にいるのを見て驚愕する。ファリョンは「亡き世子は毒殺された。いかに何故死んだのか、ともに明らかにしよう」とクォンに呼びかける。

世子の着替え中にうっかり部屋に入ってしまった世子嬪。お互いドキドキしてしまう。

ムアンに会いに行ったケソンとイリョンは、赤子の存在を知ってしまう。「妹が欲しかった」と可愛がるケソン達。赤子はアラと名付けられる。乳母のもとで授乳される赤子。

王妃ファリョンは、元医女が持っていた、廃妃の息子で死んだ世子テインの医官だった亡きユ・サンウク医官が書いた処方箋を調べる。本来の治療には使わない薬剤の名前が、ソンナムが接触した外部医師と同じ筆跡で書かれているのを発見したファリョン。ファリョンは、世子ソンナムに「トジとはどんな人物か」と尋ねる。行方不明のトジを探し出そうと決心するファリョン。

クォンは、毒薬をファンから密かに受け取る。

ファリョンは、クォンに「ユ・サンウクが都で目撃された。世子の死も明らかになるだろう」と話す。

ウィソンから「王イ・ホ暗殺計画」を聞き、「連中が擁立したいのは、亡きテイン王子の弟イクヒョン。あの兄弟を殺し、現在の王を立てたのは自分」と反対する領儀政。が、ウィソンは「イクヒョンは死ぬ。自分は王座を狙う」と宣言する。

ムアンは、「アラの具合が悪い」とファリョンのもとに駆け込む。たいしたことはないと宥めるファリョンに、ムアンは「アラのためにもチョウォルを探してほしい」と頼む。そこに乳母が現れる。それはチョウォルだった。王妃ファリョンは、一時期ソンナムを手放したことを後悔した経験から、何とかチョウォルが一緒に暮らせるようにと策を練っていたのだった。感謝するムアンとチョウォル。

 

トジ(サンウク)を見つけた世子ソンナム。「ユ・サンウク医官だろう?世子テイン死去後、姿を消したのはなぜだ」と問い、亡き兄である世子の死体検分書を見せる。サンウクは「何の毒かわからないが、テインが毒殺された様子と同じだ」と話す。「兄とテインは同じ毒殺だったのか。しかし証拠がない」というソンナムに「自分が先王とともにテインの死体検分を行った」と申し出る。が、それは、サンウクの罠だった。サンウクは、クォンに「自分が囮になって捕まる。王妃にテインの死因を探らせる。秘密を探り出す」と計画を打ち明けていた。

王妃ファリョンとソンナムは、クォンとサンウクが繋がっていることを見抜き、ソンナムは「先王の日記に死体検分のことが書かれているのでは」と思いつく。が、その日記は、厳重に保管されていた。

 

大妃に面会したファン。ファンが毒をもったのを見抜き、「ウィソンの本当の父親は誰だ?」と尋問する。

廃妃に会いに行ったクォン。クォンは廃妃に「母上」と呼びかける。涙する廃妃。

 

ちょこっと感想

なななな、なんですってー!!!

クォンが、廃妃の息子?ウィソンの父親?!

ってことは、クォン、王子だったのですか!!?あのヒョロヒョロした男が!!(スゴイシツレイ。。)

ファンが、浮気した相手がクォンだろう、、ウィソンの父親がクォンだろう、、とは想像できましたが。

凄い、想像の斜め上の展開。

ってことは、亡き世子を暗殺したのは、テイン世子の弟だったってことですか!!!そんな身分を偽って、宮廷に入り込める?

ファンが企んだんだろうなと想像できますが、これって領儀政も知らないのでは?だって、自分がテイン暗殺に加担したわけで、廃妃にもしちゃったわけで、、、入り組んできましたね。

もはやだれが味方で、敵なのか、わけわからない。。。。

 

ムアンの赤子、チョウォルの姿にほっこり♡

ソンナムに恋するチョンハのいじらしく可愛い姿にほっこり♡

 

王妃ファリョン、この難しく入り組んだ事態にどう対処するの?



第14話

廃妃の大君イクヒョンは、クォンと名を変え、サンウクの息子と入れ替わっていた。代わりに、サンウクの息子スンソンが、廃妃の息子に身をやつしていたのだった。

大妃にウィソンの実の父を尋ねられたファンは、「王に決まっている」と答える。大妃は、「ファンの苦しみを見るため、ウィソンはたやすく殺さない。ウィソンの実の父を探せ」と尚宮に命じる。

「テイン世子と亡き世子の死因について調べてほしい」という王妃ファリョンに、「自身の王位の正当性が絡む」と拒否する王。王妃とソンナム世子は、破られ廃棄された公式の文書の代わりに、当時の史官の私的文書家蔵史草を探し始める。その史官とは、パク・ギョンウの父だった。

王は、パク・ギョンウを呼び、「家蔵史草を読んだから自分のもとを去ったのか」と尋ねる。

王妃ファリョンは、クォンに「テインの死因の資料が見つからなかったので諦める。代わりに世子を死に至らしめた毒を探してくれ」と告げる。クォンとサンウク(トジ)は、領儀政がテイン世子の検案書を持っているのではないかと考える。

王暗殺をウィソンから持ち掛けられた領儀政は、ファンに止めるよう言いに行く。が、「ウィソンは王の子ではない。大妃もそのことを気付いた」と聞かされ、衝撃を受ける。

王妃ファリョンは、パク・ギョンウを呼び出し、家蔵史草の存在、それを守ろうと急死したパクの父について話をする。「真実を知りたい」という王妃に、ギョンウは「王妃に関わる人の受け入れがたい真実がある。その内容は秘密にしてほしい」と約束させる。家蔵史草には、テインの死が毒殺でそれを先王や現王が知っていたことが書かれていた。ショックを受ける王妃ファリョン。

ファリョンとソンナムは、「クォンが廃妃一派と関係があること」「イクヒョンの存在」「現王の暗殺可能性」「クォンがファンを利用した可能性」について話し合う。

領儀政のもとを訪ねたウィソンとサンウク(トジ)。殺したはずのサンウクが現れ、クォンがヨンウォン大君イクヒョンだと知り、驚愕する。そして、イクヒョンがウィソンの父であると確信する。サンウクは、「テイン世子の検案書を領儀政が持っているのでは」と聞くが、領儀政がは「大妃のために動いたサンウクのかつての助手チョ・グギョンが持っているはずだ」と話す。

大妃は、なかなか床入りしない世子と世子嬪に業を煮やし、世子嬪が情報収集のためにムアン弟たちに会っているのを知り「世子が火者(生殖能力がない)」「世子嬪がムアンの部屋に出入りしている」と悪い噂を流す。

王妃ファリョンは世子と世子嬪に保母尚宮を引き合わせる。世子の精力と性的知識を高め、世子嬪を磨き上げる保母尚宮。そして無事に床入りの日を迎えた二人。それを聞いてほっとする王妃、次なる追い出す計画をしだす大妃。が、実は、二人は真の初夜を迎えてはいなかった。

ウィソンの実父が、かつてファンを診察していたクォン医師だと確信した大妃。

クォンは、王妃に様々な毒を持ってきて見せる。ファリョンは、塩水を使った毒だと気が付く。そして、クォンには母がいないことなど様々なことが符合し始め、廃妃の息子イクヒョンがクォンだと気が付き、廃妃に確かめに行く。

そのころクォンは、チョ・グギョンを塩水毒で襲い、自分がテインの弟ヨンウォン大君と明かし、テインの検案書を出すよう脅し殺す。検案書を内医院の床下に隠したことを知り、探しに行ったクォン。しかし、そこには王妃ファリョンが待ち構えていた。「テイン世子の検案書を探しているのか?誰が息子を殺したのか分かった。イクヒョン」と声をかけるファリョン。

ちょこっと感想

クォンがどんどん正体を現してきましたー!!まさか、入れ替わって医官として王宮に入り込んだとは思わなかった。命がけでこんな何十年にも渡って復讐しようと思うとは、、、

そして、領儀政を凌ぐ悪い顔を曝け出してきたファンとウィソン。「親は子を正すものだ」とか、どの顔をして言ってるのよ、領儀政!と思いました。

ファンは、いつからクォンが廃妃の息子だと知ってたんでしょうね?クォンはファンを誑し込んで自分の味方に引き入れた、ってことですよね?自分が王になれなくても、将来的にウィソンという駒を使って、再び廃妃の血を王にならしめることができる、、、という壮大な計画。ファン、恋は盲目、になっちゃったの?

 

そして、今回の清涼剤は、世子と世子嬪♡

無邪気で可愛い世子嬪、ますますファンになっちゃうー。床入りの勉強しっかりして、務めを果たそう!と意気軒高な世子嬪。いやらしくないとこが好感持てますねー。ムアンと違って、純朴、朴訥なソンナム。世子嬪チョンハの頑張りに期待♡。

 

王妃ファリョン、今回も八面六臂な大活躍でした!クォンと対峙したファリョン。次回どうなるんでしょうか?



第15話

兄の死の真相を探すために、宮廷に入ったというクォン(イクヒョン)。「なぜ我が息子世子を殺した?なぜ私の目の前で殺した?」と尋ねる王妃ファリョン。「私の母は4人の息子を亡くした。罪なき世子を殺したことは詫びるが、現王朝が王位を簒奪したことに起因するのはお忘れなきよう。当然すべき復讐をした」と答える。「復讐とは何の関係もない世子だった」という王妃ファリョンに「すべてを明らかにして取り戻す。これは始まりに過ぎない」とクォン(イクヒョン)。王妃ファリョンは、この報いは必ず受けさせると誓う。

王妃ファリョンは、王に「クォンが世子を殺めた」「クォンはヨンウォン大君イクヒョンだ」と話すが、王は「クォンは一介の医官だ」と認めず、テイン世子の検案書の在処を探ろうとする。

密かにウィソンの部屋に隠れるクォン(イクヒョン)。西村にいた一派は捕らえられる。クォンは「検案書を元に現王の正統性を問い、自分が王になり、ウィソンを世子にする」と持ち掛けるが、「検案書がなくてはどうしようもない」とにべもないウィソン。

検案書は王妃ファリョンが先んじて手に入れていた。ソンナム世子に相談する王妃。

王は牢にいるサンウクを訪ね、イクヒョンの居所を尋ねる。サンウクはテイン最後の日にあったことを尋ね、「あなたの野心がテインを殺した」と話す。反論する王に「歴史書には、あなたは王位を簒奪した反逆者と刻まれるだろう」と言い放つ。王はクォン暗殺の命を出す。それを知った王妃ファリョンは、大妃を訪ね、「クォンがイクヒョンだ。世子を殺したクォンは次にテインを殺めたものを狙うはずだ。テインの検案書を公表する。ただし、王より先にクォンを生け捕りにすれば、検案書を大妃に渡す」と話す。

そんな時、世子嬪が懐妊したことがわかる。自分の手駒だった兵曹判書の立場が変わったことを悟った大妃。クォンがウィソンのもとにいることを知った大妃は一計を案じる。

クォンは、ウィソンに問われるまま「老母と息子がいる」「恋い慕った女人はほかの男と一緒になった」「夢は幼いころ暮らした家で、老母と息子と暮らすこと」と答える。

忙しい王妃ファリョンを気遣う、コとテ。

ソンナムは、亡き世子の息子を訪ね、宮廷に戻す約束をする。

懐妊したはずのチョンハが、宮廷を走り回り、「懐妊は嘘なのでは?」と噂が流れる。再度診察した結果、世子嬪懐妊は誤診と分かる。そして、心臓の病を患っていることも判明し、大妃は激怒する。王妃ファリョンは、「世子嬪の性格を高く評価し、体を気遣う」と約束するが、大妃は「世子嬪の資質を問い、廃するよう王に進言する」と言い放つ。大妃は、検案書か世子嬪か選ぶよう王妃ファリョンに話す。実は、チョンハは妊娠していたが、大妃は医官に嘘を言うよう脅されていたのだった。チョンハは、大好きな世子の顔を見たくて、毎日走っていた。大妃は、密かに医官に、堕胎の薬を渡す。

王妃ファリョンは、大妃に検案書を渡す。王妃はパク・ギョンウに家蔵史草を渡すよう話す。が、家蔵史草は、すでに王に渡されていた。「公になれば宮中が乱れ民が困窮する」と大義のため、王に渡す決心を自らしたギョンウ。ファリョンは、廃妃を使ってクォンを探そうとする。

大妃は、領儀政に「ファンとウィソンの命を守りたいならば、クォンを引き渡せ」と迫る。殺されそうになったクォンは、領儀政に、自分がヨンウォン大君イクヒョンであることを明かし、兄を殺された復讐として領儀政を殺す。大妃のもとに向かったクォンだったが、大妃はいなかった。代わりにいたファンに「托卵するためにファンを利用した。領儀政を殺した」と話すクォン。そこにやってきたウィソンは、クォンを刺し殺す。「お前は私の息子で正当な後継ぎだ」とウィソンに話して息絶えるクォン。ショックを受け言葉を失うウィソン。ウィソンは、大妃に「謀反に加担した事実をもみ消してやるからイクヒョンであるクォンを殺せ」と言い含められていたのだった。

ちょこっと感想

イクヒョンなクォン、殺されちゃいましたねー。実の息子の手で。クォン、哀しい人生です。。。でも、そのクォンに翻弄されたファンも、哀れですね。そして、実の父を自分の手で殺めてしまったこと、祖母大妃に仕組まれたことを知ったウィソンの心中いかばかりか。可哀そうな一家です。

大妃、しぶといです!どこまで姦計、生き延びるやら。でも、領儀政もいなくなったし、兵曹判書も味方ではなくなったし、ファンももう使えないし、そろそろ力も尽きそう?

世子嬪が、大妃&医官の企みで、堕胎を企てられています!!!心臓も弱いのに。。無事に出産までこぎつけるのでしょうか?

今回は、緊迫した回で、ムアンたち他の王子は出てきませんでしたね。次回、あっという間に成長しそうです笑。



第16話 最終話 結末ラストは?

クォン(イクヒョン)の宮廷を揺るがす謀反に、ウィソンが関わっていたとの疑いで重臣たちはウィソンの弾劾を始め、頭を悩ます王。大妃は「イクヒョンの血筋ウィソンを殺せ」と王に迫る。「過去を伏せ、聖君として名を残せ」と助言するジョンウ。世子は「過去を明らかにせよ」と王に進言する。世子は「王が決断できるように、道を開いてあげてほしい」と王妃ファリョンに頼み、ファリョンも「苦悩する王が正しい道を歩めるよう助けたい」と約束する。

王妃ファリョンは、廃妃にイクヒョンの遺品を渡し、「イクヒョンの息子が生きている」とウィソンの存在を明かす。廃妃は「借りを返してほしい。イクヒョンの子を生かしてほしい」とファリョンに頼む。

ムアンは、チョウォルと赤子アラの存在を、大妃と王に知られてしまう。「チョウォルたちを守りたい」というムアン。王妃ファリョンは、側妻として迎えられるか王に考慮してほしいと頼む。

大妃の企みにより、流産させられようとしていたチョンハ。しかし、その陰謀を察知した王妃ファリョンは、医官に嘘をつかせて阻止、無事にチョンハの安定期まで守っていた。

王妃ファリョンと世子は、サンウクに真実を明かすよう説得する。ファリョンは、王に暗殺の証拠となる資料を差し出し、「2人の世子が暗殺された記録を歴史に刻み、正しい道を選んでほしい。私が王様を守れる最後の道、世子が残した子供たちを守れる道」と寄り添う。

王は、大妃に「母が始めた悲劇を終わらせる。これ以上誰も犠牲にしない」と真実を明らかにする決意を話す。重臣たちを前に、テイン、世子の死の真実を話す王。大妃を軟禁幽閉する決断をした王だったが、それに先んじて大妃は自害する。

世子ソンナムはサンウクに、亡き兄世子の処方について尋ねる。医者の良心に従っていたサンウクは、正しい処方をしていた。兄を殺したのではと苦しんでいたソンナムは肩の荷を下ろす。

 

3か月後。世子と世子嬪は仲睦まじく過ごしていた。

ファンとウィソンは、庶民に降格していた。王妃は、ウィソンを訪ね、監視をしながら見守っていた。廃妃ユンは、宮廷に戻った。

各王子の母たちは、それぞれ王子の生活を応援し続けていた。

王妃ファリョンは、世子嬪を、身寄りのない女人を支援する施設恵月閣に案内し、ともに支援を呼びかける。本当の自分を隠しながら生きるケソンは、自分らしく生きるため、外の世界に出る決心をする。

子どもたちが無事に育った王妃ファリョン。雨の中歩くファリョンに、世子ソンナムが傘を差し出す。

ちょこっと感想

母の愛が詰まったドラマ、最終回を迎えましたー!!

王妃ファリョンの子どもたち、それぞれの道を歩み始めましたね。ソンナムは逞しく優しい世子となり、美しく勇敢な妻チョンハと仲睦まじい夫婦に。ムアンは、チョウォルとアラと悠々とした夫婦になることでしょう。外の世界に羽ばたいたケソンは、きっと自由に本来の姿になって絵師として身を立てそうですね。頭もいいし、きっと自活できるはず。そして、末息子のイリョンが、意外に発明の才能を発揮?しかも、ドラマ中に背も伸びて声変わりもしてませんか?世子を支える存在になりそうですよね!

亡き世子の息子ちゃんがめちゃ可愛い!将来、王位を争うことになるのか、ちょっと心配ですが、大丈夫かな。

可哀そうな運命になってしまったウィソン。母ファンを支えて生きていくようですが、邪悪な性格なのは申し訳ないですが否めないので、注視したほうがいいですよね。。。

ポゴム君は、いい補佐役になりそうです!シムソ君、いつの間にか結婚?!ホドン君、よく食べよく成長しのびのび育ちそう!

しかし、王子たちの母親役がみんな若くて可愛くて。ウィソンと並んだファン、ポゴムと並んだテあたりは、親子じゃなくて恋人同士にも見えちゃう。。。

キム・ヘスク演じる大妃、貫禄ある演技でしたよねー。「冬のソナタ」でヨン様の母親役を演じてからもう20年? 息子を思い悪の道を邁進する強い母でした。

王様、最後は出てこなかったけど、、、元気でいて欲しい。自らの過ちを認めるなんて、勇気ある聖君ですよね。きっと、編纂を任されたパク・ギョンウによって、ちゃんとした歴史になると思います。

そして、最後、偉大な母、国母の王妃ファリョン。ドンと構えてかっこよくて頼もしくて。PTAに欲しい!PTA会長やってほしいわー。(←話が小さい)ファリョンの父親とか、親族が全く出てきませんでしたよね?一応ちゃんとした出自のはずだから、姻戚がいてもおかしくないんですが、ほぼ孤立無援状態で、道を切り開いていきましたよね。かっこよすぎ。きっと、これからも、王様や世子、媛たちを支えて生きていってくれるはずです。

最後、一気にいろいろ回収して、後味の良い、子育ての指南満載のいいドラマでした!!



「シュルプ」韓国Netflixドラマ見どころは?一部ネタバレ注意!

「シュルプ」 どんなドラマ?意味は?子育て名言の数々!

Netflix韓国「シュルプ」。

朝鮮王朝時代の王室ホームドラマです。やんちゃな王子の英才教育のために苛烈な教育戦争を始める王妃の物語。

タイトルのシュルプは、昔の韓国語で傘を意味するそうです。ネットフリックスのタイトルでも、母の王妃が子供たち傘を差しだして守っていますね。

韓国ドラマお得意の、愛の教育ドラマ!これ絶対面白い!

 

そして、王妃ファリョンが直面する数々の難解な局面に対しての言動。

そこで炸裂する名言が、本当に心に突き刺さります。。。子育て世代なら「はう。。。王妃様。。( ;∀;)」と、崇め奉りたくなりますよー。

王妃も母親。権力のツールとして息子を操ろうとする媛ばかりの中、真摯に自分の子どもたちの個性を考え、伸ばし、尊重して導く様は、母親の鏡!!!

各回の名言の数々、ぜひ堪能してください✨。



「シュルプ」主演は、キム・ヘス

キム・ヘスが演じる王妃ファヨンは、トラブルメーカーな王子たちの世話に明け暮れ、追いかけまわし、宮廷一?俊足になってしまった、、、という猛烈ママ。

「未成年裁判」では、心に傷を負ったクールな判事役でしたが、このドラマではコメディタッチの演技が光りそう。

もともと気品がある女優さんですから、ものすごい勢いで宮廷中を走り回り、怒鳴ったとしても(怒鳴るかな?)、その美しさは損なわれないんですよね。

しっかり者でどっしりとした威厳のある王妃姿、ぜひご堪能ください。



 

「シュルプ」ネットフリックスでこれから見逃しなし!配信は?結末はどうなる?

 

「シュルプ」いかがでしたか?

10月15日配信が待ち遠しいです!→追記しました!

 

面白くて、子育て中の私にはためになるドラマでした。

なにもかも、親がお膳立てして子供の道を作る必要なんかないんですよね。子どもは子どもの意思があり、適性がある。

それをきちんと見極めて、応援してあげること。

悪いことは悪い、と指摘して、導き、支えること。

王妃ファリョンは、息子たちはもちろん、国母として、王も育てて支えていたのが素晴らしかったと思います!!

コメディ、サスペンス、色々盛りだくさん、でも安心してみることのできるドラマでした。

とりあえず、Netflixで是非お見逃しなく!私としては★5です!!!



 

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