「未成年裁判」ラストは?ネタバレあらすじ感想キャスト評価シーズン2はある?

ドラマ

ネットフリックス今回は『未成年裁判』。

法廷・裁判をテーマにした社会派ヒューマンドラマです。

私は学生時代少年法を専攻していたので、その意味でもめっちゃ楽しみで仕方がないドラマ!

いくつかの少年事件、主人公の女性判事の過去が描かれています。

かなり重いテーマもありますが、目をそらしてはいけない現実だと思います。

日本と韓国の少年事件の取り扱いの違いも興味あります。

それでは、「未成年裁判」あらすじ感想についてもご紹介、ご参考にどうぞ



「未成年裁判」Netflix韓国ドラマキャストは?

キャスト

キム・ヘス

シム・ウンスク。少年刑事事件を嫌悪するエリート女性判事。

キム・ムヨル

チャ・テジュ。少年刑事事件の陪席判事。高卒資格を取り、少年たちを助けるため判事になった、たたき上げの存在。

イ・ソンミン

カン・ウォンジュン。少年刑事事件部部長判事。18年の経歴があるベテラン。

「ミセン」で頼りがいのある人間味あふれる上司を演じていたイ・ソンミン。ホラーも面白かったです。

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イ・ジョンウン

ナ・グニ。少年事件部長判事。

こちら「ロースクール」では法学部教授を演じていました。このドラマも、次々に予想外のことが起きて、それを華麗に解決する様子が痛快だったなー。韓国の法廷の様子がわかって、おすすめです!

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「未成年裁判」Netflix韓国ドラマあらすじ

未成年犯罪への嫌悪を抱きながら、正義と処罰に対する信念を貫く冷静沈着な少年部の判事。その仕事は、複雑な事件と向き合い、罪を犯した若者に審判を下すこと。

Netflix公式より

1話 2話

13歳の少年ペク・ソンウが同じ団地内の小学生ジフを殺す事件が発生し、自首する。首を絞め手斧で遺体を解体する残忍な事件だった。

少年法の厳罰化を求める風潮の中、ヨンファ地方裁判所に赴任した右陪席判事シム・ウンソク。チャ判事、カン部長判事とともに、その触法少年事件に臨むことに。大人であれば長期懲役刑を免れないが、少年なので2年ほどの保護観察になる。

判事は処分後に少年を監督する管轄でもあり、シムたちは少年たちと会食をする。その席で少女が万引きを疑われる。疑うシムと信じるチャ。少女は別の人の財布を盗んでいた。辛辣な言葉をかけるシムは、前裁判所でも厳しい判決を出す鬼判事と呼ばれていた。

カン部長判事は、自由党議員の候補者に上がっており、事件をうまく収めるよう内々に言われる。

シムは、ペク・ソンウの調べを始める。事件当日の話を面白そうにするソンウ。シムは、統合失調症を盾に持論を展開するソンウの背後に第3の人物がいることを見抜く。

少女ハン・イェウンが、第3の人物だった。

少女の件を部長に話すと、警察の仕事で判事の仕事ではないと難色を示される。シムは、チャとともにハン・イェウンのことを調べ始める。シムは、ネットカフェでイェウンを見つけるが逃げられてしまう。が、とことん追って追い詰める。

 

アメリカで成功している両親に代わり、弁護人を付き添い人として雇い、黙秘するイェウン。保護観察後の態度が悪いということで拘束されることに。

黙って行動したシムに部長は怒るが、シムは法と正義を説く。シムはイェウンのSNSから異常性を感じる。ソンウの母を通じ、ソンウの証言をとろうとするシム。

そんな時、シムが判事不適格とのニュースがマスコミに流れる。イェウンの弁護士の仕業だった。イェウンは大弁護団を率いて審判に臨む。策を弄するイェウンを落とすため、シムたち裁判官はイェウンとソンウを仲たがいさせる作戦に出る。結果イェウンは20年判決、ソンウは10号として少年院2年の保護処分となる。



ちょこっと感想

シムが厳しいのは、きっと過去に苦しい出来事があったから。少年法を逆手に取る子供たちがいるのは事実。かといって、その背後に何があるのか見極め、保護しなくてはならない少年がいるのも事実。被害者の気持ちはもちろん考慮しなくてはならない。難しいですよね。

猟奇的殺人実行犯の第3の人物、イェウン

両親がアメリカで暮らす成功者。しおらしい表情、したたかな表情、曲者ですね。以前から猫を殺すなど異常性もありそう。妄想性障害を主張し、怒りをコントロールできない人物というより、計画的に殺人を犯す異常者ですね。。最後笑ってるのが怖い。

 

イェウン、日本だったら、少年事件から逆送されて、大人と同じ裁判にかけられるんじゃないかな。韓国では、少年事件で20年判決があるんですね。

「処罰されるのは少年だけど、時に他の人が十字架を背負う。処分で被害者の無念を晴らせるのか。反省するのか」重たい言葉です。



3話

真夜中の裁判所に、チャ判事に会いに少女ユリがやってきた。暴行を受けており、倒れてしまう。親が離婚し、祖父母に育てられたユリは、窃盗と売春で保護観察中だった。

シムは、ユリの働いている美容院に事情を聴きに行くと、同僚が、こっそりとユリが年上の男と会い援助交際をしているのではないかと話してくれる。

 

通りすがりに声をかけられたチャ・テジュは、知らない人のふりをする。プサン少年院から送られた植物を送り返してほしいというチャ。

オム議員と会食をするカン部長は、少年法改正のために議員にならないかと誘われる。

 

シムは、ユリの祖父が入院している病院で事情を聴き、ユリが父親の暴力を受けていると確信し、虞犯少年として隔離することにする。その直後、ユリが病院から消えてしまう。ユリは、友人のソヒに騙され、金を奪われ暴力を受ける。病院からの通報で見つかったユリ。シムは、家出少年たちを会っていたというユリを虞犯少年として警察に通報する。そのやり方に反発するチャ。チャは、昔の父との辛かった記憶が蘇る。

ユリは虞犯少年としてだけでなく、ユリの保護をするために審理を行う。暴力を訓育と言って自己主張をする父親。「被害者は家に加害者は罰せられる」と、父親を追い詰めていくシム。逆上した父親は暴れ、止めようとしたチャは思わず父親の首を絞めていた。

シムは、父親に接見禁止、親権停止、監護施設に隔離などの判決を下し、ユリと切り離す処分を出す。シムは、これからの人生についてユリを励まし慰め、頑張ってきたことを褒めていた。

 



ちょこっと感想

このドラマのカン部長、イ・ソンミンがかっこいい。イケオジですねー。

家庭内暴力を受けている少女ユリ

家庭内暴力を受けても我慢を強いられ、友人からも騙され暴力を受けるユリ。「被害者がなぜ家を出なくてはならないのか」という言葉は、本当にそうですよね。

 

シムばかりでなく、チャもつらい過去がありそうです。それぞれの思いを抱え、ある信念をもって少年事件の判事になったのですね。だから意見を交わしてぶつかるんでしょうね。。

最近の子どもが犠牲になる事件を思い出して、胸が痛みます。本当に子どもに暴力をする大人許せない。たとえ自分が暴力を受けて育ったとしても、子どもにやってはいけないのは自明の理。



4話

チャ・テジュは、シムに、自身が尊属殺人未遂で逮捕された過去、家庭内暴力を受けていたことを打ち明ける。自分を担当してくれた判事の名前を忘れたが、感謝しているとも話す。親しみを示すチャに対し、プライベートは分けたいと距離を置くシム。

カン部長は、国政に出る決意をする。

少年院、少年鑑別所、6号施設、プルㇺ回復センターなど、少年の施設を回る裁判官たち。

その直後、プルㇺ回復センターで横領などが行われていると密告が入る。

そういった密告には慎重になるべきだと一笑に付すカンに対し、シムとチャは、地道に検査をする。少女たちから聞き取りを始めたシムたちは、驚きの実態を聞く。それはセンター長による日常的に行われていた、虐待だった。センター長に問いただすと、非行少年たちのまた別の側面が見える。シムたちは、少女のウソを見抜いていた。しかし、支援金を私的流用したことは事実で、許認可取り消し、刑事事件になる可能性も出ていた。シムは、少女たちによる暴行で入院している少女にも話を聞く。少女から、私的流用した金は彼女の入院費用だった。センターを追い出されたくないと泣く少女。そのころ、センター長が倒れ、緊急搬送されていた。センターに行ったシムは、センター長の娘アルムから「センターと少女たちのせいで家族が壊れた」と泣かれる。そしてアルムは、少女たちを暴行の末追い出していた。

シムは、密告をしたのは、センター長の娘アルムだと見抜く。

 



ちょこっと感想

回復センターの非行少女たち

韓国でびっくりしたのが、この裁判形態。少年と親、両方の判決を下すのは骨が折れそうですね。でも、子どもの犯罪は、家庭など環境が大いに関係します。だから親に対する指導も絶対必要ですよね。

 

センター長の娘が「自分たちはいつでも後回しだった」と泣くシーン、身につまされます。親はつい仕事を優先しちゃったり、、、でもさみしい思い、我慢を強いられていたりしますよね。。



5話

追い出された少女たち7人を探すシム。アルムは、帰宅したセンター長に不満をぶちまける。そこに少女一人が保護されたと通報が入る。その少女はほかの少女に暴行されていた。

シムたちから一連の報告を受けたカン部長は激怒する。シムは、逃げる少女たちが再び犯罪に手を染めることを危惧していた。逃げたヨンジから、ヨンナに買収させられると助けを求める連絡がある。シムたちは、警察、観察所のメンバーと必死に捜索する。ヨンジは、ホテルで男に監禁暴行されるが、一命をとりとめ、警察に保護される。逃げたヨンナは母親のもとに行くが、母は拒否する。絶望したヨンナを、シムたちが見つけ保護する。

少女たちは自分の辛さを分かってほしい、と自分を傷つけるが、それはセンター長の娘アルムも同じだった。センター長がセンターを立ち上げたきっかけは、流産だった。流産した子どもの代わりに、少女たちを育てたいという思い。アルムは、母にこれ以上苦しまないでほしいと言う。シムは、センター長にそう伝える。

センターの委託処分は不問に。

シムは、少女たちの処分と主に、保護者を呼び保護者自身にも罪を感じてもらうため、様々な処分を下す。

 

カン部長は、自分の息子シヌや特権階級の子供が通う高校の試験漏洩事件を担当することになる。カン部長は長年の夢を実現するため、辞職願を出す。しかし、息子はその漏洩事件のグループデカルトにかかわってしまっていた。

 

シムの家を一人の男性、検察庁ナムグン・イファンが訪ねてくる。



ちょこっと感想

判事さんたち激務。。まともに寝れない生活なのではないでしょうか。

手っ取り早く金になると、売春に手を染める少女たち。監禁され暴行される映像はショックです。。

逃げたヨンナも、母に捨てられてしまい。。まだ16歳の少女。それまでも虐待されてきた少女。

家庭環境の悪さが、非行につながってしまうことが多い。非行はよくないけど、それ以前の問題を何とかできないものか、と思ってしまいます。罪の意識はわかっていても自分を痛みつけてしまう、人を傷つけてしまう。周りに助けてあげられる人がたくさんいたら。。)

その意味で、少女たちとともに親に処分を下す、韓国のやり方は見習いたい気がします(他の裁判例では、権力に阿ってるよね?変じゃない?と思う判決もありますけどね。。。。

センター長がいい人すぎ。こういう人こそ、疲れないで、健康で長生きしてほしい、と思いますよね。

センターが、民間であるということ、本来国家がやるべき職務を委託しているというのが、問題と言わせているのは重いですよね。日本でもこういった問題はあるのではないかと思います。



6話

ナムグンは、主治医がシムと連絡がつかないと連絡を受け、心配してやってきたのだった。シムは5年前にショックを受けたことがあった。

カン部長は、息子シヌがかかわった試験漏洩事件が最後の裁判となることになってしまう。カン部長は、多忙を理由にシムを外そうとするが、結局シムも担当することに。

カン部長は、「自首したい」というシヌに「俺を道連れにするな」と怒りをぶつける。その時、カン部長が補欠選挙に出馬するというニュースが流れる。カンは議員からスキャンダルには気を付けるよう、くぎを刺される。

そこに、シヌが警察署の前で赤信号を飛び出し、救急搬送されたと連絡が入る。実は、シヌがカンニンググループに入ったのは、成績不振を気にしたシヌを心配して母が勧めたからだった。カンは、息子からのラインを眺め、今までのことを思い出す。カンは、オムに連絡する。

 

シムによる分光高校試験漏洩事件、生徒ソクキョンの裁判が始まった。成績、お金、入試は戦争と言い放つ親たち。シムは、試験は公平であるべきと話す。

カンは、出馬辞退をオムに伝えに行くが、オムは今更撤回できないと話す。悩んだカンは、高校の進学実績のため、試験漏洩したパク教務主任に密かに会いに行き、すべて否認するよう伝える。

カンによる分光高校試験漏洩事件の裁判が始まったが、検察側証人だけを採択する不公平に調査員やシムは違和感を感じる。チャは、カンのことを、昔から権力に屈しない忖度しない人だと評するが、シムは今回の事件に対するカンの態度を疑問に思う。

シムは、デカルトメンバーは21人ではなく、24人と言う生徒の言葉から、高校の在校生全部の成績表と内申を調べ始める。そして、検察が調べ始める前にデカルトを抜けた生徒がいること、そこにカン・シヌがいることを見抜く。



ちょこっと感想

清廉潔白に熱血で頑張ってきた、しかも夢があったカン部長。息子の試験漏洩ですべ手がパーとなってしまうとは。。。あああああ。なんてこと!!!子どもの不始末が。。。

息子も一度の誤ちとはいえ、人生を狂わせてしまう出来事。程度の差はあれ、一歩間違えば、ということは誰でもありそうです。

ただ「死にたきゃ一人で死ね」は絶対行っちゃいいけない言葉ですよね。立派な親の子どもは、親に見合う子どもにならなくてはいけないあまり、非行に走ることもあると言います。カンの子どもは非行には走らなかったけど、潰れてしまいました。

受験戦争の中、カンニングをする子どもたち

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7話

シムは、病院にカン部長を訪ね、漏洩事件にシヌが関わっていたのではないかと問いかける。カン部長は、証拠がなく証人もいない中、判事が警察まがいのことをする必要はない、と言い放つ。

裁判が始まり、検察側は、裁判の不公平を理由に忌避を主張するが、カン判事はその主張を却下する。

シムは、カンが少年法とそれを取り巻くシステムの改革のために22年間誠実に仕事をし、政治家に転身しようとしていたことを知り、どうすべきか悩む。が、裁判所はあくまでも正義で公平でなくてはならないと、裁判所長にこの経緯を伝え、シヌの証言もとり、カンに迫る。

カンは、候補者から降り、自白、世間の非難を浴び、懲戒委員会にかけられる。

退職したカンを見送るチャは、自分が少年院出身だと打ち明け、子どもの頃の写真を見せる。そこには、少年院のチャとカンが写っていた。カンは、チャの味方になってくれた恩人だった。

 

眠れず、朝5時前から働くシムとチャ。誰かがやらなくてはならなかったことをしたシムたちだったが、今後の風当たりが強いことも懸念していた。

 

未成年の無免許事故が起こり、シムたちが担当することになる。事故を起こしたのは、以前からチャが面倒を見ていたドソクだった。そういった事件を起こすとは思えないドソクだったが、裁判になると、イ・ナムギョン仲間たちが次々に証言を始め、ドソクとナムギョン側で意見が対立する。実はドソクは、ナムギュンたちから暴行を受けていた。

シムを被害者のオ・ギュサンの妊娠中の妻が訪ねてくる。加害者全員が犯行否認していると伝えるシム。その直後、新部長ナ・グニが赴任する。

その時、ドソクは植物状態になり、ギュサンの妻が出産した。



ちょこっと感想

カンとシム。二人とも誠実に仕事をし、少年に向き合ってきた。だからこそ、自身の過ちではないこの不測の事態に、苦しいほど悩む。カン判事、可哀想になります。。

でも、あくまでも誠実に生きようとする。あああ、カン部長。。「ミセン」の課長とも重なります。こういう役、似合いますよね。

そして、チャとカンの縁。

うわああ。泣ける(´;ω;`)ウゥゥ。



8話

ドソクを陥れたナムギュンたちの親は、子どもたちを犯罪者にしないために、裏から手をまわしていた。

ナ・グニは、シムに「生意気は許さない」とくぎを刺す。

シムは、ドソクを不処分にし、事件の経緯と少年たちを調査するとチャに話す。事件にかかわった少女ミジュが、密かに裁判所にUSBを届ける。そこには、ドソクが仲間たちに暴行を受けている様子が写っていた。シムは少年たちを一人一人証言台に呼ぶ。実は、ミジュが盗撮されており、ドソクはミジュをかばって暴行を受けるようになっていたのだった。

シムは、被害者ギュサンの死亡により、少年保護事件から刑事事件として検察に逆送されることを決定する。ナ・グニは、シムたちに、ほかの未済事件が多いことを挙げ、これ以上小さな事件に時間を割くなと言い放つ。

少年たちの事件の審理が始まった。否認する少年たちに水掛け論だとし、反対するシムたちを尻目に、ナ部長は早々に判決を下し、保護事件にする。その瞬間喜ぶ少年たちに対し、ギュサンの妻は泣いて抗議するが、ナ部長は退席する。シムは、事故の最後の様子を話し「何人の犠牲の上に自分が立っているのか知るべきだ」と諭す。

「人生はピリオドじゃない。カンマだ。いつでもやり直せる」とドソクに行っていたチャは、号泣する。

「必ずしも被害者に寄り添わない、それが法だ」というシム。それは以前自分が言われた言葉だった。

 

次の事件の資料がシムに手渡された。それは集団性的暴行事件だった。加害者ファン・インジュンの名前を見た途端、シムが過呼吸を起こし倒れてしまう。



ちょこっと感想

虐めグループに強要された少年による死亡事故

いじめグループ、酷い。日本でも、世界中でもありますよね、きっとこんなこと。

虐めをした人間たちに天罰が下ってほしい。ちゃんと責任取ってほしい。

いじめをする子どもは、結局親が悪いんですよね。今も虐めで死んだ少女の事件、ちゃんと加害者が出てこない事件、加害者親や教育者がいじめを認めない事件がありますが、本当に許せない。

 

次に手掛ける事件は、シムの過去に関係がありそうですね。ちょっとつらそうな事件です。。。



9話

シムは、バーンアウト、体と心を酷使した過労だった。チャは、シムの家族に連絡を取ろうとするが、家族欄も緊急連絡先も空欄だった。シムを自宅に送ったチャは、空っぽの冷蔵庫、無造作に積まれた本を呆然と見つめる。

翌日、いつものように出社したシムを気遣うチャ。シムは、どうしても調べたいことがあった。

 

失踪した少女カン・ソナ。酒を飲まされて集団暴行を受けていた。被告人は、ソ・ドンギュン、オギョンス、ファン・インジュンの3人とされた。そのうち直接犯行に加わっていないとされるインジュンが保護事件の単独審になり、シムの担当になる。

「家族は捨てた」というシムのことが気になり、チャは、以前の同僚などから話を聞く。5年前を境に、シムは離婚をし、様子が変わっていた。

チャは、5年前、インジュンが関わった過失致死事件の判事がナ・グニであることを知る。触法事件として軽い処分悪出されていた。

インジュンの保護事件の担当を外れるように言われたシムは、自分がやりたいとナ部長に頼むが、拒絶される。シムは、5年前きちんとした裁可がおりていれば、ほかの事件も起きなかったと考えていた。ナ部長は、シムに担当を許す。

シムは、被害者の父親が密かに録音したインジュンの自白を聞き、保護事件ではなく逆送が相当だと決意を固める。

 

なぜインジュンを担当しているのか、とイファンがやってくる。インジュンによって殺されたチャンは、シムたちの子どもだった。シムは、人を傷つけたらどういう代償を払うのか、思い知らせる、と話す。

シムは、新たな証拠からインジュンのウソを見抜き、逆送を見据え、鑑別所に送る。その時、新たな連絡が入る。5年前、インジュンとともに犯行を行ったペクドヒョンが現場にいたらしい。

そこに、シムの元姑が現れ、息子の再婚を妨害したと暴れる。

 



ちょこっと感想

少年たちによる家出少女集団暴行事件

家族を捨てたと言って、まるで自分を痛めつけるように生きるシム。人間食べて寝ないとだめです。何か目的があるのかわからないけど。

加害者に会って娘の被害を聞いて正気な父親はいませんよね。ぶちのめしたい気持ち、親ならみんなわかるでしょう。

 

別に、シムが仕事をしてたからチャンが死んだわけではない。祖母はそれがわかってても、鬱憤を晴らしたい、そもそも息子がシムと結婚しなかったらチャンが生まれなかった、という論理になりそうです。犯人は、インジュン達少年なのに。わが子を亡くしたシム、本当に自分も責めてしまっているシムを責めないでほしい。。



10話 ラストは?

弁護側から、シムの忌避申し立てが行われる。ナ部長は、シムが5年前の事件の被害者の母であることを思い出し、復讐なのか聞く。シムは、「たった3分で終わってしまった審判で、少年たちは法がちょろいもんだと学んでしまった。それを正したい」と話すが、ナ部長は自分が非難されたと思い、すべての事件からシムを外す。シムは、「まともなことを教える機会を与えたいだけだ」と話す。

別の少女ハリンから、ペクたちは、家出少女を使い繁華街で活動する悪質な美人局グループだと聞いたチャ。ペクが、グループのリーダーだった。

ペクの彼女から、ペクたちの悪行を知ったシム。家出少女たちを使い、レイプ動画を撮り売りさばき、脅迫して売春をさせていたペクたち。シムは、ペクたちのアジトに行くが、ペクに見つかり、刺され殴られ暴行される。

ケガをしたシムは、ナ部長に真相を話しに行くが、「私的な感情で事件をかき回すな」と言われる。

 

シムが外され、ナ部長が裁判の判事になる。シム、チャ、警察による新たな証拠が出て、証人として出廷したペクが追い詰められる。被害者の少女は、シムに「あなたは何も悪くない」と励まされ、最後「なぜ自分が追い詰められるのか。自分の人生を返してほしい」と話す。

ナ部長の審判が下った。共同正犯として4人は逆送され、刑事事件として裁かれることになった。ナ部長は今までの信条「審判に感情を持ち込まない」を撤回し、「これまでのことを大人として謝罪する」と、シムがいる法廷に向かって話す。

 

部屋に帰ったシムは、死んでしまった息子ちゃんの遺品を泣きながら抱きしめる。

懲戒委員会に呼ばれたシム。カンは密かにナ部長に、シムに力を貸してほしいと頼んでいた。シムは、「初心に帰り、中立を保ち、法官として任務を果たす。憎み嫌っていても少年のために尽くす。」と話す。



ちょこっと感想

効率とスピードを求めるナ部長。3分で決着なんてありえないですよね。事件の確認、説諭、いろいろあるはずなのに。悔しい。子供のためを思った審判ならそんな時間はあり得ない。

少年の年齢を逆手に取った、凶悪事件。大人はちゃんと子どもを見ていなくてはならない。叱るときには叱り、導かなくてはならない。小さな時に犯した犯罪もしっかり見逃さず、正さなくてはならない。たくさん、示唆の言葉がありました。

資産家の親に甘やかされて見逃されてきたペク、崩壊した家庭に育ったほかの少年たち。

彼らも、大人たちの被害者かもしれないけど、だからと言って、ほかの人を傷つけたり利用してもいいわけじゃない。

加害者は加害者として、きちんと罪に問われ、贖罪すべきだし、そうするのは大人の責任。

本当に罪のない被害者たちを貶めることがあってはならないのです。

 

北海道の旭川の少女虐め事件(虐めじゃなくて暴行脅迫だよね。ほんとにひどい)は、どうなるのか。

「加害者にも未来はある」と教育委員会?学校?が言ってるみたいだけど、彼らが罪を問われないまま大人になったら、もっとひどい事件を起こすのでは?その時に、そう判断した大人たちは責任とれるのでしょうか?庇うことは、本人のためにならないのに。この背後には、資産家とか権力者とか政治家とかいるんでしょうか。

日本でも世界でも、少年事件であろうと、きちんとした捜査、審判で、加害者を正しく導き、被害者の無念と晴らしてほしいと切に願います。



「未成年裁判」Netflix韓国ドラマ見どころは?一部ネタバレ。おすすめ!

 

「未成年裁判」韓国の少年事件事情は?

日本の少年事件とは、どう違うのか、興味津々です。

一般的な刑事事件とは、取り調べも異なる少年事件。

少年は大人と違い、可塑性があるので将来を見越して罰するのではなく矯正しようというのが、少年法の趣旨。ただそれを悪用するように、犯罪を犯す少年たちがいるのも、残念ながらまぎれもない事実です。

日本でも、少年だからという理由で、凶悪な事件でも、刑罰を逃れている事件が散見されました。荘園法の趣旨は勉強してわかっていても、一般庶民として被害者の気持ち、被害者の家族の気持ちに立ってみれば、忸怩たる思いを感じながらニュースを見たことも数知れず。

きっと、このドラマの主人公たちは、少年たちの裏や表を見て、嫌悪する気持ちもきっとあるのだろうと思います。

 

日本でもそうなんですが、少年の事件は、きちんと捜査されないこともあるし、冤罪も可能性としてあります。事件を調べるのは調査官の仕事。限界があるんです。なかなか知られていないですよね。

そして冤罪になったら、少年法には、えん罪という概念はないので(刑罰じゃなないから)、再審も開かれない。これも知られていないですよね。

 

このドラマは、犯行年齢も近く、サカキバラ事件を思い出します。。

 

少年犯罪は非公開。

正義とは何なのか?

きっと、いろいろ考えさせてくれるドラマになるのだろうと期待しています。

 



「未成年裁判」ネットフリックス配信はいつ?

配信は、2月25日金曜日、夕方からの予定です。

滅茶滅茶メモ取りながら、勉強しながら見ちゃいそうだな笑。

私は法廷ドラマが大好きなので、子どもが絡むドラマも大好きなので、配信が待ち遠しいです。

恋愛ドラマももちろん気楽に見れて、きゅんきゅんできて、幸せな気持ちになるので好きなんですが、こういう重厚なドラマも人気になってほしいなあ。



「未成年裁判」ネットフリックスでこれから見逃しなし!シーズン2は?

 

「未成年裁判」いかがでしたか?

シムの過去、衝撃でした。

カン、ナ部長、最後はいい人でしたね。

少年強行事件によるレポートが最後ちょこっと映りましたが、このレポートが出された後は?時になります。

私としては、シーズン2をお願いしたい!!少年事件の問題点などなど最も描いてほしい。カン部長が返り咲いて、できたら議員になってほしい!!

本当に面白いドラマだった。Netflixで是非お見逃しなく!私としては★4.5です!

 



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