いま、様々なインド映画で活躍してる俳優さんがたくさんいますね。
その中でも「ん?この渋い人なんか気になる」と思ったのが、「女神は二度微笑む」に出演していた渋い二枚目おじさま俳優「ナワーズッディーン・シッディーキー」さん。
名前が長いです。。「どこで区切ったらいいの?」とも思いました笑。
「凄い筋肉!」とか「ダンス素敵!」ではないのですが、何か滲み出るオーラがあって、雰囲気が惹かれる俳優さんなのですよね。
今回はこの「ナワーズッディーン・シッディーキー」さんについて調べてみましたので、お届けしたいと思います!
『ナワーズッディーン・シッディーキーNawazuddin Siddiquiनवाज़ुद्दीन सिद्दीकी』プロフィール。出身、身長、年齢は?結婚してるの?
・名前: ナワーズッディーン・シッディーキー
・生年月日: 1974年5月19日(46歳)※2020年11月現在
・出生地: ウッタル・プラデーシュ州ムザファルナガル地区ブダナ
・家族 兄弟: 9人(7人兄弟、2人姉妹)
・ 配偶者: アリヤ・シッディーキーAaliyaAnjaliSiddique
・ 子ども: 有
・身長: 158㎝
・体重: 不明
・職業: 俳優
実家は農業を営んでいたとのこと。9人兄弟姉妹でにぎやかに暮らしていたのですね。
今の奥様はアリヤさんで、子どもは二人いるようですが、定かではありません。きっとナワーズッディーン・シッディーキーにお似合いの、美しくて優しい奥様なのだろうな、と思います。
『ナワーズッディーン・シッディーキー』俳優になったきっかけ、初出演作は?
ナワーズッディーン・シッディーキーは、農業を営む父親の下、9人の兄弟姉妹に囲まれた大家族の一員として育ったとのこと。子ども時代は家にテレビがなくて、村で行われる祭りやカーニバルが楽しみだったそうです。その魅力的なパフォーマンスを見て、いつか自分もそんな一人になれたらいいなと、芸能に憧れを持ち始めたのだそうです。
ただ大人になっての進学先は、ハリドワールのグルクル・カングリー大学で科学を専攻。インドは学歴社会で、ITや工学を専攻した学生が就職に有利なのでそちらに進学したのでしょう。
インドの学歴社会を描いた映画は、これらがあります。息苦しさを感じながら奮闘するインドの学生の姿などが描かれています。見ごたえありのこの映画、すごく面白いのでぜひ!
建築学科を卒業した主人公が苦労しながらも持ち前の誠実さで仕事も成功も勝ち取っていく爽やかなヒューマンサクセスストーリー↓↓↓
言わずと知れたアーミールの大ヒット作。笑えて泣けて大満足の映画です↓↓↓
大学を卒業したナワーズッディーン・シッディーキーは、石油化学会社に就職しますが、夢をあきらめきれず、デリーに引っ越し、警備員として働きながら映画への道を歩むために模索。
ニューデリーの国立演劇学校(NSD)に入学し、俳優として生きることを決意するそうです。1996年卒業後、映画の都、大都会ムンバイに来てからは、かなり苦労をしたとのこと。テレビの役もなかなかもらえず、アーミルカーン主演映画「Sarfarosh」で小さな役を得たのが1999年。
それから短編映画を作ったり、友人4人と共同生活をしながらワークショップ開催したりしますが芽が出ず、なんと2002年から2005年まで仕事を休んでいたそうです。
「いつ自分は売れるんだ?どうすればいいんだ?」ともの凄く悩んだのではないでしょうか。演技を磨くといえばそれまでですが、試行錯誤、ブレイクするまでに、長く苦しいトンネル時代があったんですね。
その後、いくつかの映画でのナワーズッディーンのパフォーマンスが世界的権威の映画評論家の目に留まることによって、徐々に名が売れて主演映画も決まり始めます。
よかったですね、ナワーズッディーン。
素晴らしい演技が認められ、今こうして様々な映画を通じて私たちも感動を得ることができて、本当に嬉しいです。
ちなみに私が魅力に取りつかれたのがこの映画です。意表を突いた大どんでん返しがハマります!↓↓↓
『ナワーズッディーン・シッディーキー』出演作一覧
日本で公開されているもの、ないものがありますが、主なものを年代順に並べますね。
・Sarfarosh (1999)
・医学生ムンナ・バーイー Munna Bhai M.B.B.S. (2003)
・デーヴ・D Dev.D (2009)
・Peepli Live (2010) (Netflix配信タイトル:こちらピープリー村)
・女神は二度微笑む Kahaani (2012) (タイトル変更。以前アジアフォーカス・福岡国際映画祭2012上映時には『カハーニー/物語』だった)
・血の抗争 Part1 Gangs of Wasseypur – Part 1 (2012)
・血の抗争 Part2 Gangs of Wasseypur – Part 2 (2012)
・Talaash (2012)
・Bombay Talkies (2013)
・Liar’s Dice (2013)
・めぐり逢わせのお弁当 (2013)
・Kick (2014)
・復讐の町 Badlapur (2015)
・バジュランギおじさんと、小さな迷子 Bajrangi Bhaijaan (2015)
・Manjhi – The Mountain Man (2015)
・DEVIL デビル Raman Raghav 2.0 (2016)(Netflix配信は「ラーマン・ラーガブ 2.0」二タイトル変更)
・Te3n (2016) (Netflix配信タイトルは「真実を知る者」にタイトル変更)
・LION/ライオン 〜25年目のただいま〜 Lion (2016)
・Freaky Ali (2016)
・Raees (2017) (Netflix配信タイトル:ライース)
・マントー Manto (2018)
・Petta (2019) (Netflix配信タイトル:ペッタ!)
・Photograph (2019) (Amazonプライム配信は「フォトグラフ ~あなたが私を見つけた日~」にタイトル変更)
・ローマをさまよう Roam Rome Mein (2019)
・Yudh (2014)
・マクマフィア McMafia (2018) (BBC One/AMC ミニシリーズ)
・聖なるゲーム(英語版) Sacred Games (2018) ( Netflix/オリジナルドラマ)
遅咲きの俳優さんなのだと思いますが、デビューから下積みを経て、たくさんの作品に起用されている人気俳優であることがわかりますねー!
映画上映時とVOD配信では、映画タイトルがかなり変更されている作品があることがわかりました。主役級でなくても、印象的な演技のナワーズッディーン・シッディーキーさん、チェックしなくちゃ!
世界の大きな映画祭で数々の賞も受賞しています。
映画でもテレビでも活躍しているナワーズッディーン・シッディーキー、これからもインド映画を盛り上げてくれると思います!
最後に上記映画の紹介もしていますが、ネットフリックス新作の情報はこちらです。このナワ様もいいですよー。↓↓↓
『ナワーズッディーン・シッディーキー』農業と医療ボランティア活動
実はナワーズッディーン・シッディーキーは、忙しい俳優活動の合間に、故郷の村でボランティア活動をしているのです。
ナワーズッディーン・シッディーキーの言葉を、引用しますね。
私はウッタルプラデーシュ州の私の村ブダナで私の切望された「私」の時間を過ごすのが大好きです。仕事から解毒する機会があればいつでも、私の村のペースの遅い生活の中で子供の頃を追体験することを好みます。演技がなかったら、きっと畑を耕していたでしょう。たまたま私たちの先祖代々の職業である私は、22年間農業を営んでいます。農業は私に平和と喜びを与えてくれます。それは私を都会の喧騒から引き離します。世界中を旅するときはいつでも、農業に何か新しいことを学ぶことができるかどうかを確認し、それに十分な時間を与えます。
2016年のカンヌ映画祭で、フランスで行われている「センターピボット灌漑」と呼ばれる費用対効果の高い農業技術について知りました。これにより、農業の労力が軽減され、水と電力の消費が少なくなります。農民が水危機に直面しなければならない私たちの国では、この技術は非常に有用であり、水を節約するのに役立つと感じています。
私は自分が生まれた土地のおかげで、村とその人々のためにこれまでにどれだけのことをしたかを感じています。それでも、私は自分の能力を最大限に発揮し、村の人々の生活水準と教育水準を向上させるよう努めています。私は村のすべての子供たちが質の高い教育を受けられるようにしたいので、この使命を果たすために、亡くなった父の愛情のこもった記憶を専門とする非営利団体「Nawab Education Evam SamaajSevaSanstha」を設立しました。NGOは、学位大学を設立することにより、女子学生に高等教育を提供することに対応します。
私は、村の人々が質の高い医療サービスを受けるために長距離を移動しなければならないことを見てきました。痛みと苦しみの時代に、この旅行は病気の不快感を大いに悪化させました。私はNGOを通じて、貧しい人々、恵まれない人々、老後の人々のために、私の村に医療センターを設立することに取り組んでいます。
深い。深いです。
自分が子ども時代過ごしながら感じてきたこと、困ったことを、大人になって成功した今、解決しようとする気持ちに感動します。
それも、農業、医療、教育、さまざまな分野です。
お金を出す人は沢山いるかもしれません。
お金ばかりでなく、実際にその場で生きる人々と一緒に、汗水たらしてボランティアする姿勢はなかなかできないことだなと思います。
地域の人々や子どもたちの手本になるいい大人ですね。
有名になったからと言って奢ることなく、真摯に生きる姿は、きっとこれからも地に足の着いた、血の通った人間らしい人間の演技につながっていくのではないでしょうか。
本当に応援したい俳優さんですね。
『ナワーズッディーン・シッディーキー』まとめ
ナワーズッディーン・シッディーキーについていかがでしたか?
インド映画のヒーローと言えば、ラジニカーント、シャー・ルク・カーン、リティク・ローシャン、アミール・カーン、タイガー・シュロフ、サルマン・カーン、ヴィジャイ、沢山います。
そんな中で「私はなんでナワーズッディーン・シッディーキーが好きなんだろう」、書きながら「映像を通じてにじみ出る深い人間性というものがあるのではないか」、と思いました。
ナワーズッディーン・シッディーキーは、インドでも世界の映画界でも認められている素晴らしい俳優ですが、もしこの世界にいなかったとしても、苦労したからこそ得た深い洞察力と優しさで、人生を俯瞰しながらよりよい人生を歩めるのではないかと思いました。
ココロもお顔もイケメン!なナワーズッディーン・シッディーキー、これからも活躍に注目したいと思います!
ナワーズッディーン・シッディーキー出演の映画はこちらです。ぜひご覧くださいね!!
お話はもちろんですが、もうぜひ!華やかなエンディングをー!!!↓↓↓
感涙モノのこの映画、主役の二人、特に子役さんが凄い。↓↓↓
ラジニさんの映画ですが、ナワーズ様の演技がホント上手くて。いい俳優さん。↓↓↓
シャー・ルクさまの映画ですが、ナワーズ様実はシャー・ルクのことが好きなのでは?というくらいのストーカー映画です笑。ただ最後は衝撃↓↓↓