「めっちゃ、みてよかったー!」「何回みてもいい!」と思える映画ってありますか?
私がそう思えるのが、Amazonプライムで配信されている様々なインド映画の中でも、イチオシインド映画「きっと、うまくいく」。
会社社長でユーチューバーのマコなり社長が「きっと、うまくいく」を「観るだけで人生が好転する最強の映画」としておすすめ、「王様のブランチ」でも観るべき!と紹介されました。
うれしいー!
2009年公開製作された作品、元気になれちゃう、超おすすめです!!
あらすじ、感想など、書いていきたいと思います。
では、どうぞー。
『きっと、うまくいく』インド映画ヒトコト感想&勝手におすすめ度
きっと人生何とかなる! Aal Izz Well=all is well
「勝手におすすめ度」★★★★★(ゴーカン連呼のシーンがなければ最高)
『きっと、うまくいく』インド映画監督&キャスト
監督
・ラージクマール・ヒラーニ
キャスト
・アーミル・カーン
・R・マドハヴァン
・シャルマン・ジョーシー
・ボーマン・イラニ
・カリーナ・カプール
・オミ・ヴァイディア
「きっと、うまくいく」インド映画あらすじ結末
ファルハーンとラージューの二人は、ICE工科大学時代の同級生であるチャトルから「卒業以来行方不明になっているランチョーがやって来る」との連絡を受けて、用事を放って待ち合わせ場所の大学に駆け付ける。「10年後の9月5日に会おう。どちらが成功しているか、賭けをしよう」といった約束の日だったが、ランチョーは現れない。そしてチャトルから、ランチョーがシムラにいると聞き、チャトルの車で急遽そこに向かうことになった。
彼らの出会いは大学の新入生歓迎会の日だった。上級生から裸にパンツ姿を強要された新入生たちだったが、あとから参加したランチョーは逃げて拒否。部屋の電球などを使い即席の電撃マシンを作成、「塩水は伝導性が高い」と放尿した上級生を感電させ撃退する。
ICE工科大学の学長は、規律正しく、成績や就職率を重視する教育パパ的現実派。「『宇宙でも使えるペン』を一番の成績優秀者にプレゼントする」というが、ランチョーは「普通のペンが使えないなら鉛筆を使えばいい」と反論し、学長を黙らせてしまう。
そんな中、学生のジョイ・ロボが自殺する。ジョイ・ロボは、監視カメラ付きヘリコプターを発明していたのだが、その有用性を学長たちに否定され、このままでは卒業できないことを悲観し、部屋で首つり自殺を図ったのだった。ジョイ・ロボが途中で投げ出してしまったそのヘリを完成させたランチョーは、「インドは90分に一人学生が自殺する自殺大国。学問ではなく点の取り方を教えている社会構造が問題だ。訓練と教育は違う」と語る。
ランチョーの友人、ファルハーンは、子供のころから写真家になりたかったが、エンジニアになるよう父親から言われて工科大学に進んでいた。ラージューは、父親が病に倒れ、母親も病気で貧しい中、学費を工面して大学に通っていた。
貧しい二人を見かねたランチョーは、見ず知らずの結婚式に紛れ込んで、ごはんを食べることを提案する。まんまと忍び込んだ3人は、なんでも金銭で考える金持ち男のスハースと医者の卵である美しいピアに出会う。実はこの結婚式は、ピアの姉であり、学長の娘であるモナの式だったのだ。怒った学長は、3人を同じ部屋にしていてはろくなことにならないと、ラージューをチャトルと同室に変更する。色々チャトルからからかわれていたランチョーは、ヒンディー語が上手くないのをいいことに、チャトルが大学式典で述べる祝辞を改ざんする。それは「奇跡」を「ゴーカン」、「入金」を「乳頭」、「祝いの詩」を「おならの詩」に書き換えるものだった。生徒達には大受けだったが、恥をかいたチャトルは、10年後絶対成功してやる、と誓う。
ピアと婚約者のスハースが買い物をしているところに出会ったランチョーは、スハースがピアよりお金を大事にしているということを策略でばらす。ピアはがっかりして婚約を解消する。その時、ランチョーのもとにラージューの父が重体との連絡が入り、ランチョーはバイクで駆け付け、病院に運ぶ。ピアは友情を大事にするランチョーに惹かれ始める。そして、翌朝、病院に泊まったランチョー、ラージュー、ファルハーンの3人を試験に向かわせる。結果、ラージューとファルハーンは最下位で合格し、ランチョーは1位で合格した。
10年後、ランチョーを探しにシムラに行った、ラージュー、ファルハーンたちだったが、ランチョーの家に着くと、ランチョーの家ではその父の葬式が行われていた。そしてランチョーと思っていた男は別人だったことが判明する。本物のランチョーは成績が振るわなかったため、大学の学位をえるために、庭師の子どもを引き取り、ランチョーに仕立て上げて大学に通わせていたのだった。その家に飾ってあった学位の写真は、その本物のランチョーにすり替わっており、かつての仲間の写真ではなかった。そして、ラージュー、ファルハーンの二人は、ランチョーだった男の本当の名前はフンスク・ワンガルといい、400もの特許をとった科学者だと知る。そして、フンスクは本物のランチョーに「自分を探しに、ある日馬鹿二人が会いに来る」と言っていたとも語る。本物のランチョーから、フンスクはラダックにある小学校で働いていると聞いて、ラージューたちはそこに向かうことにした。
そして10年前、大学の卒業試験と就職活動の季節がやってきた。ランチョーは、ファルハーンに写真家の夢をあきらめるな、ラージューに臆病になるな、と声をかける。二人は、ランチョーにピアに告白したら自分たちも頑張ると言ったため、ランチョーは酔っぱらって、ピアの家に忍び込み、告白する。だが、それはお産のため実家に帰ってきていた姉モナだった。ランチューは、姉モナのお腹に向かって「君はなりたいものになれる、きっとうまーくいーく」と声をかける。酔っぱらったラージューは家の門に放尿し、騒ぎを聞きつけ、学長がやってくる。そして3人が忍び込んだことがばれ、ラージューは自分が退学するかランチョーを退学させるか選べと言われ、とっさに飛び降り自殺を図る。何とか助かったラージューだったが、意識不明全身まひになってしまう。ランチョーとファルハーンは、意識が戻るよう語り続け、ラージューは無事に回復する。
そして、ファルハーンは父にエンジニアにならず写真家になりたいと夢を語り、許しを得ることに成功する。ラージューは車椅子で就職面接に臨み、ありのままの自分を語り、無事合格する。
ピアは、ランチョーに結婚の夢を語るが、ランチョーは結婚しないとピアに告げる。
10年後、ファルハーンたちは、元ランチョーの居場所に行くため、ピアに連絡を取る。するとその日はピアの結婚式の日だった。式場に乗り込んだ二人は、式を壊して、ピアを説得し、一緒に元ランチョーのもとに向かう。チャトルは大きな契約の相手との約束があるからそこには行けない、と騒ぐが、そのまま連れていかれてしまう。
10年前。それぞれ喜ぶ3人だったが、卒業の前に試験が控えていた。成績最下位のラージューを受からせるため、ピアは学長室にある試験のカンニングを提案する。気の進まない3人だったが、確実に卒業するためと学長室に忍び込む。が、その行為がばれてしまい、学長に退学を命じられてしまう。ピアは学長に兄の死は、学長が兄のやりたいことを認めずに追い詰めたせいだ、と自殺した兄の気持ちを訴える。
大雨の中、3人は退寮をするが、その時モナが破水する。大雨で救急車が来ないことを知った3人は、急遽引き返し、大学の集会室にモナを運び込み、病院にいるピアと連絡を取って出産を手伝うことを決意する。停電になり、慌てるが、大学の学生たちに車のバッテリーの提供を呼びかけ、電気をつなげ、なんとかモナは無事に出産をする。その3人の様子をみて、学長は今までの自分の行為を反省し、3人に退学しなくてもよい、と言う。そして、ランチョーに「成績優秀者のペン」を与える。
そして卒業式の日。ランチョーは首席で卒業するが、学生がみな写真を撮る中、一人静かに分かれも告げずに立ち去ってしまう。
10年後、元ランチョーのいる小学校に着いたメンバー。その小学校は自作の発明品がそこかしこにあり、子どもたちが生き生きと活動していた。そこには、大学時代、学生の世話係として働いていた通称ミリ坊主が、教員として勤務していた。驚くメンバーに、ミリ坊主は、元ランチョーが学校のお金と切符を送ってくれたおかげだと話す。ミリ坊主に元ランチョーの場所を聞いたメンバーは湖で実験している男に出会う。彼こそ、皆が探していた元ランチョーだった。再会を喜ぶメンバーだったが、一人チャトルは「自分の方が金持ちで成功した」と威張り、契約のために帰ろうとする。そのチャトルに契約相手であるフンスク・ワンガルから電話が入り、元ランチョーがフンスクだと、明かす。
フンスクは、身分を明かし、10年越しに出会ったピアと愛を確かめるのだった
「きっと、うまくいく」インド映画見どころ、感想、ネタバレあり!
「きっと、うまくいく」Aal Izz Well=all is well
Aal Izz Well(アール・イーズ・ウェル、英語の“all is well”)、なんですよ、人生は!
「自分の夢を大事にしよう」
「成績じゃなく、点を取るばかりでなく、学ぶことを大事にしよう」
「勉強ばかりでなく、人生を楽しみながら生きよう」
…などなど、メッセージにあふれたこの映画。
途中悲しいシーンはあるけれど、生きている人々は皆自分の人生を見つけられていたと思います。チャトルはチャトルなりに凄く頑張っていたので、それは評価してあげたいけどなあ。10年後の出会いによって、チャトルも旧交を温め、ちょっと人生の方向転換をしていくのかな、と思ったエンディングでした。
「きっと、うまくいく」インドアカデミー賞史上最多16部門を受賞
なんとこの映画、2010年インドアカデミー賞では作品賞をはじめ史上最多16部門を受賞したんだそうです。天下のアミール・カーン出し、面白いし、メッセージ性にあふれているし、ダンスはあるし、歌もあるし、そりゃ、賞とっちゃいますよね。
世界に通用するインド映画の一つだと思います!みんな見るべきだー!!
「きっと、うまくいく」アーミル・カーン44才!?
アーミール・カーンが映画によって、体格を変えていくのはご存じの通りですが、なんとこの主演のとき、アーミル・カーンが44才だったというのは、びっくりしました。
44才ですよ?若々しい18才~の役を演じるなんて。そして大学生に見えちゃったんだから、そのカメレオンっぷりは驚きです。この役を決めるとき、スタッフはもっと若い俳優起用を考えていたようですが、アーミールが、どうしても演じたい!といったそうです。役柄のため、お肌をぴちぴちにするため大量の水を飲んだり、体を引き締めたりと肉体改造を頑張ったとか。R・マドハヴァン、シャルマン・ジョーシーも30代だったそうです。役者さんってすごいですねー!
アーミルが体七変化はほんとに驚いちゃうので、こちらの作品もぜひ!
若いアーミル、マジかっこいいです。え?こんなイケメンでした?と思っちゃいますよー。
世界で絶対観るべき!と評価の高い作品。
これも凄くよい映画なんです!生き辛いけど才能豊かな少年を見出して導いていく先生の話です。感動して何度も泣いちゃいます。。。!
「きっと、うまくいく」教育問題、自殺問題
他のインド映画もそうですが、教育問題を扱った映画が最近多いですよね。学歴社会のひずみを注意喚起しているのだと思いますが、それでもなかなか厳しい世の中。この映画は10年以上前に作られたけど、是正はなかなかなんでしょうね。。。
インドの学歴社会を扱った映画はたくさんありますが、これもおすすめです。ダヌシュ主演大ヒット映画でした。
「きっと、うまくいく」どうしても嫌いなシーン ゴーカン連呼
この映画、実は何回か観てるんです、好きだから。
でもどうーしても好きになれないシーンが一つ。祝典で チャトルが「ゴーカン」と何回も叫ぶシーン。
学生たち、大笑いしてるけど、そりゃないでしょ?!と思う。
そして、ランチョーも悪ふざけしすぎでしょ?!!!と思う。
工科大学で男性優位の社会だけど、きっと女子学生も数人いたのでは?
先生だって、出てこなかったけど、女性がいたはず。
そんな中、社会問題にもなってる女性差別、強姦を笑いに変えちゃう姿は嫌い、でした。何度見ても嫌だな。
このシーンはそういう揶揄する意図はないのかもしれないけど、注意喚起する意図なのかもしれないけど、やり方はあるでしょ?と思って好きになれないシーンです。
このシーンがなかったら、もっと好きになれる映画なのになー。
誰かほかにもそう思っている人はいないかしら?
王様のブランチおすすめインド映画「きっと、うまくいく」Amazonプライムで見逃しなし!!
「きっと、うまくいく」いかがでしょうか。一つのシーンだけは嫌いだけど、他は大好きな映画です。
結構、色々な有名人とか芸能人が「大好きな映画」と名前を挙げている映画。
そして今回は、「王様のブランチ」でも、マコなり社長でもおすすめしてくれて嬉しい!!。
マコなり社長のおすすめ映画5つ、すべて「人生の応援歌」という感じだして面白ですよー!!
ということで映画「きっと、うまくいく」、★★★★★5つとさせていただきます!
ちなみにこのアーミル・カーン、他にも素敵な映画がたくさんあるんです!!!
是非見てほしいー!
あと題名が似てますが、これもいい映画!!学生時代の友情が描かれています!おすすめです!