『平方メートルの恋』あらすじ感想インド映画ネタバレ★4

インド映画

ネットフリックスで配信されている様々なインド映画。

さて今回ご紹介するのは、インドの今どきの若者二人が家をめぐって織りなすラブコメディ「平方メートルの恋」。

2018年公開製作された2時間13分のラブコメディ作品、インドの住宅事情も垣間見えてなかなか面白かったです。

では、あらすじ、感想などどうぞー。

『平方メートルの恋』okome のヒトコト感想&勝手におすすめ度

  家に宗教 ムンバイの若者は 結婚大変     

  「勝手におすすめ度」★★★★☆(楽しいラブコメ)


『平方メートルの恋』監督&キャスト

監督

 ・アーナンド・ティワーリー

キャスト

 ・ヴィッキー・コウシャル

 ・アンギラ・ダール

 ・アランクリタ・サハイ

 ・ラジュヴィール・ヤダヴ

 ・ラトナ・パータック

 ・スプリヤ・パタク


「平方メートルの恋」あらすじ結末

サンジュはムンバイにある自宅の屋上から歯磨きしながら、向かいに見える高層マンションで優雅な暮らしを送っている夫婦の生活を憧れの気持ちで眺めている。

近々鉄道会社勤務の父が定年退職を迎えるため、ここを出て別の場所に引っ越さければならない。サンジュはムンバイに自分の家を持つことが夢で、住宅融資が優先的に受けられる銀行に入社し、そこで情報技術部でサーバーの管理などの業務に携わっている。

狭い家で、サンジュに個室は無く、ひとりになれるのはトイレだけ。トイレで読んでいた新聞で、新婚夫婦でも購入可能な高層マンション物件広告を見つける。

カリーナはサンジュと同じ銀行の融資課に勤務している。カリーナにはサムという婚約者がいるが、なかなか結婚を申し込んでくれない。カリーナの家も広くなく上の階の新婚夫婦マリオ達のせいで、天井から埃が落ちてきている。さらに大家からは立ち退き勧告を受けている。カリーナの母はカナダの叔父から移住の誘いがあり、カリーナは一人暮らしするつもりでいる。

サンジュは通勤途中、スリを捕まえる。スリは家賃を払うためやったという。ムンバイの家賃高騰が市民の生活に大きな影響を与えているのだった。

サンジュは女性社長のラシのオフィスに向かう。サンジュとラシは不倫をしている。ラシにはカシンという同棲中の恋人がいるが、海外出張が多く、サンジュで寂しさを紛らわしている。サンジュはラシに、家を買うからカシンとは別れて一緒に住もうと持ちかけるが、取り合ってもらえない。サンジュはジェイソンの結婚パーティーにラシを誘うが、公の場に二人で参加するのやリスクがあるといってラシは乗り気では無い。

カリーナはサムに新婚夫婦向けのマンションを買うことを提案するが、サムは貧困層のための制度と取り合わない。

ジェイソンのパーティーでサンジュはカリーナに一目惚れする。パーティーの後、サンジュはラシの部屋を訪ね、関係を深めようとするが、ラシに断られる。深夜に自宅に戻ったサンジュは、泊まりに来ていた親戚の叔父にベッドをとられ、床に寝る。母に住宅ローンに申し込んだことを伝える。

翌日出社したサンジュは住宅ローンが却下されてことを知り、融資カウンターにいたカリーナに500万ルピーの住宅ローンのことを相談する。サンジュの4万6000ルピーの月給のうち4万ルピー返済は困難と融資を却下したカリーナに対しサンジュは「銀行の手先」とののしる。

会社帰りにカリーナにあったサンジュは、昼間の無礼を詫び、お茶に誘う。サンジュは改めてムンバイに家を買いたいと伝えると、カリーナから新婚夫婦向けマンションを薦められ、結婚していなければ使えない制度であることを再認識する二人。カリーナは、彼は持ち家の両親と住んでいて召し使いもいるお金持ちだが、夫に依存するのではなく夫婦でお互い責任を分かち合って生活することを夢見ている。お互い家を持つことに夢を持っている二人は次第に惹かれあっていくのだった。

ラシから呼び出されたサンジュは、ラシの家に向かう。今日こそラシにカシンか自分かのどちらを選ぶのをかを聞くと心に決めるが、カシンに迎えられ、何も言えなくなるサンジュ。サンジュを奴隷扱いするラシに愛想を尽かし、カリーナに自分はシングルになったとメッセージを送るのだった。

カリーナはサムの家で、彼の両親と自分の母親と一緒に食事をしていたが、サムはNGOを設立し、世界を旅しながら助けが必要な人たちを助けたいのだといいだす。さらにサムは3ヶ月結婚は待って欲しい、カリーナに会社を辞めるように言いだし、カリーナは腹を立て食事の席を立ってしまう。カリーナを追いかけてきた母に対して「あなたのようにはなりたくない」と言い、女手一つでカリーナを大学まで通わせてくれた母を傷つけてしまったカリーナだった。

夜、カリーナは、サンジュがラシと別れて結婚しないのならマンションをあきらめるようにいう。一方カリーナも、婚約者のサムにやるせない気持ちを抱いていた。サンジュはカリーナにあくまで家を買うことを目的に一緒に申し込もうと提案する。愛情でなく取引を言い出したサンジュに失望しながらも、マンションは非常に魅力的であり、カリーナの心は揺れるのだった。サムはカリーナと母の面倒は一生見ると告げるが、夫婦は平等と考えるカリーナは違和感をもつのだった。

カリーナは最終日にサンジュを誘ってマンション申し込みに向かう。手続きを支援する業者のなかにスリに遭ったのを助けたレーマットを見つけ、相談に乗ってもらう。申込みには結婚証明書と内金として40万ルピーの小切手などが必要だが、後からでも提出すれば何とかなると助言を受け、何とか申込みに成功する。サンジュはラシに退職準備金から40万ルピーを貸してくれれるよう申し入れるが、ラシはサンジュとの不倫を解消するつもりはなく、申し入れをはぐらかす。

偽装結婚で家を手に入れようとしている二人だったが、お互い思いを寄せ合うようになる。しかしカリーナは「キスは取引外」として気持ちに一線を引く。

サンジュの両親は、お見合いの話を持ってくるがサンジュは取り合おうとしない。

ある夜、サンジュの家を訪ねたカリーナは、サンジュがファーストキスだったこと、婚約者のサムにキスされそうになったが断った、とサンジュへの思いを伝える。取引だった二人の関係は恋人同士になった。

内金の40万ルピーの小切手を手に入れるために再三ラシへ確認をするサンジュだが、カシンが海外出張での不在による寂しさと、カシンが浮気しているかもと疑心暗鬼にとらわれているラシは、小切手と引き替えにサンジュに一夜をともにするように迫る。

翌朝、サンジュはカリーナから家の抽選に当選したとの知らせを受け、サンジュは40万ルピーの小切手が手に入ったことを伝える。

サンジュはラシと一夜を過ごしたことをカリーナに伝えられずにいた。

オフィスでラシは、カシンと別れた、家も用意するから一緒になろうと迫るが、サンジュは愛していないと突き放す。

一方カリーナは、カリーナからの別れの手紙を読んで帰ってきたサムと母とでもめていた。カリーナは、お互いの価値観が違うこと、サンジェと結婚することをサムに告げる、サムは去って行く。

カリーナの母に結婚の報告に行ったサンジュだったが、キリスト教の母はヒンズー教のサンジュとの結婚を許そうとしない。サンジュは宗教の違いは障壁にはならいことを訴えるが、納得しようとしない。

サンジュの両親に家を買うこととカリーナとの結婚を伝えるが、ここでも両家の宗教の違いから結婚への理解が得られない。

両親からの理解は得られない中でも、カリーナは新しい生活に向けた準備を進めていた。

サンジュはラシと一夜を過ごしたことをカリーナに伝え、カリーナは涙を浮かべながら取引だけは続けるというのだった。

カリーナの友人はカリーナに対し、冷静になって許してあげるよう説得するがカリーナは聞き入れない。

待ちに待った新居のお披露目の日を迎える。両家が集まり、結婚式についてどうするかを話し合い、サンジュの両親がカリーナの母の意見を尊重し、簡素な式にすることになる。

サンジュはカリーナと結婚を望むが、サンジュとラシとの関係を許せないカリーナだった。

ラシに呼び出されたサンジュは、妊娠したかもしれないと告げられる。融資部の同僚とその話を聞き、立ち去ろうとするカリーナに、ラシは「サンジュは詐欺師だ、お腹の子の父親は彼なの」と追い打ちをかける。カリーナを追いかけようとしたサンジュの前に、カシンが現れ、サンジュに掴みかかる。ここでラシが本当のことを告白する。ラシはカシンがヴァネッサという愛人と浮気していると思い、カシンを嫉妬させるためにサンジュの子を妊娠したと嘘をついたのだった。しかしヴァネッサは、一方的にメールを送りつけてくる60歳の女性だとわかりなk直りをする。

ラシの嘘を知ったカリーナだったが、サンジュをどうしても許せない。家族のために結婚はするが、1ヶ月後には離婚し家を売り払うというカリーナ。サンジュが家は手放したくないというと、所詮サンジュは自分など愛していなくて、家が欲しかっただけだったのだと、カリーナは思う。

失意にくれるサンジュは、家を自分のものにする方法がないか公証人のレーマットに再度相談する。家を購入した時点では共有名義だが、カリーナに単独名義に対する異議なし証明書(NOC)にサインさせれば、家はサンジュのものになることを教える。バイクでサンジュをレーマットのいるところまで送ってきた友人のサニーは、サンジュの卑劣な行動を撤回するように忠告するが、サンジュは家を単独名義に変えようとするのだった。

レーマットは、明日彼女の署名をもらって書類を提出すれば自分が手続きを行うとサンジュに約束する。

翌朝、カリーナの家をマーレットが訪れ「サンジュが書類を偽造して家を独り占めにしようとしている。自分と一緒に来て、彼に会ってほしい」ときちんとサンジェと話し合って、決して名義を彼に渡さないように、と忠告する。

サンジュの家の前で、結婚式を盛り上げようとしているサンジュの家族だが、サンジュの姿が見当たらない。結婚式に参加するつもりは無く街を歩いていたサンジュは、親戚に連れて行かれる。

新居に着いたカリーナは、冷蔵庫やテレビなどの電化製品をサンジュが用意してくれたことに気付くが、そこにはサンジュはいない。テーブルのリモコンを操作すると、サンジュのビデオメッセージが流れ始めた。

>カリーナ、こんなふうに呼び出してすまない

>家は君の名義にした

>僕のNOCは机の上だ

>レーマットさんが対処してくれる

>君の相手が見つかるまで、僕の分は支払うよ

>許してもらえないと分かっているけど

>僕のせいで君の夢をこわしたくなかった

>強が最後の日だから

>本当にごめん

>君を愛してるよ

>これを言うのは初めてだよね

>良いタイミングだろう

>リクシャー(三輪タクシー)でプロポーズして

>テレビで告白するなんて

>取引はもう終わりだ

サンジュは自分が身を引いて、カリーナの夢を叶えようとし、それを知ったレーマットは仲直りさせようとサンジュをサポートしたのだった。

サンジュはカリーナに「自分は善し悪しも考えず家を手に入れることだけを目標にしてきたが、それは間違いだった。カリーナの言うとおり初めからやり直し恋をして結婚できたら…。自分の人生に必要なのはカリーナだけだ」とようやく本当の気持ちを伝える。

カリーナは「本当の夢はサンジュと自分の二つの名前の表札を掲げること、愛し合っている二人が生涯一緒に暮らすこと」だと伝える。

しかしカリーナは、結婚は無理という。戸惑うサンジュに対して、カリーナは「もし自分と一緒に住みたければ、家の権利を持つ自分に100%従うこと」と告げると、サンジュは「家のためになら結婚する」と答えるのだった。


「平方メートルの恋」見どころ、感想、ネタバレあり!

「平方メートルの恋」ムンバイ住宅事情

ムンバイといえば、インドでも最大の都市のひとつ。住宅事情が非常に厳しいんですね。

他の映画でもそうだったけど、インドって、いきなり親戚が大勢で泊まりに来るんですよねー。

うーん。ありえない。。一昔前の日本だったらあったのかな。

一部屋とか2部屋とかしかない狭い家に、結婚式だとかなんだとかで大勢でやってきて、台所やリビングで雑魚寝してるシーンを見ると、「うあああああ。大家族。。。」と思います。

「平方メートルの恋」宗教の違い

インドでは、宗教やカーストが結婚の障害になることが多いようですね。

この映画では、宗教だけが二人の障害(価値観や浮気もあったけど)だったけど、カーストは同じだったんでしょうか。

二人の宗教が違うと、どちらの宗教が子供のメイン宗教になるのか。基本父親の宗教に合わせるんでしょうか、この主人公の女性カリーナは結構強い自己主張をするので、もしかしたらキリスト教信者になるのでしょうか。本人たちはともかく、子ども問題は結構尾を引きそうな予感(と勝手に心配)。


「平方メートルの恋」インド映画ネットフリックスで見逃しなし!!

「平方メートルの恋」いかがでしょうか。

ラストに、主役がサンジュという役名からか、インド映画『サンジュ』で主役を務めるランビール・カプールがオープニングのサンジュと同じく歯磨き姿でカメオ出演しています笑。

要チェックですね!

軽く肩ひじ張らずに見ることのできる楽しいラブコメ、たまには良いかな?ということで映画「平方メートルの恋」、★★★★4つとさせていただきます!



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