『ピザ!』アマプラインド映画おすすめ!あらすじ感想Kaakkaa Muttai/The Crow’s egg★5

ドラマ

「私も、ピザより、ドーサが好きよー!」とつい呟いてしまったインド映画「ピザ!」。Amazonプライムで配信されている、2014年公開製作された91分のインド映画です。

いやー、よかったです。

すき!

ということで、インド映画「ピザ!」あらすじ、感想など、どうぞー。

『ピザ!』okome のヒトコト感想&勝手におすすめ度

 私も ピザより ドーサが好き      

「勝手におすすめ度」★★★★★(子どもたちが生き生き)


『ピザ!』監督&キャスト

監督

 ・M・マニカンダン

キャスト

 ・ラメーシュ 

 ・ J・ヴィグネーシュ  

 ・アイシュワリヤー・ラージェーシュ 

 ・ ラメシュ・トヒラック


「ピザ!」インド映画あらすじ結末

チェンナイのスラム街に住む幼い兄弟二人。父、母、祖母との5人暮らしだが、父親が刑務所に入り、貧しく生活が成り立たないので、学校に行かずに働いている。母は保釈金3万ルピーを用立てているが、悪徳弁護士はお金だけ受け取って動いてくれない。

幼い姉弟は、兄が「大きいカラスの卵」、弟は「小さいカラスの卵」と呼ばれていた。それは、たびたび、空き地にいるカラスの卵をこっそりとって食べていたからだった。

兄弟は、貨物列車から落ちた石炭くずを拾っては売っていた。石炭は、近所の店で、1キロ2ルピーで引き取ってもらえる。線路のそばには、兄弟が「ニンジン」おじさんと呼んで親しんでいる労務者がいた。

そんな中、子どもたちの遊び場で、カラスの巣があった広場が、地元議員の口利きにより、ピザ店になることになり、子どもたちはがっかりする。

ピザ店のオープニングには、テレビ中継も入り、有名な俳優のシンブがやってきてテープカットするなど、大盛況。

そのピザ屋の配達員が、スラム街で道に迷っていたところを、兄弟は道案内をして助ける。その際、ピザの匂いをかがせてもらい、チラシをもらう。ピザの値段を聞くと、300ルピーだった。二人は「ニンジン」にチラシを見せて、「どれくらい稼いだら、ピザが食べられる?」と聞く。すると「ニンジン」は「貨物コンテナ1台分稼がないと食べられない」と答える。

帰り道、公演を通りかかった二人は裕福な少年にピザのチラシを見せる。少年は「電話して届けてもらえる」と注文の仕方を教える。

兄弟は公衆電話でピザを注文するが、場所を聞かれ住所がわからず「寺院のそばの家」「カラスの卵の家」と答えてしまい、いたずらだと思われて電話を切られてしまう。

祖母は二人から話を聞きチラシを見て、ピザを作ってくれることになったが、野菜を盛り付けて焼いたモノは、ドーサだった。兄弟は「これはピザじゃなくてドーサだ」とがっかりし、改めてお金を貯めてピザを買う決心をする。

その様子を見た「ニンジン」は、手っ取り早くお金になるちゃんとした石炭の置き場所をこっそり教えてくれる。そして兄弟たちはせっせと石炭を盗み、300ルピーを貯めることができた。兄弟は、300ルピーを握りしめ、ピザ屋に向かうが、スラム街の子供と知った警備員に門前払いを食らってしまう。ぼろぼろの服ではスラムの子供だと思われるのだ、と言われた二人は、あたらしい綺麗な服を買うことにするが、どこで買ったらよい野かわからない。公園で会った裕福な少年に「マイラポールのシティセンター」で買うことができると教えてもらう。より、お金を稼がなくてはと思った二人だが、「ニンジン」が石炭を盗んだのがばれ会社を首になり、どこかに行ってしまっていたのを知り、無気力になる。

やる気を失っていた二人だが、近所の酔っぱらったおじさんを家に送り届けてお小遣いをもらったことをきっかけに、水運びや壁掃除、チラシ配りなど、細かい仕事をせっせとこなして、なんとかお金を貯めた。

そのお金をもって「マイラポールのシティセンター」にたどり着いた二人だが、巨大なショッピングセンターに気後れしてしまう。ちょうどその時、服を買ったばかりの少年に出くわし、屋台の食べ物と引き換えに、服をもらうことができた。

二人はあたらしい服に着替え、ピザ店に向かうが、またもや入り口で警備員に止められ、店長に殴られてしまう。その様子をスラムの友人たちが買ったばかりのスマホで撮影していた。

意気消沈して帰宅すると、祖母が亡くなっていた。葬式代に困っていた母親に、兄弟は300ルピーを差し出す。そしてチラシを捨ててしまう。

友人たちが撮影していたピザ店での暴行動画が、地元のチンピラの目に留まり、彼らはピザ店をゆすることを思いつく。ピザ店はこのままでは営業停止になってしまうと、議員や周りに相談する。そして、チンピラ親分は、動画を拡散させないことを条件に、ピザ店から10万ルピーをせしめることになったが、子分にちゃんと分け前を言っていなかったせいで、誤解した子分はテレビに動画を売ってしまう。

怖くなった子どもたちは家出をする。子どもの行方を求め、チンピラ、ピザ店、議員が奔走する。

地元議員は、母親を呼んで、力になると約束し、警察の力を借りて、子どもたちを探し出す。母親と会えた子ども体は安心して警察車両に乗り込んで送ってもらったが、ついた先はピザ店だった。

ピザ店にはテレビカメラの中継や楽団が待機しており、二人は店主に盛大に迎えられる。

そして「二人はこれからいつでもピザをタダで食べてもいい。庶民向けの安い45ルピーのピザを売り出す」とピザを差し出される。

憧れのピザを食べた二人だったが、一口食べて微妙な表情になり、「あまり美味しくないね。ドーサの方がおいしい」とこっそり呟くのだった。


「ピザ!」インド映画見どころ、感想、ネタバレあり!

「ピザ!」The Crow’s eggカラスのたまご、って題名がよい!

この映画、確かに「ピザ」がテーマなんですが、原題は「Kaakkaa Muttai/The Crow’s egg(カラスのたまご)」っていうんですよね。

とても素敵な題名だなーと思ったので、「ピザ!」という簡単な題名に変更しちゃったのが、惜しい感じがします。

幼い兄弟二人は、兄が「大きいカラスの卵」、弟は「小さいカラスの卵」と呼ばれていて、本名が出てこないのです。二人は、広場でカラスから卵を盗んで、こっそり飲み込んでいて、卵が貴重な栄養源だったんですよね。カラスはたくましいし、兄弟二人も色々なことに負けず生き抜いてほしいなあと思いました。

ところで、カラスの卵って美味しいんでしょうか?アヒルやダチョウの卵までは食べたけどなあ。。。カラスの卵を食べる機会は、なかなかなさそうですよね。。。

「ピザ!」子どもたちが純真で可愛い

なんてったって、この二人の兄弟の表情が、生き生きとしていて、素直で純真、演技してるの?素なの?ってわからないくらい、自然!

インドの映画って、子供向けの「児童映画」部門があるとのこと。

この映画はそのインド国際映画祭ナショナルフィルムアワードで最優秀賞、観客賞を受賞した作品だそうです。小品ですが、とても評判が良くて、観客動員数もすごかったとか。

大人から子供まで安心して観られる映画、そしてスラムや社会問題も盛り込んだ映画で、皆がほっこりできる映画っていいですよね。

私のとって、パーフェクト!!!な映画の一つです。

「ピザ!」インドの気のいいおじさんたち&ヨーギ・バーブ

チンピラのおじさんたちが、悪ぶってるんだけど、ちょっと抜けてていいキャラでした。祖いてその子分の一人が、なんとヨーギ・バーブ。タミル映画で有名で人気のコメディ俳優さん。最近ではIMW2020「僕の名はパリエルム・ペルマール」で、主人公に寄り添う親友の役で光ってました。ナワ様主演の「孤独の夜」でもちょこっと出ていたような(気のせい?)、でもきゃすろ調べても出てこなかったので、どうなのかなあ。

結構目立つ俳優さんなので、「あ、ここにも!」と探すのが楽しそうです。

「ピザ!」インド映画Amazonプライムで見逃しなし!!

「ピザ!」いかがでしょうか。

誰もが幸せになれる映画、ということで映画「ピザ!」、★★★★★5つとさせていただきます!



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