「ホテルムンバイ」感想あらすじ一部ネタバレ評価★3.5インドムンバイで起こった同時多発テロの実話の映画

映画

ネットフリックス配信映画、「ホテルムンバイ」やっと視聴しました。

2008年にインドムンバイで起こった同時多発テロ事件、実話がもとになっています。年齢制限があるので気を付けて観てみてくださいね。

では、あらすじキャスト感想についてご紹介しますね。ご参考にどうぞ!



「ホテルムンバイ」映画キャストは?

 

キャスト

 

主要キャスト一覧です。相関図はまだないのですが、相関関係をどうぞ。

デヴ・パテル(アルジュン役)

アルジュン役。インドムンバイにある5つ星ホテル、タージマハルホテルで働く給仕。幼い娘と身重の妻がいる。シーク教徒。

アーミー・ハマー(デヴィッド役)

アメリカ人建築家。

ナザニン・ボニアディ(ザーラ役)

ザーラ役。デイビッドの妻。セレブな名家出身のイスラム教徒。

ティルダ・コバン=ハーヴィー(サリー役)

サリー役。ベビーシッター。

アヌパム・カー(オべロイ料理長役)

タージマハルホテル勤務。厳しい。

ジェイソン・アイザックス(ワシリー・ゴルデツキー役)

気難しいロシア人実業家。実は他の顔も持っていて。。



「ホテルムンバイ」映画あらすじ

 

2008年11月26日、インド・ムンバイ。この日も五つ星ホテルのタージマハルは、セレブな常連客や新規客で賑わっていた。そこには、妻子やシッターと訪れたアメリカ人建築家デヴィッド(アーミー・ハマー)やロシア人実業家のワシリー(ジェイソン・アイザックス)などの姿があった。

給仕として働くアルジュン(デヴ・パテル)は、靴を忘れてしまい、合わない予備の靴を借り仕事をする。

その頃、ムンバイでは同時多発テロが発生、CST駅では100人もの死傷者を出すテロの犯人二人が、銃を乱射しながら逃走していた。銃撃に遭った被害者たちが次々とタージマハルに逃げ込むが、テロ首謀者たちも紛れ込み、乱射し始める。

レストランにいたアルジュンたちは辛くも銃撃を免れた。が、デイビッドが部屋に残されたサリーと娘キャメロンを助けに部屋に戻る。

ムンバイの警察数名がホテルに乗り込むが、銃撃に遭う。特殊部隊はデリー在勤で、数日後の到着予定だった。従業員は、客を連れ6階のレストランに移動し、決死の脱出を図る。



「ホテルムンバイ」ドラマ見どころは?一部ネタバレ

 

「ホテルムンバイ」デヴ・パテル主演映画 キャスト

 

「ホテルムンバイ」観てみたいなと思ったのが、デヴ・パテル主演と聞いたから。

デヴパテルといえば、『LION/ライオン ~25年目のただいま~』、『スラムドッグ・ミリオネア』ですよね。ものすごくイケメンというわけじゃないんだけど、ちょっと垂れ目(垂れ眉)?っぽい不安そうな表情のイメージ、でも芯は強いイメージが印象的な役者さん。

この「ホテルムンバイ」でも、イケイケおっしゃあ!!とテロリストと戦う感じじゃなくて、出しゃばることなく「お客様をお守りする」職務を全うする誠実さと正義感に溢れたキャラを演じてました。まさにはまり役!

他のキャストは「インド映画で見たことあるな」っていう役者さんがちらほらいたんだけど、お名前がわからない。すみません。おじさんたちです。

キャラクターは、インド人の他、アメリカ人、ロシア人、アジア人など。料理長は実在に人物とのことですが、他のキャラクターは複数の人物を組み合わせて作り上げたとのこと。亡くなった人たちに敬意を表し、丁寧に演じられているのがわかりました。勇気をもってテロと戦った従業員の方々にも敬意を表します。



「ホテルムンバイ」実話!首謀者、犯人は?日本人もいた!

 

この映画、2008年に起きた、インドムンバイ同時多発テロを題材に制作されました。

実際100人以上の死者が出てしまった痛ましい事件、その半数以上がホテル従業員だったそうです。お客様を必死に守ってくれたんですね。

また犠牲者の中には、出張でたまたまムンバイを訪れていた日本人ビジネスマンもいました。ニュースでその映像を見た記憶があります。

この事件の実行犯は10人。そのうち9人が射殺され、1人逮捕されました。

映画でも描かれていますが、実行犯はまだ若い10代~の若者たち。教義や家族の生活費のため、訓練を受けてジハードに向かったのだということが、映画の中で語られています。テロリスト=完全な悪人という描き方じゃなくて、彼らも人間、洗脳された人間なんだという描き方でした。容赦なく躊躇せず、がんがん銃撃しまくるシーンが殆どなんだけど、パキスタンにいる首謀者からの「隠されたものがないかブラの中を探れ」という命令に「どうしてもできない」と拒否するシーン、パキスタンに住む両親に電話をして「お金もらった?まだもらってないの?」と聞いて泣き崩れるシーン。まだ年端も行かない子どもたちなんだな、と可哀そうになりました。と言っても殺人しまくるわけだから、正当化はできなんですが。

この映画の犯人たちを見て思い出したのは、Netflixで配信してる「希望の光」という映画。アフガニスタンの難民キャンプを訪れた元軍医が、子どもたちにクリケットを教えて国家代表に育て生きる希望を持ってもらう話。なんですが、将来有望で国家代表になるだろう少年を、大人が操って試合会場でジハードさせるシーンがあるのです。仲間を守るため、自分の身を投げうつ少年の姿が、もう悲しくって悲しくって。観ながらだらだら泣いてしまいました。。そういえば、この映画、感想書いてないなあ。。機会あれば、ぜひ観てみてください。

さて、この映画の事件ですが、少年たち実行部隊を操っていたとされる首謀者が2019年7月にやっと逮捕されました。パキスタンを拠点とするイスラム過激派組織の創設者でありイスラム教指導者のハフィズ・サイードです。何回も逮捕されては釈放されていたとのこと、インドは起訴するように求めたそうです。これで一件落着とは言いませんが、事件から10年、やっと一区切りなんだなと思いました。



「ホテルムンバイ」ネットフリックス、Amazonプライムで見逃しなし!

 

「ホテルムンバイ」いかがでしたか?

実在の事件、痛ましい事件でしたよね。

この映画は、AmazonでもNetflixでも配信しています。

私としては、この映画もいいんですが、テーマとしてなら「希望の光」も勧めたい(ブログ書こうよ、私。。)

あと、このタージマハルホテルですが、再建され、生き残った従業員の方々が今も働いているそうです。

関係者の方々の心の傷が、少しでも癒されていますように。

映画「ホテルムンバイ」それなりによかったのですが、私としては★3・5とさせていただきます。



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