2001年3月11日。北海道の雪深い丘に人知れず向かった高校生の也英と晴道は、10年後に掘り起こす約束をして、タイムカプセルを埋める。
10年後の2011年3月11日。府中基地に勤務していた晴道は、休暇をもらって北海道に向かおうとしていた。その時、東日本大震災が襲う。1年前から、なんとなく恒美と体の関係を続けていた晴道は、暗闇にトラウマを抱える恒美のもとに引き返す。そして改めて付き合いたいと告白する。
也英は故郷を離れ、札幌で一人暮らしを始めた。そしてタクシー運転手の仕事を始める。
2012年、晴道は、腰を痛め、千歳の地上勤務に転勤になっていた。恒美も晴道を追いかけ、北海道にやってくる。恒美は、晴道の家族から「晴道は初恋の人が記憶障害になったことに責任を感じている」と聞かされる。
旺太郎は、也英に告白するが振られてしまう。旺太郎は「人生は往々にして意義ある出会いがある。自分の気持ちに蓋をしてもいいの?前進しろ。みっともなくても人生は飛び込まなくちゃ」と也英を励ます。
恒美が、晴道の前でウェディングドレスの試着をするが、気持ちが乗らない晴道。
綴から詩のことを相談された晴道は、飛行機になぞらえ「V1という速度を超えたら飛ばなくてはならない」とアドバイスし、自分も気持ちを確かめる。
帰宅した晴道は、恒美から「死ぬ間際に会いたいのは誰?」と聞かれ「恒美じゃない。ずっと忘れられない人がいる」と答え、謝る。
パスタの店で待ち合わせた也英と晴道。しかし、晴道は、也英に会わず「年明けに海外フライトラインに挑戦する。日本を離れる」と電話し、也英は「あなたが好きです。お元気でいてください」と告白し、二人はそれぞれ泣く。
引っ越し準備をする晴道。手伝いに行った綴は、CDプレイヤーをもらって帰る。そこに入っていたのは、宇多田ヒカル「FirstLove」だった。それは、高校生のころ也英が、晴道に貸していたCDだった。それを聞いた瞬間、一気に記憶が蘇る也英。
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ちょこっと感想
後半、最後のシーン、涙腺崩壊です!!!!
宇多田ヒカルの曲が流れるたびに、「うっ(´;ω;`)ウゥゥ」となって、一緒に歌ってしまいますー。。。
旺太郎も晴道も何ていい人なんだ!!!
エンディングが流れて、「え?これで終わり?」「まさか、、、」と思ってしまった。
次回、最終回!!!
1997年、也英は、北見まで模試を受けに行くため、電車に乗っていた。そこに、金髪の少年も乗っていた。改札でトラブルになった少年に目を向ける也英。成績優秀な也英は、公立も私立もA判定だった。
大人になり、記憶を取り戻した也英は、昔晴道と一緒に行った丘に行き、タイムカプセルを掘り出していた。中には、北見行の切符やたばこの空き箱に入った手紙など。手紙を読む也英。
綴は、いきなりインスピレーションがわき、作曲を始める。
詩は、「カンパニーの一員となってテルアビブに行く」と也英に告げる。それを聞いた也英は、綴を空港に連れていき、綴は詩と気持ちを通わせる。
也英は、出すつもりのない晴道あてのメールを何通も保存していた。
2020年。やっと思い立った也英は、パスポート、有休をとり、海外に行くつもりになったが、コロナのパンデミックが世界に襲い掛かっていた。
3年後。綴は、トラックメーカーTSUZURUとして、YouTubeで「U」を発表、一世を風靡していた。
帰国した詩が持っていた写真に、晴道が写っていた。
也英は、飛行機の中でタイムカプセルに入っていた晴道の手紙を読んでいた。そこには、晴道の初恋の話が書かれていた。「初めて也英を見たのは、北見に向かう列車の中だったこと。一目ぼれだったこと。眠ってしまった也英の本の間に栞代わりに切符を挟んだこと。志望校を密かに見たこと。劣等生の自分が猛勉強して同じ高校に入ったこと」「俺の夢は君を幸せにすること。俺の生きる意味と進むべき道を教えてくれたこと。これが俺の宝物。初恋の物語」。そしてそこに追伸として、大人になった晴道の言葉が書かれていた。「今度は君の物語を聞かせてください」。
アイスランドで、飛行機の整備をする晴道。そこに「晴道、あなたが私の初恋です」と言って抱きつく也英。
その後、パイロットとして働く傍らに、CA姿の笑顔の也英がいた。
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ちょこっと感想
もう、超ハッピーエンドです!!!!あー幸せー✨。
切符からパイロットからCA,たばこのフレイバーから、何もかも、回収!!素晴らしい。
改札でわちゃわちゃした晴道。北見の切符。金髪晴道。そういうことだったんですね。
全く何て一途な男なんでしょうか。。
也英の夢、晴道の夢、すべて叶いましたね。息子の綴も立派に成長し、独り立ちして、まったく手がかからないし、二人は自分たちの夢を追って幸せになるだけ。
何て完璧なんだ。
満島ひかり、めちゃめちゃ綺麗でしたね。おチャラけてるけど芯のある男を演じた佐藤健も素敵だった。
北海道もアイスランドも自然が雄大で迫力あって、旅行に行きたくなりました。
そして、私も、こんなかっこいい誰かに一途に思われたい(夢、遠い。。。)。
二人の人生に幸あれ✨!!!
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「FirstLove初恋」ドラマ見どころは?ネタバレ注意!
「FirstLove初恋」 どんなドラマ?宇多田ヒカルの歌にのせて。
Netflix Japan「FirstLove初恋」。
数十年にわたる、一組の男女の初恋恋愛物語です。
と言っても、一筋縄ではいかない、人生の紆余曲折、幸不幸がこれでもかと襲い掛かります。運命を感じた二人が、色々あって人生を諦めて生きながらも、周りの温かい助言や助けによって、最後は、強く自分自身の夢を追いかける。
そんなストーリーが、宇多田ヒカル「FirstLove」にのせて描かれているんです。
歌にぴったり。
情感たっぷりな歌を聞くと、様々な情景が目に浮かんで、口ずさみながら泣けてきます。
いい歌だなあ、と改めて思いました。
でも、これを若干15歳の宇多田ヒカルが作ったんですよね?
才能、あたらめておそるべし。。。
このドラマには、素敵な言葉が、たくさん出てきます!
人生を迷っているとき、諦めがちなときに励ましてくれそうな言葉。羅針盤になりそうな言葉がたくさん、主人公たちから語られて。
きっと、このドラマを見て「もう一度頑張ろう」「自分の夢ってなんだったろうか」「何歳になっても夢を見てもいいんだ」と思った人は多いのではないでしょうか。
こういう気持ちが癒される、温かくなるドラマは、どんどん配信されてほしいなと思います!!
観てよかったー✨!!
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「FirstLove初恋」 佐藤健、満島ひかり、演技が素晴らしい
佐藤健、満島ひかり、八木莉可子(少女時代の野口也英)、木戸大聖(少年時代の晴道)、みんなあたりまえだけど、素晴らしい!!
満島ひかりに比べて、八木莉可子が「ちょっと大人っぽい?」と思ったけど、その凛としたところが光の当たる場所を歩んでいる夢に向かって突き進んでいる少女っていう役にぴったりでした。「鎌倉殿の13人」「クロサギ」にも出演してたんですね。これからブレイクしそう。
木戸大聖は、まさに晴道!!!この役を生きている感じ!!25歳とのことだけど、童顔で年齢に違和感なかったです。かっこいいし、演技はうまいし、このドラマで一気にブレイクしそうな予感です✨。追っかけなくては!!
佐藤健、満島ひかりの二人、大好き!透明感ある、美男美女。二人の演技には、感動して何度も泣かされました(´;ω;`)ウッ…。
佐藤健は、自衛官演じてる時のきりっとした感じ、これは惚れちゃいますよねー。警備員やっているとき、綴と話すときの、ちょっと砕けた感じも親近感があって。ギャップ萌え?
満島ひかりは、少し陰のある薄幸な役、ハッちゃけた天真爛漫な役、両方うまいんですよね。こんな雰囲気のある女優さん、なかなかいない気がします。若奥様の時、CAの時、あまりの美しさに見ほれちゃいました✨。
日本のドラマ、ネットフリックスでたくさん配信されているけど、これは世界中で話題になって上位ランキング入ってほしい。
北海道の大自然の美しさ、雄大さなど、日本の観光地アピールもあるけど、日本の俳優のすばらしさ、ストーリーの巧みさを世界中の人に知ってほしい。
佐藤健、満島ひかり、これからもぜひぜひ!ネットフリックスで活躍してください!!楽しみにしています♡