2022年日本公開のインド映画『スーパー30アーナンド先生の教室』。
主演がインドの誇る大スター、リティクで注目なのもちろんなんですが、世界中が絶賛した教育実話に基づいたヒューマンストーリーなんです。
子どもとか、教育とか、成り上がりとか、もう大好きなストーリー展開!!
もう絶対、たくさんの人に見てほしい!!
インド映画は、日本でもっともっと注目されてもいいと思うのです!!!(力説)。
そして、公開に合わせて、本物のアーナンドクマール先生が来日とのこと!25日には新宿の映画館にいらっしゃるそうです!いやー行きたかったー!!私もアーナンド先生の授業受けたいよー!
それでは、「スーパー30アーナンド先生の教室」あらすじ感想についてもご紹介、ご参考にどうぞ!
「スーパー30アーナンド先生の教室」インド映画キャストは?
キャスト
リティク・ローシャン
アーナンド・クマール。数学の天才。ケンブリッジ大学留学を夢見ていたが、貧困で諦めた経緯があった。その後、自ら「スーパー30(サーティ)」と言う塾を開設。全インドから30人の天才を選抜し、衣食住と教育を施す教育プログラムを始める。
リティクと言えば、ダンス!!!アクション!!もうカッコいーんです。「WAR!」はたまりません。。YouTubeで、リティクさんとタイガーさんの「じゃいじゃい♪」ダンスシーンを何度流して気分アゲアゲにしたことか、、ありがたや。。。この映画は、最後の最後「ええええ!!?」となるので面白いことこの上なし。めちゃお勧めです!
「人生は二度とない」は本当にいい映画で、私はファルハーン・アクタル推しなんですが、絶対おすすめ!「よし、明日も頑張ろう!」となりますよー♪
ムルナール・タークル
スプリヤ―。アーナンドの恋人。上流階級。
アーディティヤー・シュリーバースタバ
ラッラン・シン。政治家の支援を受けて、インド工科大学(IIT)合格のための塾を経営。
パンカジ・トリパティ
ラーム・シン。政治家。
「スーパー30アーナンド先生の教室」インド映画あらすじ
天才的な数学の頭脳を持ちながら、貧しさゆえにケンブリッジ大学留学をあきらめざるを得なかった、アーナンド・クマール。父親も亡くなり、日銭仕事に身をやつしていたが、偶然出会った塾経営者のラッラン・シンに拾われて、名物教師として成功する。
しかし、そんなある日、自身と同じように貧しさゆえに学校を辞め、勉強をあきらめている少年に出会う。「王には王の子どもしかなれないのか?いや違うはずだ」と父の言葉を思い出し、自問自答するアーナンド。そして、「貧困で学ぶことを閉ざしてはならない」と大手塾を辞め、自ら塾を開くことを決意する。
その塾は、無料で食事や住居を与え、安心した環境で勉強させるという、型破りなスタイルだった。彼らとともにインド最高峰の学府インド工科大学入学を目指し、アーナンドは全インドから30人の天才を選抜し、インド格差社会に挑んでいく。
しかし、看板教師アーナンドを失ったラッラン・シンは、様々な妨害を仕掛けていく。また、恋人スプリヤーも、身分違いのため、アーナンドと別れ、親の勧める結婚をする。
何度も窮地に陥るアーナンドだったが、機転を利かせ、そのたびに乗り切る。子どもたちも徐々に自信をつけながら学び続ける。
そして、入学試験前日、政治家シンの命により、ラッラン・シンが、アーナンドと子どもたちを殺す計画を立てる。アーナンドは殺し屋に銃撃されるが、子どもたちは病院に立てこもり、今までの知識を総動員して殺し屋に立ち向かう。
翌日の試験に間に合った子供たちは、無事に試験を終え、30人全員がインド工科大学に合格した。
「スーパー30アーナンド先生の教室」インド映画見どころは?一部ネタバレ。おすすめ!
「スーパー30アーナンド先生の教室」 どんな映画?実話!
このストーリーは、実は実話なんです。
2003年に、田舎に住む一人の男、アーナンド・クマールが始めた奇跡の教育プログラムを題材にしたストーリー。
この凄いところは、一人で、無償で、情熱を持って格差社会に挑んでいったこと。そして、実際にインド最高学府に30人全員を合格させたことなんです。この結果に、世界中のマスコミが注目しました。
インドはご存じの通り、ものすごい格差社会です。表向き、カースト制度は無くなったことになっていますが、まーったく、そんなことはありません。名前、住んでいる場所によって、厳然たる差別、区別がされている社会です。田舎や一部の地域では、読み書きも満足にできず、仕事は固定され、徹底して虐げられている人がいます。例えば、代々、トイレの汲み取りだけをする人たちだっているんです。その親も子どもたちも、孫たちも子々孫々、汲み取りの仕事だけが村で暗黙に決められていて、それ以上の仕事をすることが許されない。
そんな場所に埋もれている人たちが、唯一自由に羽ばたける、違う仕事ができるかもしれない機会。それが教育です。教育の中でもITです。数学です。なぜならば、ITの仕事は、昔はなかったので、階層の中に組み込まれていないのです。
だからこそ、数学の能力が、成り上がる唯一の機会。
アーナンドは、この数学の能力で、子どもたちに諦めず夢と希望を与えようとします。もうここまで書いてるだけで、涙が出てきちゃう。。。
日本の子ども達、義務教育で勉強できること、頑張れば、いろいろな仕事につけること。これは幸せなことなんだな、と思います。
映画の中で、将来の夢を聞かれた子どもたちが、「核技術者」「生物学研究者」「NASA」などなど、具体的な将来像を口にしていて、なんて頼もしい!と思いました。自分の力を生かせる職業、お金を確実に稼げる職業、社会的に重要な職業がわかっているんですよね。
日本の子どもたちも、こんな未来像を描いてほしい、、、と思うのは、私だけではないはず。どうすれば、日本の子どもたちもアグレッシブに夢を描くことができるのかなあ。。。
目標があって、そこに邁進するのは生きる力ですよね。
おすすめシーン
勉強は机上の空論じゃない。実社会に生かしてこそ!
すごくよかったな、と思ったシーンは、勉強が机上の空論ではなく、実社会に応用できるものだと証明していたこと。あらゆるものが勉強につながっていると教えた先生の授業を受けた子供たち。高くて貴重な教科書が1冊しかなくて、取り合いになった後。子どもたちはみんなで協力して工夫して、映写機を作り出す。そして全員でその映像を見ながら勉強しているシーン。誰に言われたわけでもなく、自分たちで、みんなで合格しよう!という気概が見えた素晴らしいシーンでした。
自信と開き直りで上流階級にも臆さない!
大手塾とのテスト対決で負けてしまった子供たち。自分たちの貧しい恰好や英語力のなさが自信の無さにつながり、実力が発揮できないと知ったアーナンド先生の究極の指導。
英語なんて、ちゃんと話せなくても通じればいいんだ!自分たちはヒンディー語の人なんだから!と自分を解放していくシーン、本当に生き生きとしていてよかったー!
「スーパー30アーナンド先生の教室」実際のアーナンド・クマールとは?
アーナンド先生と弟は、映画にも描かれている通り、何度も暗殺されそうになっているとのこと。既存の政治勢力には、彼のような存在は煙たい存在なんですね。でも、それにも屈せず、今もインドの子どもたちのために教壇に立っているそうです。
最後、エンディングに、本物のアーナンド先生の姿がちらっと映ります。今も変わらず、同じ場所で塾を続けているんですって。
インド、世界の教育の希望の光ですね。
おすすめインド実話映画&ドキュメンタリー
ちなみに、インド映画のなかで、実話で世界中から注目を浴びた映画と言えば、なんといっても「パッドマン」!!生理に苦しむ女性を救うため孤軍奮闘した男性のストーリーです。面白いし泣けるし、本当にお勧めです!
また、インドの学歴社会、格差社会を描いたドラマや映画たくさんありますが、こちらのドキュメンタリーもおすすめです。私は何度も泣きました。最下層の子どもたちに無償で教育の機会を与え、社旗で活躍できる人材を育てようというプログラムです。がんばる子供たちの姿に感涙必死です。機会あればぜひ見てみてくださいね。
「スーパー30アーナンド先生の教室」 主演はリティク・ローシャン!
主人公のアーナンド・クマール先生を演じるのは、インドが誇る大スター、イケメンこの上ないリティク・ローシャン。
私にとって、リティク・ローシャンと言えば、「じゃいじゃい♪」(わかる人はわかる。。。)。
ダンスもアクションもキレッキレ♪。美しい筋肉にお顔立ち、観てるだけで幸せな気持ちになす俳優さんですが、演技ももちろん素晴らしい。
今回の映画は、実話なので、ご本人リスペクトした素晴らしい演技でした。
ダンスはあまりなかったけどね笑。
「スーパー30アーナンド先生の教室」 公開日は?映画館は?
この映画の公開日は、2022年9月23日(金)に決定しました!!
インド映画を多数上映してくれる新宿ピカデリーさんなど、全国で順次ロードショー予定です。
できたら、全国津々浦々、長期間上映してほしいなあ。それだけ価値ある映画、大人も子供も勇気もらえ、人生に希望をもちたくなる一本だと思います。
コロナ禍のこんな時代だからこそ、「人生はきっとこれからも輝ける」「自分はもっと希望を持っていいんだ」「助けてくれる人はきっといる」と、前を向く力をもらえる映画やドラマが見たいですよね。
アーナンド先生、日本にも希望を!!!
「スーパー30アーナンド先生の教室」これから見逃しなし!
スーパー30アーナンド先生の教室、いかがでしたか?
2022年9月23日(金)より公開、本当に待ち遠しいですー!
詳細わかり次第、追記したいと思います。
→追記しました!
アーナンドの父や兄弟との絆、授業、真摯に勉強する子供たち、もうすべてよかった!
この機会、是非お見逃しなく!私としては★★★★★5です!