『パッドマン』あらすじ感想ネタバレキャスト評価★5インド映画実話!絶対おすすめ!感動スピーチ

インド映画

生理用品を作り、インドの女性たちを救った男、それが、「パッドマン」。

これは、この映画は観てほしい、ホントのおすすめの映画の一つです。

この「パッドマン」は、愛の物語なのです。

妻に捧げる、インド5億人の女性たちに捧げる純な男の愛の物語。

 

それでは、あらすじ、感想、ご参考にしてみてくださいね。




『パッドマン』okome のヒトコト感想&勝手におすすめ度

インドでの スーパーヒーロー パッドマン  

    「勝手におすすめ度」★★★★★(絶対感動!おすすめ)


「パッドマン」あらすじ

主人公のラクシュミは、母親、妹たちと同居しながら、可愛い女性ガヤトリと結婚。

幼くて華奢で可愛い妻にメロメロのラクシュミ。

腕のいい熟練溶接工のラクシュミは、玉ねぎを切って涙を流す妻の姿を見たら自動玉ねぎ切り器を作り。

自転車に苦労して乗る妻を見たら座りやすい座席を作っちゃう。

 

ある日、愛する妻が外のベランダで夜もそこで過ごすこととなり、ラクシュミさんは「なぜ?」と慌てます。

すると、「月に5日女性には穢れの日があり、外で過ごさなくてはならないから」。

生理の日は、インドでは「穢れ」として家に入ることを禁じられていたのでした。

しかも、妻が手にしていたのは、雑巾にもならないような汚い布。

インドでは、生理用品パッドは高すぎて、一般庶民には手が出ない「宝石のような」高級品。

一般庶民の女性は、葉っぱや雑巾のような布、灰で始末をし、それで何人もの女性が病気になったり、不妊になったり、最悪の場合死んでしまうこともある。

 

それを知った、ガヤトリラバーのラクシュミ。

女性用の下着を履いて動物の血を流す実験を始めたり、生理が始まった近所の少女の家のベランダに忍んで行ったり、女子医大に自作のパッドの実験台になってほしいと頼みに行ったり、もう、仕事放り出して、なりふり構わぬやりたい放題。

(私がガヤトリだったら、ちょっとやっぱり、ひきます。。。)

 

ついに、ラクシュミは、家族や村人を始めとする世間から変態扱いされ、村八分に合い、妻も実家に帰ってしまうのです。

しかし、あきらめないラクシュミ。

「ガヤトリの恥を尊敬に変える」と悲壮な覚悟をもって村を出て、愛する妻のため、高級品のパッドの代わりに自作のパッドを作ろうと、涙涙の孤軍奮闘をし始めるのですー!!




「パッドマン」見どころ、感想、ネタバレ

「パッドマン」パッドマンはモデルがいる実話!

このパッドマン、実は、ラクシュミさんといいまして、モデルがいる実話なのです。

本当に数年にわたり、家を出て、孤軍奮闘し、生理用品を格安でつくることを成し遂げているんです。

このラクシュミの作ったパッド製造機は、インド国内ばかりでなく世界各国に送られ、世界中の女性の生理問題を助けているそう。

「女性を守れないで、男とは言えない」と言い切ったラクシュミ。

かっこいいですよね。




「パッドマン」あきらめない凄さ

ラクシュミは諦めない。

愛する妻ガヤトリを守りたいから。

ガヤトリを守るには、安全なパッドが必要。

ただそれだけのために、邁進していきます。

世間とか、評判とか関係ない。

単純といえば単純だけど、こんなに妻を愛する人がいるだろうか。

余計な世間の騒音に惑わされず、「本当にやりたいこと」「守るべきものを大事にすること」を貫き通したラクシュミは、本当にすごい男なんだと思います。




「パッドマン」経験、知識を駆使する凄さ

ラクシュミは、小さな田舎の村の溶接工。

学はないけど、手先の器用さと探求心は人一倍。

だから、村を出た後、高級品のパッドと自作のパッドの違いは何か?と調べるところからスタート。

綿工場で調べてパッドの中身が普通の綿ではなくセルロースファイバーであることを知る

→セルロースファイバーを研究しているような工科大学の教授の家に住み込みの下働きの仕事を得る。

→そこの息子の力を借りてパソコンでアメリカのセルロースファイバー販売会社を知る。

→ラクシュミ社という会社を作ったことにして、サンプルを送ってもらう。

→インド工科大学とMIT卒業生策のパッド制作機械の存在を知って、自分でその機械を作る決心をする。

→単純に、4つのパートに分けて考えればできるのではないかと思いつく。

→試行錯誤の上、作っちゃう!!!

溶接工、最強ですね!手に技、大事!。




「パッドマン」パリーの存在

試行錯誤の末、出来上がった満足のいくパッド。

そこから世間の女性に広まっていくのには、一人の女性の存在がありました。

ひょんなことで、ラクシュミのパッドとその機械を知った、知的で美しい大学生のパリー。

彼女は純粋に「女性を助けたい」という気持ちでいっぱいのラクシュミに惹かれ、応援したくなり、この発明を社会のための発明コンペティションに出すことを提案します。

そして、見事、大賞!!

その後も、パリーは販売を手伝い、だんだん販路を広げていきます。

もうね、パリー。

パリーはどんどんラクシュミの人間性に惹かれていき、そしてラクシュミも自分を励ましてどんどんアイデアを出して助けてくれるパリーに気持ちが傾いていくんですが、「奥さんを大事にするラクシュミが私の好きなラクシュミだから」と身を引くんですね。

いじらしすぎて泣ける。

実家でほろほろと泣いてダンナをなじるガヤトリより、想いを同じにするパリーと結ばれてほしいー!!!と私は思ってしまう、女心ですのよ。

多分、殆どの観客はそう願っていた、と思うんですよね。

実は、このパリーのような人は、違う形でいたそうです。

実際は、インド工科大学の女性の大学教授の家で下働きをしていたんですが、その時の大学教授が色々アドバイスや手伝ってくれたそう。

ただ、この映画のように、ときめきや恋愛は一切なかった!!!とラクシュミ本人は否定したそうです。

映画ならではのロマンス、だったのですね。




「パッドマン」スピーチが凄い!Tedでも見ることができる!

パリーの力を得て、販売も成功したラクシュミ。

ただ、格安にパッドを売るだけではなく、男尊女卑で仕事も満足にない女性に仕事も与える、自分の足でたって生活し、自尊心も育つように変革していきたいと考えていました。

なんていい人なんだ、ラクシュミ!!

そして、インド国内で数々の賞を取ったラクシュミは、ついにアメリカはニューヨークにある国連本部での女性フォーラムスピーチの依頼が来ます。

このスピーチがよいのですー!

大学に行っていないラクシュミ、拙い英語を使って、自分の気持ちをシンプルに伝えていくのですが、もう感涙。

「インド女性の12%しかパッドを使っていなかったインド」

「男性は12か月生きているが、女性は生理で休まなくてはならないから10か月しか生きていない」

「女性も男性と同じように12か月過ごさせてあげたい」

「優れた発明は、社会を明るい未来に導く」

「自分の発明した機械には特許は取らない。自分は大金を欲しいわけではない。」

「大金ではなく、大勢の人を助けたい」

などなど。

発明コンペで、審査委員長(アミターブル・バッチャン本人。マダム・イン・ニューヨークにも、シャシを飛行機の中でさりげなく助ける素敵な紳士として、ちょいと出てきますが)が「君の言葉は人を動かす。教養はないが感情がある」といいますが、ほんとその通り。

感情で人の心は動されるんだな、と。

発明も、ココロがなければ、役にたたないんですよね。

国連のスピーチは見ることができないようですが、その後Tedに出演した時のスピーチは視聴できます。

興味があれば、ぜひ!


最後に。「パッドマン」この映画はNETFLIXで見逃しなし!

「パッドマンー?なにそれ?」と思いますよね。

アメリカにいるヒーローは、バッドマンにスーパーマン。

そしてインドには、パッドマンというスーパーヒーローがいるんです!

しかも、アメコミじゃなくて、実在のヒーロー。

 

「パッドってなにさ?」と思いますよね。

パッドは生理用品、そう、その「パッド」なのです。

後半の、国連でのスピーチは、もう感動で涙無しでは観られない。

私はこの映画を映画館でもNETFLIXで観ても、同じ場面でうるうる泣いております。

ラクシュミの、心からも言葉が心を打つんです。

心が通った言葉は、説得力がありますよね。

ほんと、かっこいいぞ!

 

男尊女卑のインドで、古い慣習の残るインドで、成し遂げるのは相当な苦労があり、本当に辛かったと思いますが、世界でも称賛されるこの偉業。

やっぱ、世界を動かすのは、愛ですよね。



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