Amazonプライムで配信されているインド映画、さて今回は「フォトグラフ ~あなたが私を見つけた日~」。
2019年公開製作された、110分のヒューマンラブストーリー作品です。
渋い演技派俳優ナワーズッディーン・シッディーキーの主演映画、あらすじ、感想など、書いていきたいと思います。
『フォトグラフ ~あなたが私を見つけた日~』okome のヒトコト感想&勝手におすすめ度
クルフィにキャンパ・コーラ 二人の楽しい思い出 映像に焼き付けて
「勝手におすすめ度」★★★★☆(余韻あるので妄想しましょう)
『フォトグラフ ~あなたが私を見つけた日~』インド映画監督&キャスト
監督
・リテーシュ・バトラ
キャスト
・ナワーズッディーン・シッディーキー
・サニヤー・マルホートラ
・サチン・ケードカル
・デンジル・スミス
・ブリンダ・トリブディ・ナヤック
・ルブナ・サリム
「フォトグラフ ~あなたが私を見つけた日~」インド映画インド映画あらすじ
勅許会計士を目指す美しい学生ミローニは、母と服を買いに行くが、優柔不断で自分の意思がわからない。買い物の帰り道、インド門で観光写真家のラフィに声をかけられ写真を撮ってもらうが、母に呼ばれ、帰ってしまう。
ラフィは、父の残した借金返済のため、田舎の村を出てムンバイで観光写真家として働き、村から出稼ぎにきた男たちと路地裏のアパートで共同生活を送っている。仲間たちも故郷の祖母も、借金返済のため結婚もせずに働いているラフィを心配している。
そんな中、祖母が上京することになり、ラフィはミローニをヌーリーという偽名を付けて恋人として写真を見せることを思いつく。
ラフィは街中の看板にミローニが写っているのに気が付く。それはマンモル経済塾の看板でミローニは首席として紹介されていた。ラフィはバスに乗ってミローニを探しだす。そして祖母に偽の恋人として会ってくれないかと持ち掛け、ミローニは承諾する。
ミローニの家では、父親の同僚がアメリカのMBA取得留学をする息子の紹介にやってきていた。ミローニはその息子とお見合いをするが、断ってしまう。
ラフィの祖母は毎日のようにラフィ、ミローニと会い、親交を深めていた。そしてラフィは自分の父親との思い出の味は固いアイスのクルフィで、月末はそれをいつも食べるのだと話す。ミローニの思い出の味は、祖父と飲んだキャンパ・コーラだが、もう製造中止になってしまったという。ラフィは、キャンパ・コーラを自分で復活させたミスターソーダボトルという男がいるという情報を得る。
共同生活をしているアパートには、ティワリという村出身の幽霊が出るという噂があった。ある夜、ラフィはその幽霊を遭遇し、自分の夢を語る。
ラフィとミローニの運命は、キャンパ・コーラはどうなるのだろうか。
「フォトグラフ ~あなたが私を見つけた日~」インド映画見どころ、感想、ネタバレあり!
「フォトグラフ ~あなたが私を見つけた日~」静かな演技ナワーズッディーン・シッディーキー
基本、ナワ様と言えば、眉間にしわ寄せた警察とかマフィアとかのイメージなのですが、この映画は静かで優しいナワ様になります。
ヤクザなドンパチ銃撃戦も殴り合いも、誰かを陥れて「ちくしょー」的なことも一切ない、穏やかなヒューマンラブストーリーなので、「ナワ様の全開の笑顔が観れるだろうか?」とワクワクしてましたが、あくまでも微笑みで終わりました。幸せな笑顔を期待していたので、ちょっと残念。。。
こんなナワ様の映画もあるんですね。
思いっきりラブラブになってほしかったなあ。
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「フォトグラフ ~あなたが私を見つけた日~」余韻を残したエンディング。二人は?キャンパ・コーラは?
「この進み具合だと、きっと最後二人は結ばれるんだよね?わくわく」という私の気持ちを、これまた静かに裏切ってくれたエンディング。
バッドエンドじゃないです。ただどっちつかずの終わり方で「え?これで終わり?まだ続きあるんだよね?え?ないの?」と延々とエンドロールを見続けてしまいました。。。
考えてみれば、なんとなくお互い仄かに好意は持っているような気はしますが、二人には障害が。
ヒンドゥーとムスリムという宗教観の違い。
ある程度裕福な会計士の女性と貧乏な街の観光写真家という金銭的格差。
40代前後の男性と20代の女性という年齢。
未来は難しいのかなと思った次第です。
なので、あえて、二人の未来は描かず、そのままにしたのかな、と思いました。
ただ、しっかり描いてほしかったのが、キャンパ・コーラです!
【以下、私の妄想バージョン】※勝手な妄想です
・ミローニ、思い出のキャンパ・コーラを飲んで感激する。
・その姿を見たラフィ、ミローニへの思いを強くし、祖母の要望でもあった工場を作り、商売を始めることを決心する。
・キャンパ・コーラを作った老人ミスターソーダボトルに、キャンパ・コーラ作りの跡を継ぎたいと直談判する。
・妻との思い出のキャンパ・コーラだが、是非新しい妻となるべき人とともに作りなさい、とミスターソーダボトル快諾する。
・ミローニの親はラフィとの仲を大反対する。
・ラフィ、地元の村に帰り、キャンパ・コーラ工場を建てる。
・ミローニが無事に会計士となった数年後、キャンパ・コーラで有名になったラフィがミローニを迎えに行き、親の許しを得る。
・ラフィとミローニは、ラフィの村でそれぞれの仕事をやりながら、幸せに暮らす。
…こんな感じでいかがでしょうか?
あ。でも宗教問題が残ってたなあ。。。
でもふたり、とても誠実そうなので、幸せになってほしいなあ、と思うのは、いいですよね。
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「フォトグラフ ~あなたが私を見つけた日~」いかがでしょうか。
静かなナワーズッディーン・シッディーキーの余韻たっぷりのラブストーリー。
題名も絵映像も素敵ですよね。
クルフィとキャンパ・コーラ、ってどんな味だったんでしょうね。
あ、あと、ラフィが撮影したていう設定の写真、どんなものだったのか、観てみたかったかも。
なんたって「あなたが私を見つけた日」なのですから、きっとミローニも知らない素敵な素顔が写ってたんじゃないかなあ。。。
ということで、諸々余韻のある映画「フォトグラフ ~あなたが私を見つけた日~」、★★★★4つとさせていただきます!
ちなみに、「うわーくっついてほしい!!!」という余韻の映画はもう一つ。シャールク・カーンのこれ!!ダンスなしアクション無し、でも大人の魅力シャールクカーンがつまった、大好きな映画です。↓↓↓