アーミル・カーンの作品はお好きですか?
私はこの映画、「ああ、ここアーミルっぽい」「ここら辺の表現、アーミルのあの映画っぽいな」なんて思いながら観て、「ああ、アーミルやっぱいいよなあ。アーミル大好きだー!!」となりました。
何回、アーミル書いてんだ?って感じですけど、そうなんです、これはアーミル・カーンプロダクションの作品。もの凄い今を時めくイケメンも美女も出てこないし、2008年作品でちょっと古いんですが、それでもこまごま面白かったのですよ。
インドの青春ラブコメディ。
であらすじ、感想など、ご参考までにどうぞ!
『君が気づいていなくても』ヒトコト感想&おすすめ評価
君が?私が?観客が気づいていなくても? 小ネタ満載!
「勝手におすすめ度」★★★★☆(遊び心は好き!)
『君が気づいていなくても』監督&キャスト
監督
・アッバス・ティレワラ
キャスト
・イムラン・カーン
・ジェネリア・デソウザ
・マンジャリ・ファドニス
・アヤズ・カーン
・プラティーク・バッバル
・ラトナ・パータック
・アルバーズ・カーン
・ソーヘル・カーン
「君が気づいていなくても」インド映画あらすじ
空港で誰かを待っている若者たち。「特別な友人が来るんだ」と何も知らない女子に説明する。
大学時代、ジェイとアディティとその仲間たちは仲良し6人組。お人好しで優しいジェイは気まぐれで気の強いアディティに振り回されっぱなし。
ジェイは母と二人暮らし。母曰く「喧嘩が嫌いで優しい人だった」という夫はずいぶん前に亡くなっていて、家には大きな写真が飾ってあった、ジェイは最近「砂漠で馬に乗る」という不思議な夢を見ていて、それを母に話すと母は動揺する。実は父のアマール・シンク・ラトールはランジョールのラトゥール家出身。ラトゥールといえば元来の乱暴者の家系で、母はアマールの死後、家を出ていたのだった。
大学の卒業式後、アディティの家でパーティが行われ、みんな仲良く時間を過ごす。アディティの父母がジェイとの結婚を考えていると知り、ジェイとアディティは、5年間仲良かったのは友人として出会って恋人ではない、と否定する。そしてそれぞれに相手を探してあげることになる。
ジェイは、ディスコで馬に乗ってきた乱暴者の男二人に絡まれていたメグナに一目ぼれし助ける。その後デートする二人の姿を見て密かに苦しむアディティは、父の知り合いの男性スシャントとお見合いをし、婚約する。弟のアミットは、スシャントが善人ではないと姉のアディティに警告するが、アディティは聞かない。
一方ジェイはメグナの家に食事に呼ばれるが、メグナの両親の不穏な雰囲気に居心地が悪い時間を過ごし、翌日メグナと話し合い別れる。
メグナはアディティのもとに行き、ジェイと別れたことを告げるが、その話を聞いてスシャントはアディティを問い詰め殴る。
ジェイはスシャントのところに行き、アディティへの暴力は許さないと殴る。そして留学を決めたアディティのもとに向かうジェイだったが、警察に捕まってしまう。しかしそれを救ったのは以前ディスコであった馬に乗る乱暴者二人だった。
実はその二人は父と同じラトゥールの出身で、ジェイとは昔一緒に遊んだ仲だったのだ。
ラトゥールの男は3つの条件がそろうと覚醒するという。それは馬に乗る。倒す。留置場に入る。という3つ。ジェイは馬に乗って追いかけ、ラトゥール家のものとして覚醒するのだった。
果たしてジェイはアディティと会えるのか?
空港で待っていたものとは誰?
「君が気づいていなくても」インド映画見どころ、感想、ネタバレあり!
「君が気づいていなくても」結末
結局、ジェイは、アディティと会えます。
それが、凄い?冒険物語なんです。
空港に馬に乗って駆けつけ
→荷物検査に寝て通り(レントゲン写真)
→荷物エレベーターに紛れ込み
→ミャオと鳴き歌を歌う。
…何が何だかわかりませんよね。。。
ジェイはアディティのことを「ミャオ」とニックネームで呼んでいたんです。二人だけの愛称。
歌は「いつか好きな人ができたらその人のために歌う」と言っていた約束。
小ネタが最後にトントントーンときて、「ああアミール作品だなー」と思った次第です。
なんだか可愛いでしょ?
そして最後の最後、空港から出てくるのは、またもやジェイとアディティ。どんな感じかは、ぜひ映画で!
「君が気づいていなくても」写真?絵?のなかのパパ、喜びの舞!
死んじゃったジェイのパパですが、家に飾られていた写真に話しかけるといちいち反応します。それがまた、いい味出してるパパで。「いつの時代なんだ」と思いましたが、ラトゥールの盛装なんでしょうな。
最後、ジェイがスシャントを殴って覚醒したとこなんて、小躍りしてて、「ああこれも利いてるなーアミールっぽい」と思った次第です。遊びゴコロなんですよねー。
「君が気づいていなくても」小道具満載?ゴドーさん。
よく馬が出てくるなーと思ったら、男性の象徴?なのかな?
色々な場面で出てくるんですよね。
あと本の題名が3回紹介されていたんですが、それも場面を説明しているのではないかと。メモし忘れちゃったのですが(くううう悔しい)最後の本だけは覚えています。
題名は「ゴドーさん」でした。
そう、あの有名な「ゴドーを待ちながら」をひっかけた話とさせてるのではないかと。
「ゴドー」ではいつまでも来ない相手について延々と周囲の人が話をするというストーリーだったかと思いましたが、この映画もなかなか来ない相手について最後まで語る映画でした。
どうでしょう?
すごくないですか?この遊びゴコロー!!!
1回しか見てないので、確認できないのが悔しい。きっと他にもいろいろと仕込んだネタがあると思うんですよねー。
ああ知りたい。きっと面白ネタがあったと思います。
「君が気づいていなくても」空港警備員さんは「サーホー」のデイビッド、ムラリ・シャルマ、イムランはアーミルの甥っ子、プラティーク・バッバル「きっと、またあえる」
ジェイを追いかけてる警備員さん、あれ?もしかして?と思ったら、プラバースさん大活躍映画「サーホー」のデイビッドでした。名脇役として数々の映画に出ていますが、このときはちょい役です。でもすごく印象に残りました。いい役でしたよー。
「サーホー」ではメイン役の一人になって出世したんだなあと勝手にしみじみしました。
そしてジェイ役のイムラン君。実はアーミルの甥っ子ちゃんなんですね。色々な映画に出てますが、あまり印象がない。。。他の映画もちゃんと見てみようと思います!
そしてそして、「きっと、またあえる」のプラティーク・バッバルも出演してるじゃないですかー。アディティの弟役、実は一番光ってました。なんでしょうね、すごくハマってたんです。この役はとても評判が良かったようですよー。「きっと、またあえる」では敵役のイケメンでしたが、これも小憎らしくかっこよかったですよん。
「君が気づいていなくても」インド映画ネットフリックスで見逃しなし!!→2020年12月配信終了
「君が気づいていなくても」いかがでしょうか。凄く泣けるとか感動したということはないです笑。でも遊び心のある映画は好きです。ということで映画「君が気づいていなくても」、★★★★4つとさせていただきます!
※残念ながら、2020年12月配信終了となりました。私は結構好きな作品なので再配信してくれればいいなーと思っています。