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「7番房の奇跡」韓国&トルコ映画 感想あらすじ結末の違いは?子役キャスト評価★4.5 元ネタ実話あり

ハートウォーミング!
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ネットフリックスで配信されている映画の中で、同じ題名を発見!それが「7番房の奇跡」

韓国版とトルコ版があり、両方見比べたのですが、もう感動の嵐。

涙涙。。。最初から最後まで涙でした。ただ、それぞれのお国柄に違いなのか、テイストや見どころ、そして、結末までも違うんです!

では、あらすじ感想と合わせて、韓国版とトルコ版の違いについて(一部ネタバレあります)ご紹介していきたいと思います。ご参考にどうぞ!



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「7番房の奇跡」Netflix韓国版(2013年 127分)

 

監督・キャスト

監督

イ・ファンギョン

キャスト

イ・ヨング:リュ・スンリョン
イェスン:パク・シネ(大人)/カル・ソウォン(少女)
ヤンホ:オ・ダルス
ウォンサン:パク・ウォンサン
マンボム:キム・ジョンテ
ボンシク:チョン・マンシク
ソじいさん:キム・チョン
刑務所課長:チョン・ジニョン



「7番房の奇跡」Netflix韓国あらすじ

 

知的障碍者のイ・ヨング(リュ・スンリョン)は、幼いながらしっかりした6歳の娘イェスン(カル・ソウォン)と二人暮らし。小学校入学の際に当時流行っていた「セーラームーン」のランドセルの購入を巡り、警察庁長官と小競り合いになる。

後日たまたま長官の娘と行き会ったヨングは、セーラームーンランドセルを売っている場所を案内すると言われついていくが、ふと目を離したすきに、その少女が頭から血を流して倒れていた。ヨングは少女に救命措置を施しているところを目撃され、誘拐、暴行、殺人罪で逮捕され、供述調書を捏造されてしまう。

収監当初、少女を狙った凶悪犯と思われていたヨングだったが、同じ7番房の男の命を助けたことにより、仲間の信頼を得る。そして命を助けた代わりに望むものを聞かれ「娘のイェスンに会いたい」と告げる。一計を案じた7番房の囚人たちは一部の外部協力者などの助力により、イェスンは外部のボランティア団体メンバーに紛れて潜入し、房内にいるヨングと何とか再会する。

一方、目をかけていた囚人に自分の子供を殺された過去のある刑務課長(チョン・ジニョン)は、子どもを狙った犯罪者であるヨングを毛嫌いしていたが、ふとヨングが殺人犯であることに疑いを抱く。調べるうちに、杜撰な捜査、証拠の捏造が浮かび上がり、ヨングは冤罪だと確信する。

そして迎えたヨングの事件の公判の日。房内のメンバーや看守たちの協力を得て、自身の潔白を訴える練習をしていたヨングだったが、直前に警察庁長官の「お前の娘を同じ目に遭わす」という脅しを受けて、偽の自白をしてしまい、死刑が確定する。

それでも何とか、ヨングを自由の身にしてあげたいと画策する房内メンバーや看守たち。奇想天外な気球作戦を決行しようとする。しかし、作戦はあと一歩のところで失敗してしまう。

そして死刑執行の日が訪れる。それはくしくも、イェスンの誕生日だった。

「7番房の奇跡」Netflix韓国感想(一部ネタバレ)

ひたすら泣いて、笑って、、、の2時間映画でした。「刑務所のルールブック」的な軽いコメディ部分で笑い、少女イェスンの幼気な演技とストーリーに泣き、、、本当に面白かった。韓国のアカデミー賞大鐘賞4部門受賞し、歴代動員記録8位。イェスン役のカル・ソウォンは大鐘賞・審査員特別賞など絶賛、話題にもなったそうです。

本当に感動したんだけど、ただ、最後まで見て、題名の「奇跡」って?と思いました。

刑務所の中に少女が潜入するのが、「奇跡」なのかな?
「大逆転で何かあるんだよね?二人に大きな幸せが訪れるんだよね?大丈夫だよね、幸せになってー!!」と最後まで期待したんですけど、そうはならなかった。私はそんな「しあわせな結末の奇跡」を期待してたので、最後まで見て、本当にやるせなくて、悲しかった。。周囲の協力を得て、イェスンが模擬裁判であれ、冤罪認定を勝ち取ったことが、正義の「奇跡」でもあったのか。イェスンが、いい大人たちに出会い、まっすぐに立派に成長したことも「奇跡」かなあ。

ただ、主人公の知的障碍者の描き方はちょっと違和感。少し変質者的要素が強かったような気がして、嫌悪感が。。。そういう風に見せるシーンがあったからなのか。。子役のイェスンとのシーンもちょっとべたべたしすぎてて引きました(正直な感想ですみません。。。)

あと私としては、警察庁長官やその指示で冤罪をでっちあげた警察官たちが許せなかったな。きっと後悔して罪の意識にさいなまれている人もいるはず、と信じたい。長官は子供を失った悲しみはわかるんですが、罪をでっちあげてはだめですよね。でも世間では密かにこんなことも行われていたのかもしれない、、、とも思います。

「7番房の奇跡」元ネタとしての実話

実はこの「7番房の奇跡」、ストーリーのほとんどはフィクションなんですが、元ネタの事件がありました。それが、1972年に韓国春川市で起こった少女暴行殺人事件です。警察派出所所長の10歳(9歳とも)の娘が性的暴行ののちに殺害された痛ましい事件。当時漫画喫茶を経営するチョン牧師が逮捕、激しい拷問の上、起訴されたのですが、のちに冤罪であることがわかりました。15年の服役後も無罪を訴え続け、やっと2011年に無罪判決を勝ち取ったそうです。恐ろしい話ですね。無罪を訴え続けたチョン氏とそれを支えた周囲の人々に平穏な日々が訪れることを祈ります。



「7番房の奇跡」Netflixトルコ版(2019年 132分)

 

監督・キャスト

監督

メフメト・エイダ・エズテキン

キャスト

アラス・ブルト・イネムリ
ニサ・ソフィヤ・アクソングル
デニス・バイサル
ジェリレ・トヨン・ウイサル
イルケル・アクスム



「7番房の奇跡」Netflixトルコあらすじ

 

軍事政権下のトルコ。知的障害のあるメモ(アラス・ブルト・イネムリ)は、羊飼いをしながら、老母と娘オヴァ(ニサ・ソフィヤ・アクソングル)の3人でつつましく暮らしていた。ある日オヴァが「アルプスの少女ハイジ」のリュックが欲しいと言い出す。メモは、りんご飴を作って売り、購入資金を作るが、リュックを先に購入してしまった軍の幹部とトラブルになる。

軍の幹部たちがピクニックをしている山で羊を追っていたメモは、ハイジのリュックを持った少女と追いかけっこをするが、少女が誤ってがけから転落してしまう。少女を助けようと海に飛び込んだメモだったが、少女を探しに来た家族に捕らえられ、強姦殺人の罪で逮捕される。メモは否認するが、拷問の末、サインさせられてしまう。
オヴァは、メモが「片目の巨人が見ていた」という言葉を信じて、山の頂上の遺跡に向かう。そこには、脱走兵が一人暮らしていて、彼はメモは殺していないと証言する。

7番房に収監されたメモは、少女殺害という罪のため、同じ房のメンバーから暴行を受けるが、房のリーダーを助けたことにより、メモの優しさや純朴さが伝わり信頼されるようになる。そして、メモの娘に会いたいという願いを叶えるべく奮闘する。

無事に潜入したオヴァは、囚人一人一人に「何の病気なのか」を聞いていく。囚人たちは自分のやってきたことを静かに語り、これからは直していくことを誓う。オヴァは、目撃者がいたことを皆に告げ、所長もメモの純朴さを目の当たりにし、目撃証人探しをする。

目撃証人の脱走兵は、捕まり、軍の幹部のもとに連れてこられ、射殺されてしまう。

そして死刑執行の日。メモを助ける作戦が密かに進行されようとしていた。

「7番房の奇跡」Netflixトルコ感想(一部ネタバレ)

トルコのドラマってどんなの?と思いますが、オスマントルコのドラマを観ていたので、「あれ?知ってる人がいる?」とちょっと既視感。

韓国版とは全然!違います。

とはいえ、少女役の可愛らしさ、幼気さは、こちらも素晴らしい。

主人公の知的障碍者役メモの演技はこのトルコ版が断然!!好きです。きちんと描かれていると思いました。

このトルコ版では私は泣かなかったんですが、「奇跡」っていう意味では、納得の結末

韓国版では、主人公は死刑執行されちゃうのですが、トルコ版では、自分の娘を殺してしまった罪で煩悶し生きる意欲を失っていた男が死に場所を求めて身代わりに立つんです。そして所長や囚人、一部看守たちを巻き込んで、身代わり作戦を決行する。そして、夜の海に逃げ出す。ちょっとファンタジーが入ってます。老母は死んじゃうし、羊飼いをしていた男がどこに逃げるの?暮らしていけるの?と。

でも映画冒頭と終盤で、オヴァと思しき成人女性がウエディング姿で出てくるので、きちんと暮らしていけたんだなあとほっとしました。

主人公が死刑判決を受けながらも「奇跡」の脱出、という結末は、こっちのほうが好きかも。

そして、トルコバージョンで、面白かったのが、刑務所の中でのシーン。

面会は大部屋で、家族でワイワイすごして、鍋持ち込んで食べてて「ピクニック?」と突っ込みたくなります。囚人の部屋には、キッチンあるし、鍋やフライパンあるし、包丁あるし(主人公が玉ねぎ切らないとと言ってた)、オーディオあるし、みんな服装はバラバラな私服だし、「ここはどこかの寮なの?」って錯覚する自由さ。しかも15~人以上の大部屋で、大皿に盛られたかっとフルーツをワイワイ言いながら食べてるとこなんて、「村の会合ですか?」と言いたくなる感じ。殺伐としてないんですよね。「お菓子食べるかー?」なんて大箱のお菓子持ってくるなんて、日本や韓国ではありえないのかも?

また、トルコの雄大な自然や家の可愛い装飾家具など、普段見ることがない景色だったので、これも新鮮でした。

「7番房の奇跡」Netflix韓国版とトルコ版の違いって?

 

コメディ要素の強い韓国版とシリアスに宗教を絡めたトルコ版

全体的に軽いタッチで描かれているのが韓国版。反対にシリアスな感じで進行していくのがトルコ版。天使と神について語っているシーンが多いのもトルコ版です。トルコはマフィアや宗教がらみの犯罪も多いのかな、という印象でもあります。天国に行けるのか、いけないのかという言葉の重みも、韓国版とは違うなあと思いました。

私としては、韓国バージョンが、笑って泣けて、、、という緩急があり面白く観れましたが、トルコ版も重厚で凄くよかったです。

家族背景説明ない韓国版と説明有のトルコ版

韓国版を観たときに、「イェスンの母親は?ほかに家族はいないの?」と思ったんですが、トルコ版ではしっかり説明がありました。

トルコ版では、囚人たちに結婚生活を相手を聞かれて、メモが答えます。

「母親がある日結婚するよ、と女の人を連れてきた。結婚した」「式はしていない」「赤ちゃんが生まれたあと、しばらくして死んだ」「結婚生活ってなに?」。

シーンとする囚人たち。母親が連れてきた?式を挙げていないのか?「結婚生活ってなに?」ってなに?

その後、「ま、まあ、そうなんなんだ」的な雰囲気になったので、そうなんでしょうね。オヴァはメモの血のつながった親子ではない可能性も。ただ血のつながりだけが親子ではないから。お互いに大事に思う気持ちがしっかりある、これが二人の親子のカタチですよね。

事故を想像で補う韓国版と事故をしっかり描いたトルコ版

韓国版では、「多分そうだっただろう」という想像で少女の死のシーンを描いていたけど,、トルコ版では崖から落ちるシーンをちゃんと描いていたので、事故で「冤罪」だとはっきりわかるのがすっきりしました。

ただ、目撃者を殺してしまうシーンは「そこまでするか。。。」と絶望的な気持ちになりましたが。。

主人公が死刑執行されてしまう韓国版と身代わりを立てるトルコ版

一番の違いはこれ!

結末の違いです。ここまでリメイクで変えちゃうのか?と思いました。でも「奇跡」でいうならこっちだろうなあ。ちゃんと生きていけるのか、ちょっとファンタジーが入ってますが、囚人たちと一緒になって、警察の不正をただそうとする所長や看守たちの姿は正義がある!と救いにもなりました。

ちなみに韓国では1997年12月を最後に死刑が執行されていません。2020年11月には死刑執行一時停止(モラトリアム)決議案が出されたそうです。トルコでも死刑制度は廃止されました。冤罪の場合、死刑制度は取り返しがつかないことになりますよね。ただ、被害者の気持ちを考えるとどうすべきかは答えられないです。



「7番房の奇跡」韓国&トルコ Netflixで見逃しなし!

 

「7番房の奇跡」いかがでしたか?

それぞれの味わいがあって、国によってこんな風に作風が変わるんだなあと興味深く観ました。

どちらを先に観るかによっても、感想が異なるかもしれませんね。

私は、楽しく観れて泣けたのが韓国版!!でもトルコ版も好き。

主人公の演技はトルコ版!!

「奇跡」の意味ではトルコ版!!でした。

子役の演技は両方必見素晴らしい!!ですが、韓国版のイェスンの素晴らしさは別格かも

いずれにしてもとてもいい作品で、たくさんの人に見てもらいたい作品だと思いました。



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