Amazonプライムで配信されている様々なインド映画、さて今回は、「マッスル 踊る稲妻」です。
2015年公開された3時間強のアクション、ラブコメディ、サスペンス、ダンスもりもり盛りだくさんのエンターテインメント映画。
…なんですが、この「マッスル 踊る稲妻」ってB級コメディな邦題、、なんでこんなのになっちゃったんですか…?配給会社さん(涙)。
もっといい題名だったら、興味を持つ人がもっといると思います!
ただ、非常に面白く見ることができた場面がある反面、「う、う、う、う、うーん」と思う場面があったり。
おすすめ度には、観た人それぞれ賛否両論ある映画かも?私は結構楽しました!
では、あらすじ、感想など、書いていきたいと思いますー。
『マッスル 踊る稲妻』okome のヒトコト感想&勝手におすすめ度
MVやCMシーンは超好き インド版美女と野獣
「勝手におすすめ度」★★★☆☆(でも途中までは★★★★4つ!)
『マッスル 踊る稲妻』インド映画監督&キャスト
監督
・シャンカール
キャスト
・ヴィクラム
・エイミー・ジャクソン
・スレーシュ・ゴーピ
・サンダーナム
・ ウペン・パテル
・ ラームクマール・ガネーシャン
・ オージャス・ラージャニー
・M・カマラージ
・ マール・シェイク
・ アザグ
・ T・K・カーラ
・ モハン・カプール
・ スリニヴァサン
・- ヨーギ・バーブ
「マッスル 踊る稲妻」インド映画あらすじ結末
結婚式の会場から、美しい花嫁ディヤーが、謎の醜い男に連れ去られ、廃墟に繋がれる。
貧しい男リンゲーサンはヴァスデヴァン医師の援助をもらいながら、日々スポーツクラブで体を鍛えているボディビルダー。ミスター・タミルナードゥで優勝し就職したいラヴィに喧嘩を吹っ掛けられる。リンゲーサンは、喧嘩にも大会にも勝ち、地元企業のモデルにもなれたが、ラヴィに恨まれる。
移動アイスクリーム車から出てきた謎の醜い男が、救急車を要請する。熟睡しているラヴィに灯油をかけ火をつける謎の男は、rラヴィが日に包まれたのを確認しきっちり1分計って火を消し、その場を去る。
リンゲーサンは、友人バーブのつてで、大好きなトップモデルのディヤーの護衛係に抜擢される。ディヤーは人気トップモデルのジョンからセクハラをされ、母親の友人で昔からよく知っているヴァスデヴァン医師に相談する。ヴァスデヴァンがジョンに注意し、ディヤーもジョンの誘いを拒否すると、ディヤーは次々とモデルの仕事を降板させられてしまう。ディヤーは、中国で行う香水「I」のCMロケを成功させるため、地元CMに出演していた新人モデルのリンゲーサンをリーとして売り出そうと考える。最初ディヤーの申し出を喜んでいたリンゲーサンだったがロケ日が、ミスター・インドの大会と重なっていた。ディヤーや恩人のヴァスデヴァン医師から頼まれ、彼は気に入っていたひげや長髪をバッサリと切り、中国に行くことを決心する。
リンゲーサンは中国ロケに臨むが、ディヤーに触れるのが恥ずかしくて演技できず、監督のスシルから怒られる。行き詰った監督はディヤーに嘘の告白を行うように命じる。リンゲーサンは自然な演技ができるようになり、撮影は上手くいくようになる。が、リンゲーサンに思いを寄せるゲイのメイクアップアーティストのオズマの言葉から疑念を抱くようになり、ディヤーを問い詰め、嘘だったことを知りショックを受ける。オズマはお酒を飲んでリンゲーサンを誘うが、振られてしまい、彼を憎む。ある日突然、撮影していると、リンゲーサンは中国人の若者たちに襲われる。防戦し勝ったリンゲーサンの様子を見て、ディヤーは惚れなおし告白しキスをする。
なぜか毛深くなっているオズマのもとに、謎の男が現れる。男は、男性ホルモン剤や育毛剤、発毛促進剤のカクテルを、オズマの化粧品に混ぜていたのだった。
監禁しているディヤーに、謎の男は彼女の好きなものや好物を差し出し、テレビで香水「I」のCMを流す。
リンゲーサンとディヤーのCMは成功し、売り上げが伸び、次々と他の企業のCMに抜擢される。リンゲーサンに仕事を奪われたジョンは彼を恨む。リンゲーサンは、自身が出ているアイス飲料に有毒物質が入っているというニュースを見てCM降板をインドラクマール社長に申し入れる。それがまたニュースになってしまい、会社の株価が暴落し、大損し、斜塔はリンガーサンを恨む。
プールサイドで寛ぐインドラクマール社長のもとに、謎の男が近づき、はちみつを社長に塗りたくり、33万匹の蜂を放つ。
リンゲーサンとディヤーはモデルの賞を受賞し、婚約をする。その様子を見ていた、インドラクマール社長、ジョン、オズマは、リンガーサンに復讐をすることで一致する。そこにラヴィを加え、リンガーサン誘拐を図るが、失敗してしまう。
監禁されているディヤーは、CMを見て泣く。その様子を見て謎の男も泣く。ベロラブという狂犬病の薬を調べる男。トイレ行くふりをして男を襲ったディヤーは、彼のポケットから、リンゲーサンのスマホを発見する。問い詰めるディヤーに男はリンゲーサンを殺したという。
結婚式を控えていたリンゲーサンだったが、突然髪や歯が抜け落ちる謎の現象が起こり始め、ヴァスデヴァン医師にに相談をする。彼から、治らない遺伝性脊椎狭窄疾患だといわれ、顔も醜く変化してしまったリンゲーサンは失踪する。それでも一目会いたいと寺にいったリンゲーサンに、乞食だと思ったディヤーは小銭を恵む。絶望したリンゲーサンは自殺を図るが、助けられる。そしてそのとき治療したチルヴェンガダム医師が、リンゲーサンの症状に疑念を抱き、血液や免疫を調べる。リンゲーサンは死んだ遺体を自分と見せかけ、ヴァスデヴァンにディヤーの幸せのため結婚を勧める。
そしてディヤーの結婚式前日、リンゲーサンはチルヴェンガダム医師から体の異常は「I」危険なH4N2インフルエンザウィルスを注射されたためだと言われる。ラヴィを尾行したリンゲーサンはインドラクマールやジョン、オズマ、ヴァスデヴァンが飲んでいるところに出くわし、彼らが自分を陥れたこと、ヴァスデヴァンはディヤーに子供のころから恋をしていたことを知る。
リンゲーサンは彼らに暴行されるが、何とか逃げ出し、ディヤーを誘拐したのだった。
そしてついにディヤーは謎の男がリンゲーサンのだと気が付く。リンゲーサンはヴァスデヴァンの家に忍び込み、犬に襲わせる。ヴァスデヴァンは狂犬病の注射を取り寄せるが、それは密かにリンゲーサンのがすり替えた偽物で危険なインフルエンザ注射だった。最後に残ったジョンは、リンゲーサンと戦い、走行中の列車の上で感電してしまう。
無事、自分を陥れた男たちに復讐を果たしたリンゲーサン。ディヤーはリンゲーサンを受け入れ、田舎の家で暮らし始める。そしてリンゲーサンはチルヴェンガダム医師ややディヤーの献身的な協力と治療により、徐々に治っていくのだった。
「マッスル 踊る稲妻」インド映画見どころ、感想、ネタバレあり!
「マッスル 踊る稲妻」大量マッチョ。。
前半、筋肉好きには目の保養。たくさんのマッチョ男性が「どうだどうだ」「見て見て」「これでもかー」とばかりに、上半身を見せつけてくれます。そして、様々な筋肉の名前を覚えられます。好きな人にはたまらんでしょうなあ。。。
私はそれほどでも。でも細マッチョよりは、がっつりが好きかも(どうでもいい)。
「マッスル 踊る稲妻」電話バイクが美女に変身!半魚人も
主人公のリンゲーサンがディヤーを好きすぎて、目に入るもの、手にするものすべてが、ディヤーに見えるという妄想炸裂状態。
電話にテレビ、豆(!)、洗濯泡、バーベル 魚。魚なんて、変身したら、半魚人ですよ笑。その変身CGがなかなかよくできてて「おおおおお」と面白かったです。
いつでもどこでもなんででも、推しを妄想できるのは、人生楽しそうですねー。
「マッスル 踊る稲妻」中国なのに「ロッテのフィッツ」
このシーンが映ったとき、「あれ?Amazonプライム止まってテレビになっちゃった?」と思った私。どうしてかと言うと、いきなり「噛むとにゃんにゃん、にゃんにゃにゃーん ロッテのフィッツ♪」とCMが始まったから。そしてその直後、広大な景色がうわーっと広がり、「中国での撮影開始だー」となりました。
…ん?てことは、このCM、映画の中でのシーン??
日本語と中国語、間違えるってどういうことだーい!!
スポンサーの一つだったのかしら?もしくは、監督フィッツ好き?
謎ですな。。。
「マッスル 踊る稲妻」企業CMばりばり
「楽しいー!よい!」と思ったシーンが、リンゲーサンとディヤーがトップモデルになって次々と色々な企業のCMに出演するところ。
コーヒー、ジレット剃刀、チョコレート菓子、歯磨き粉、日本ペイント、化粧品のクリーム、デニムなどなどの名だたる企業がずらり。
そのCMシーンが、「これ、普通に企業CMとしてまるまる使えるじゃん!」と叫んじゃう(心の中で)くらいめっちゃクオリティが高いんです。
観ながら「これ、なんのCMだろう?」とワクワクしちゃいました笑。
最後まで分からなかったのが、日本ペイントのCMでした。
凄くよくできてたので、これは必見!
「マッスル 踊る稲妻」MVとして観たら最高!
この映画、さすがのボリウッド!っていう群舞や二人のダンスシーン、歌のシーンが多くて、めっちゃ楽しいんです。
特に中国で撮影したとされる田園風景、湖、花畑で二人が踊るシーンが、美しんです。テーマごとに衣装が色分けされていて、華麗なダンスシーンもさることながら、ワイヤーアクション(だろうな)というひらひらと空を舞うシーンも「すてきー」とつい声が出ちゃう感じ。
「これでもかーどうだい!?」ってばかりに踊りまくってくれますので、是非堪能していただきたいです。
「マッスル 踊る稲妻」凄いアクション「北斗の拳」かよ
リンゲーサンとジョンが戦うシーン、つい「北斗の拳かよ」とつぶやいちゃいました。
「あーたたたたたたたたたたたたたたあ!!!」と言う声が聞こえてくるような(幻聴?)、しゅたたたたたとお互い高速で腕を繰り出すシーンがあるんですが、監督や演出家は「北斗の拳」好きなんでしょうかね、結構このシーンが後半随所に折り込まれてまして。
私はそのたびに「あーたたたたたたたたたたたたたあ!」と心の中でつぶやくのでした。
ぜひ皆さまもぜひご一緒に!
「マッスル 踊る稲妻」インド版美女と野獣。超おすすめ!!
もう、このシーン、大好き!!!っていうのが、これ。
後半、醜い姿になってしまったリンゲーサンが、夢想するシーンなのかな。
「インド版美女と野獣」のシーンがあるんです。
これがもう華麗で美しくて、セットも作りこまれ方が素晴らしくて、「これでもう一つの映画作れちゃうじゃん!!」ていうレベル。
美女と野獣と言えば、フランス?イギリス?だかのヨーロッパのお城、バラ園、が思い浮かびますよね?
インド版美女と野獣?は、インドの昔の宮殿っぽくて雰囲気があって、すごくクラシカルなんだけど野性味があるのがとても素敵でした。野獣も「あ、ちょっとアジアっぽい」。
単なる妄想シーンで終わっちゃうのはもったいない感じがしました。
密かにインド版美女と野獣作っちゃえばよかったのにねー。
「マッスル 踊る稲妻」ヴィクラムの役作り凄いっす
最初リンゲーサンの体見て「これが、インド代表を狙うミスター・タルミナードの体~?周りの他のボディビルダーの方がいい体してるじゃん」とぶつくさ文句言っていた私ですが。
後半を見て、「あ、なるほど!」と思いました。
薬を盛られて変形してしまった弱った体も表現したヴィクラム。鍛えた体と、弱った体と、両方演じなくてはならなかったんですね。そう考えると、長期間の撮影だったようですが、両極端な体型を演じ分けるヴィクラムの苦労と努力は、並大抵のものではなかったはず。
俳優魂を見た気がします。さすがトップ俳優は違いますね。
「マッスル 踊る稲妻」ちょっと嫌なところも
途中まで「もう最高に面白い!!!」と観てたんだけど、凄惨な復讐シーンに「うげげ」となってしまい。。。あとゲイをやたらに貶めたり、美醜に拘り過ぎるところがなあ。。。うーん。。。
実はその前に「ワンダー君は太陽」(だっけ?)を観てて、「顔の美醜なんて関係ない」と前向きに生きるアメリカの少年の明るく健気なメッセージを受け取ったばかりでして。
それと正反対で、ひたすら復讐を遂げる汚い大人たちの争いが、、、ううううううーん。
なんだか残念過ぎました。。。
「マッスル 踊る稲妻」監督は「ロボット」の人
映画のシーンで、たびたび「ロボット」の映画が引き合いに出されていて「なんで?」と思いましたが、この映画作った監督だったからなのですねー。次回作を売り出したかったから。ラジニカーントも途中テレビのシーンで出てくるし。
監督、めっちゃわかりやすいです。。。
「マッスル 踊る稲妻」インド映画。Amazonプライムで見逃しなし!!
「マッスル 踊る稲妻」いかがでしょうか。
もうほんと。途中までは完璧★4~5つペースだったんです。タイトルは「なんだよこれ」とはおもいましたが。
ただどうしても、復讐シーンはちょっとなあ。。
ということで映画「マッスル 踊る稲妻」、★★★3つとさせていただきます!(惜しいんだけどなー。。。)