ネットフリックスで配信されている様々なインド映画。
さて今回は、ハロウィン時期にちなんで「ホラーストーリー」。
2013年公開製作された1時間25分の作品です。
インドの廃墟に向かった若者7人の運命は?
あらすじ、感想など、書いていきたいと思います。
では、どうぞ!
『ホラーストーリー』okome のヒトコト感想&勝手におすすめ度
インド的 恐怖映画 楽しく拝見
「勝手におすすめ度」★★★☆☆(後半はコメディ?)
『ホラーストーリー』インド映画監督&キャスト
監督
・アユーシュ・ライナ
キャスト
・カラン・クンドラ
・ニシャント・マルカニ
・ハッサン・ザイディ
・ラヴィッシュ・デサイ
・ラディカ・メノン
・アパルナ・バジパイ
・ナンディニ・ヴァイド
・シータル・シン
・ビクラムジート・シン
・マスード・アクタル
「ホラーストーリー」インド映画あらすじ結末
ホテルグランディオスに一台の車が着いた。そこから一人の男性ナルラがホテルに入っていく。ホテルグランディオスは以前から使われておらず廃墟同然となっていた。
男が向かったのは3046号室。男は靴を脱ぎ、ベランダの端に立ち、そこから投身自殺するのだった。
ある夜、サム、マゲッシュ、アチント、ニール、ニーナ、ソニア、マギーの男女7人の友人が、街のバーで数年ぶりに集まり飲んでいた。アメリカに旅立つニールの送別会に集まったのだ。
バーのテレビでは、以前から注目を集めていたナルラ事件が捜査終了となったことを告げていた。有名な企業家であるナルラ氏の自殺の後、様々な噂が浮上した。負債を苦にした自殺という説や、飛び降りた部屋ではこれまで多くの死者が出ているという説など様々だった。
若者達もナルラ事件のことを知っていた。奇妙な出来事が続いたホテルグランディオスは、閉鎖された。経営者も自殺なのか、死因は不明だが亡くなっているらしい。
アチントは、ホテルグランディオスは呪われているという話を聞いたことがあるという。ナルラ氏が自殺した3046号室では、何年も前、女の子が死んで呪いをかけたとも、元々精神病院だった建物をホテルに改装したらしいとも言われている。
マギーとサム以外は、ホテルが呪われているという話を信じている。マギーとサムは「幽霊なんか見たことが無いから信じない」というが、バーに居合わせた別の客からは「見たら生きてはいられないぞ」と忠告を受ける。
そこでサムは「これから全員でホテルに行って、幽霊に会おうじゃないか」と提案し、全員で車に乗り込みホテルに向かった。ホテルの入り口は閉まっていたため、裏口から侵入した7人だが、彼らが入った裏口は勝手に閉まっていく…。
ホテルに入ると、誰がつけたかわからないがラジオ鳴っていた。しかし、確認すると、ラジオに電池は入っていない…。ニーナがスマホの時計をみると0時8分だったが、ホテルのショップに置かれているたくさんの時計は3時55分を指していた。その後ニーナは自分と同じ姿をした女性が通り過ぎるのを目撃する。
アチントが地面に落ちていた空き缶を蹴ってしまい、仲間みんなびっくりする。実はその空き缶が勝手に動き出したのだった。アチントはもう一度空き缶を部屋の奥の方に投げると、部屋の奥から不気味な声が聞こえてきて、また勝手に空き缶が戻ってくるのだった。部屋の奥がどうなっているのかアチントとサムが確かめに行くと、そこは、ホテルの前に使われていたと思われる精神病院の病室だった。
さらにホテルの中へと進んでいくと、ジージーノイズが映っているテレビを見つける。テレビに耳を近づけると「ようこそ」という音が聞こえたが、みんな幻聴に違いないと思い、問題の3046号室に向かう。
3046号室に到着した仲間は、バスルームのシャワーから勝手に水が流れ始めたのに気が付く。バスルームの様子を見に行ったサムは、そのままバスルームに閉じ込められ、幽霊に殺されてしまう。仲間はパニックになり、ホテルから脱出を試みるが、入ってきた裏口は消えてしまっていた。そして、どこに行っても同じ場所に戻ってしまう。スマホの電波もつながらない。彼らはホテルに閉じ込められてしまっているのだった。
アチントとマゲッシュは、スマホの電波がつながる場所を探して屋上に向かう。その途中でであった看護師のような女性に、「診察に来たの?先生はこっちよ」と声をかけられる。部屋に入ると、テープレコーダーから診察の様子が再生され始める。その後に少女の声で「バラの花輪だ、手をつなごう、ポケットに花束差して、ハクション、ハクション、みんな倒れちゃった」という歌声が聞こえ、それと同時に、目の前を無人の車椅子が動きはじめた。車椅子に近づいていったマゲッシュは、突然何かの力によって壁にぶつけられ、亡くなってしまう。
ロビーに残っていた4人はアチントとマゲッシュが帰ってくるのが遅いため、4人で屋上に向かう。途中マゲッシュが死んでいるのを発見し、その後アチントと合流する。
ある部屋で幽霊を目撃し、5人は逃げるが、急にソニアの足が動かなくなってしまい、ソニアは幽霊に引きずられ連れ去られてしまう。
残ったアチント、ニール、ニーナ、マギーの4人は、ホテルに電気が来ているのであれば外にある発電機とつながっているはず、それをたどれば外に出られることに気付く。ニールは発電機を探しに、ひとりホテルの中を歩くが、その中で自動車を見つける。運良く車の鍵も見つかり、4人は自動車でホテルからの脱出を試みるが、なぜか3046号室の前に戻ってきてしまうのだった。
残った4人は夜明けまで逃げ切れれば何とかなると考える。アチントは、幽霊は仲間がいない時、一人でいる時に襲ってきていると考え、仲間は全員一緒に部屋に立てこもることを決める。
その後ソニンの「マギー!、ニール!、助けて!」と仲間を呼ぶ声が聞こえてくる。ニーナとマギーはソニンを助けに行くと言い出す。が、全員でソニンを探しに行き、無事ソニンと会うことができた。ソニンは幽霊の女の子の名前はマヤといい、マヤは病気で精神的に不安定だったためにこのホテルがムンバイ精神病院だった時に治療を受けていた子だという。
治療室には、過去のマヤの新聞記事が残っていた。マヤは家族7人を殺害し、裁判でマヤは「悪魔と結婚した」「悪魔に命令されて家族を殺した」と証言したらしい。裁判の後、治療のためにマヤは精神病院に収容された。マヤの担当医は治療の最中にマヤに殺されたため、マヤは医者たちから恐れられるようになった。さらに病院では、その後漏電が発生し18人が死亡、その数日後に訴訟が起こされ病院は閉鎖となり、数年が経過してしまった。そしてホテル経営者がこの土地を購入しホテルグランディオスをオープンさせる。ホテルをオープンしたものの、事故が多発し、まもなく閉鎖された。その後ナルラ氏がホテルの屋上から投身自殺した。
マヤはソニンを連れ去って、このホテルの経緯を知らせたかったようだった。またソニンは、マヤは「自分たちに助けを求めているのかも」と感じていた。
ソニンはマヤに「望みを教えて欲しい」と訴えかける。するとソニンのスマホにマヤから電話がかかってきた。ソニンが電話に出ると、マヤは「ソニンたちを殺すことが望みだ」と告げる。
5人は再び部屋に立てこもり、5人で手をつないで朝まで待つことにする。すると部屋の配管から吹き出した煙が充満する。煙で隣の仲間の顔も見えなくなり、お互いに声を掛け合うが、ソニンからの返事だけが無くなってしまう。するとソニンがいなくなり、そこにはマヤが現れたのだった。慌てて部屋を出た4人は、車椅子の上で死んでいるソニンを発見するのだった。
このままだとマヤに全員殺されるだろうと思うようになる。ただ朝まで待てば何とかなるかもしれないと思い、時計を確認すると時間は3時55分を指している。そこでニーナは、このホテルに入った時に、ホテルのショップの時計が指していた時間も今と同じ3時55分だったことに気付く。ニールは「これはデジャブと逆で、前もって未来を見ていたのでは無いか」という。仲間は、手がかりがあるかもしれないと、ホテルのショップに向かう。ホテルのショップには時計以外にも本が置かれており、その中に「オカルト」という題名の本があった。その本によると、すべての霊は物質とつながっていて、悪霊はその物質から力を得ていると、そしてマヤも物質から何かの力を得ているに違いないと考える。マヤを見つける方法がわからないと仕方がないが、その本にはある呪文が書かれていた。
その呪文とは「インフィラト、スピリタス、コンシグラト、アンメリタス」。仲間は手をつなぎ呪文を唱え続けると、部屋の電球が点滅を始め、マヤの苦しむ声が聞こえ始める。マヤの声が聞こえてきた治療室に仲間が向かうと、過去にマヤが受けていたおぞましい治療の様子が映像となって4人には見えた。マヤは治療中にある装置をつながれ電気ショックを受けていたが、マヤは逆に装置に自分の力を流し込んで蓄えていたのだった。仲間はその装置を焼き払えば、マヤの力は消滅すると考え、方法を考え始める。焼き払う方法として、厨房にある油を使って燃やすことを思いつき、二人は治療室に残り装置を見張り、二人は厨房に向かい油など必要なものを探して持ってくることにした。厨房に向かったニールとマギーだが、マギーは椅子に座って新聞を読むマヤの姿を目撃する。必要なものを探し当て治療室に戻ろうとするニールとマギーだが、ニールに影が無いことに気付いたマギーは、偽物のニールから逃げ出し厨房に戻るが、幽霊に襲われてしまう。一方治療室に残ったアチントとニーナだが、アチントは助けを呼ぶマギーの声を聞き、部屋を出てしまい、マヤに殺されてしまう。
治療室に戻ったニールは生き残りをかけて、装置を焼き払おうとするが、ライターの火が点かず、そのままマヤに連れ去れてしまう。最後に残ったニーナはガレージにあったオイルに電球をつかって火を点け、その火で布を燃やし治療室に戻ろうとするが、マヤの反撃に遭う。消えそうになる布の火だったが、近くにあった扇風機によって再び火が勢いを取り戻す。自殺したナルラの霊が力を貸してくれたのだった。ニーナはその火で装置を焼き払うのだった。
翌朝、入り口の扉が開く。助かったのはニーナ一人だった。
「ホラーストーリー」インド映画見どころ、感想、ネタバレあり!
「ホラーストーリー」後半はコメディ?
比較的ゆっくりとした展開で「突然歌おうぜ」みたいなシーンがあったり。
ん-。あまり怖く無く見れそうです。
盛り上げの音楽が仰々しいところは、「お、来ましたね!」っていうお決まり感、べたなホラーな感じ。
「ミセス・シリアルキラー」っぽいかな。
安心して?楽しく?見ることができるB級ホラーですね。
それって、ホラーなのか?
「ホラーストーリー」話の展開はおもしろいかも
主人公たちは理系なのか?と思っちゃうくらいに(理系=冷静説はあってるかどうかはさておき)、結構冷静というか、状況をよく考えています。そして次々と対策を考えるんですね。こんな怖い状況に身を置けば、普通思考停止しそうなもんですが、頑張ってます。なので、話が色々展開するのは、飽きずに観られるよい点かな、と思います。
最後、ニーナが火種をもって駆けるシーン、幽霊との最後の戦いは盛り上がりがあって、「観ました!」って気持ちになるかもしれないですねー。
「ホラーストーリー」インド映画ネットフリックスで見逃しなし!!
「ホラーストーリー」いかがでしょうか。楽しく見ることができるB級映画ということで、映画「ホラーストーリー」、★★★3つとさせていただきます!