『ボンベイ・トーキーズ』見どころ!インド映画100周年スター満載!あらすじネタバレ★5

インド映画

NETFLIX配信中のインド映画「ボンベイ・トーキーズ」は、2013年公開、ボリウッドの有名監督4人による短編、オムニバス形式の作品です。

なんとインド映画100周年を記念して、その記念日に公開されたとのこと。

最後の最後、ホントに今までの映画監督や俳優に敬意を表した、リスペクト満載の豪華絢爛なつくりになってます。トリハダ物です。

最後ですよ、最後。きっちりご覧くださいね!


『ボンベイ・トーキーズ』okome のヒトコト感想&勝手におすすめ度

  インド映画史 豪華絢爛 スター満載 ニューシネマパラダイス!

    「勝手におすすめ度」★★★★★(インド映画、愛してる!)


『ボンベイ・トーキーズ』監督&キャスト

監督

 ・カラン・ジョーハル Karan Johar

 ・ディバーカル・バナルジー Dibakar Banerjee

 ・ゾーヤー・アクタル Zoya Akhtar

 ・アヌラーグ・カシュヤプ Anurag Kashyap

キャスト

 ・アミターブ・バッチャン

 ・ラーニー・ムカルジー

 ・ランディープ・フーダー

 ・サーキブ・サリーム

 ・カトリーナ・カイフ

 ・ナワーズッディーン

 ・シッディーキー


「ボンベイ・トーキーズ」あらすじ

カラン・ジョーハル監督作品

アヴィナッシュ(アヴィ:サーキブ・サリーム)は性的志向がゲイであることを父になじられ、家を出て一人暮らしを始める。そして大手新聞社で芸能デスクで働くガヤトリ(ラーニー・ムカルジー)のもとで、3か月間研修生として働き始める。ガヤトリは、CNテレビで評論家キャスターとして働く夫のデヴ(ランディープ・フーダー)と二人暮らしのパワーカップル。仲は悪くないが、セックスレス気味で倦怠期っぽい状態に、ガヤトリは少し悩んでいる。

気さくなアヴィを気に入ったガヤトリは、彼の誕生日に食事に招待する。初対面のアヴィとデヴだったが、アヴィはデヴに感じるものがあった。翌日、アヴィは仕事中のデヴのもとに押しかけ、首筋にキスをしてしまったところ、激高したデヴに殴られる。その後謝罪を目的にデヴはアヴィの家に行くが、そこでアヴィにキスをしてしまう。

アヴィは、そのまま新聞社に行き、会議中のガヤトリに「デヴにキスされた」と告白する。

帰宅したガヤトリは、今までの結婚の違和感を打ち明け、デヴに離婚を切り出す。

何もかも失った気持ちのデヴは、傷心に打ちのめされながら、路上で歌う物乞いの少女の歌声に耳を澄ますのだった。

ディバーカル・バナルジー監督作品

ムンバイの高速道路沿いのアパートメントに、妻と映画好きの娘、そしてペットの鳥エミューと暮らす風采の上がらない男(ナワーズッディーン・シッディーキー)。

職を変えてばかりで、今度こそと列車に乗って警備員の面接に向かうが、そこでも就職できず帰ることになる。

帰り道、彼は偶然ランビール・カプール主演の映画「フライングキッズ2」の撮影に出くわし、通りすがりにぶつかる通行人の役に選ばれてしまう。

実は彼は、以前俳優だった。演技待ちの彼の前に、亡くなったはずの師匠とエミューが白昼夢となって現れる。そして「仕事を変えてばかり。演劇もやめてしまえ。ぶつかる前後の演技や表情は?」と言って消える。男は、新聞やメガネなど小道具を仕込んで臨み、一発OKで撮影を終える。

急いで帰った男は、ベッドの上の娘に、面白おかしく今日の出来事を語るのであった。

ゾーヤー・アクタル監督作品

小学生の男の子ヴィッキー(ナーマン・ジャイン)は、父親に強制されて、サッカークラブに入っているが、サッカーもクリケットも大嫌い。本当はサッカーよりもダンスクラブに入りたいと思っているが、サッカー代金3000ルピーの大金を支払っているので辞められない。

映画を見に行ったヴィッキーは、女優の美しさやダンスに見とれる。そして姉の服や母の化粧品、アクセサリーで着飾って、ダンスを披露するが、父親に叱られ殴られる。

ヴィッキーはその夜、カトリーナ・カイフ(シーラ、ダンサー)のインタビュー番組を視聴する。そこでカトリーナの「夢を追う」という言葉に励まされる。

お寺への遠足に行きたい優しい姉のため、お金を稼ぐことを計画するヴィッキー。

一人10ルピーの入場料金で、自慢のダンスを披露するショーを開催し、拍手喝采を浴びるのだった。

アヌラーグ・カシュヤプ監督作品

カーンプルに住むヴィジャイ(ヴィニート・クマール・シン)は、病気の父の「アミターブ・バッチャンの恵みを受けたい。これを受ければ長生きできる。祖父はD・クマールの恵みを受けた」との言葉で、はるばるアミターブ・バッチャンに会いにムンバイに出てくる。

その父の願いとは、母特製のムラバ(お菓子)をアミターブ・バッチャンに一口食べてもらう、というもの。

だが、インドの映画の帝王アミターブにそうそう会えるはずもない。邸宅の前には、毎日複数の警備員が厳重に警備しており、インド全国から押し寄せたアミターブファンもたくさんたむろしている。野宿したり屋台で働いたりして機会をうかがっていたヴィジャイだが、金が尽き果て困っていたところ、ついに警備員の計らいで、アミターブに会うことができた。そして目の前で腐ったムラバを食べてもらうこともできた。

しかし帰り道、瓶が割れてしまい、代わりの瓶とムラバでごまかそうとするヴィジャイだったが、あっさりと父に偽物であることを見抜かれてしまうのだった。


「ボンベイ・トーキーズ」見どころ、感想、ネタバレあり!

「ボンベイ・トーキーズ」夫のゲイ疑惑には妻も辛い

まさかの会社でのカミングアウトを受けてしまったガヤトリ。ちょっと衝撃。勤め先が新聞社やテレビ業界で、一般庶民よりゲイに寛容な風潮もあると思うけど、みんなの前でカミングアウトはアヴィ、やっちゃいけないですよね。

ガヤトリは気も強そうだし、立ち直れるけど、デヴの傷心ぶりはちょっとかわいそうになりました。

「ボンベイ・トーキーズ」まさかのエミュー!

「揚げモノ食べてお腹壊したー」という会話から、「こどもが食べ過ぎたのかな?」と思ったら、まさかのエミュー。ダチョウとどう違うんでしょうか?

「なんでこの安アパートにエミューがいるの?」と思いましたが、もともとは師匠のペットだったんでしょうか?

可愛いけど、日本では滅多に飼えないわー。散歩はするのかしら?

でも、いい味出して、いい演技してました、エミュー笑。

「ボンベイ・トーキーズ」夢は大事!

ヴィッキーがカトリーナから感銘を受けた言葉たち。

「意思をもって夢を追う。理解されない人に夢を邪魔されることもある。だからそれまでは夢を隠す・世の中すべてと分かり合う必要はない。時を待つの。やりたいことはきっとできる。夢には魔法がある。信じれば何でもできる。誰にも夢は邪魔できない」

この言葉を聞いてから、ヴィッキーは行動や考え方を変えるんですよね。

いいこと言うなーと思いました。

「ボンベイ・トーキーズ」一人10ルピーのショー

ヴィッキーは、姉の願いをかなえるため、自分でショーを計画しお金を集めようとします。

そのショーが本格的!観客の子どもたちも最初は笑ってたけど、自分たちの知っている歌やダンスを始めると、だんだんノリノリに!

映画やダンスは、みんなを一体化させて高揚させる力があるなと思いました。ヴィッキー、夢に向かって頑張れー!

「ボンベイ・トーキーズ」格言「漬物瓶にムラバを入れてはいけない」

そう、汚い漬物瓶に、甘いお菓子ムラバを入れてはいけないんです。

暑いインドでは、瞬く間に腐ります。

アミターブ、腐ったムラバを食べてくれるなんて、優しくて偉大過ぎる。。。

「ボンベイ・トーキーズ」インド映画100周年を記念。豪華絢爛スター俳優たち!

実はこの映画「ボンベイ・トーキーズ」は、初のインド映画がコロネーション・シアター(ボンベイにあった)で公開されてから、100年の記念日に公開されたんです。

凄いですよね!

しかも「ボンベイ・トーキーズ」って、1934年に初めて作られたインドの映画会社の名前だそうです。過去の今までの監督や製作者、俳優に対するリスペクトを感じます。

そして!

最後の最後に、「Apna Bombay Talkies」の曲に乗って、次々に今のきらめくスター俳優たち、アーミル・カーン、アクシャイ・クマール、プリヤンカちゃん、スシャント、ディーピカちゃん、そしてシャー・ルク様などなどが登場します!

それぞれの代表作の曲がアレンジされて出てくるんですよー。もうトリハダ物です。

そして、2020年現在、そのうち何人かが亡くなっているんです。

2013年の時はこんなに元気に素敵な姿を見せてくれていたのに。。

彼らもレジェンドになってしまうんですね。

それも踏まえてみると、感慨深いです。


最後に。「ボンベイ・トーキーズ」見どころ満載。見逃さないで!

「ボンベイ・トーキーズ」いかがでしょうか。

4つのオムニバス作品はもちろん、最後のレビューまで、とても感動しました。自信をもっておすすめしたい作品です。

時間も2時間くらいでちょうどいい長さ。

ということで、観ていただきたい映画「ボンベイ・トーキーズ」、★★★★★5つとさせていただきます!



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