インド映画「勇者は再び巡り会う」は、2015年に制作された映画。
現代版マサラムービーの旗手、稀代のヒットメーカーである、ローヒト・シェッティ監督による作品です。
とどのつまり、、インド映画の良いとこどり、というか、単にてんこ盛り盛り!
どんな映画か楽しみですよね。ではあらすじネタバレ、どうぞ!
『勇者は再び巡り会う』okome のヒトコト感想&勝手におすすめ度
ボリウッド ラブコメアクション てんこ盛り
「勝手におすすめ度」★★★☆☆
『勇者は再び巡り会う』監督・脚本&キャスト
「勇者は再び巡り会う」監督・脚本
・ローヒト・シェッティ
「勇者は再び巡り会う」キャスト
・シャー・ルク・カーン
・カジョール
・ヴァルン・ダワン
・クリティ・サノン
・ボーマン・イラニ
・カビール・ベディ
・ジョニー・レヴァー
・ヴァルン・シャルマ
・サンジェイ・ミシュラ
・パンカジ・トリパティ
「勇者は再び巡り会う」あらすじ
自動車整備工場を営む、世間で人望を集める真面目な兄のラジ(シャールク・カーン)と陽気でお茶らけている弟のヴィア(ヴァルン・ダワン)の兄弟。
着実な仕事ぶりと人柄で友人たちにも慕われ、仕事も生活も順風満帆な毎日だった。
そんなある日、客の納車前の車を試運転とばかりに乗り回していたヴィアは、スクーターが故障して困っていたイシータに出会う。イシータはレストランの運営申請に出かける途中だったため、ヴィアは市役所まで送り助ける。美しいイシータにヴィアは心を奪われ、二人は付き合うようになる。
地元マフィアでヤクの売人のキングの手下とトラブルになり、殴られたヴィア。
その夜、謎の男カーリがキングのたまり場を訪れ、キングのヤクに火をつけ、キング手下をぶっ飛ばす。
実は、謎の男カーリは、ラジだった。
ラジは、以前、ブルガリアで活動するインドギャング、ランディール一味の幹部カーリだったのだ。
また、カーリとヴィアは、血のつながった兄弟でもなかった。
ランディールは路上生活をしていた幼いカーリを拾ってまるで自分の子供のように大切に育てていて、ギャング抗争から守るため、学校の寮にいたヴィアには、その事実を知らせていなかった。ヴィアはカーリと自分は本当の兄弟だと信じていた。
15年前、ランディル一味の幹部だったカーリは、ライバルギャングのマリク一味と、日々小競り合いを起こしていた。
そんな時、カーリは路上で絵を売るミーラと出会う。事業を行う父と一緒に暮らしているというミーラに惹かれ、デートを申し込むカーリだったが、実はカーリの本名は、ミーラ・デヴ・マリク。
一度、ミーラにハメられ、命を落としそうになったカーリだったが、その後窮地を救われ改心したミーラと、再び付き合うようになる。
そして、お互いの親に結婚の意思を示し、許しを請う日がやってきた。ミーラの家にランデイールとカーリが訪れると、待っていたのは武装していたマリク一味。激しい銃撃戦で、ランディールとマリクが命を落とし、すべてが終わった後、何も知らず現れたミーラの目に映ったのは、銃を手に生き残ったカーリの姿。
カーリが全て計画し、自分の父親を殺したと思ったミーラは、カーリを撃って、姿を消す。
一命をとりとめたカーリが、事情を話したいと思ったときには、ミーラはいなくなっていたのだった。
あれから15年後の今。
恋に落ちた、ヴィアとイシータがお互いの家族に紹介する日が来た。
そして、その場に現れたのは、ヴィアの兄としてのカーリとイシータの姉のミーラだった。
激しく動揺し、反対するカーリとイシータだったが。。。
「勇者は再び巡り会う」見どころ、感想、ネタバレあり!
「勇者は再び巡り会う」カラフルで美しい映像、テンション上がる!
まずこの映画「勇者は再び巡り会う」を見た瞬間思ったのは、「なんじゃ?この綺麗な映像はー!」でした。
白い壁に建物に映える木々の緑、赤や青やオレンジや黄色の車や服や家具。
目にも鮮やかな色彩の嵐。
インド国内の黒や灰色、茶色の画面、ちょっと薄汚れた人々(失礼しました)を見慣れていたので、ブルガリアの綺麗な街並み、ひたすら明るいこの映像を見ているだけでテンションが上がります!
「勇者は再び巡り会う」シャー・ルク・カーンとカジョールの息の合った華麗なダンス
ラジ=カーリを演じるシャー・ルクさまとミーラを演じるカジョールは、共演7回目?なのかな。息の合った、華麗な大人なダンスを、「これでもかー!」と見せつけてくれます。
ボリウッドっぽい大人数のド迫力ダンスシーンばかりではなく、二人でしっとりと踊り上げるダンスも。カジョールが大人な魅力で、落ち着いてて美しくって、ホントに素敵。
そして、妄想シーンで繰り広げられるダンスの場所が、「ここどこ?」なんです。
調べてみたら、それらしっとりダンスシーンの撮影場所は、なんとアイスランドだったとか。
海、廃船、滝、奇岩、川、もの凄い山の上の絶景の頂上、流氷の上まで。
アイスランド観光名所満載です。
なんでアイスランドだったのでしょう。
シャー・ルクさま、どこまで妄想して飛んじゃってるんですかー?
いや、場所選んだの、監督ですよね。。
「勇者は再び巡り会う」アクション好き必見!派手なカーアクションや銃撃シーン
これは、アクション好きな方は必見です。
最近の日本の映画ではトンと見られない、壮大なカーアクションやカーチェイス、銃撃シーン。昔のドラマ、西部警察のアクションシーンって、こんな感じだったのでしょうか。
一歩間違えば転落という、崖の上で繰り広げられるカーアクション、横転しまくる車、派手な銃撃戦、いやードキドキ、すっきりしました。
「勇者は再び巡り会う」見どころ満載。ネットフリックスで見逃しなし!
映画「勇者は再び巡り会う」、いかがでしょうか。
ラブロマンス。アクション。ヒューマン。コメディ。ミュージカル。
全てが盛り込まれた、まさにインドの娯楽、洗練された現代版マサラムービーです。
原題は「Dilwale」。「心ある人」「勇気ある人」という意味だそう。
題名と内容が微妙にあっているような、やっぱりあっていないような、インド映画あるあるです。
「勇者は再び巡り会う」は、「インド映画」=「国民のエンターテインメント」と位置付けるなら、娯楽にぴったり。家族みんなで安心して楽しめる、「あー面白かった!」と思える映画だと思います。
ただ、なにか、心に残るかというと、、、「今回のシャー・ルクさまもかっこよかったわ♡」でしょうか笑。
さすが、インドの誇り、エンターテインメントの帝王、シャー・ルクさま!
コテコテなボリウッド!マサラ!感じじゃなく、アッサリ風味なので、「もっと深く掘ってよ~」とちょっと物足りないところはあるかもしれません。
でも、全ててんこ盛りのお得感はあるかもしれませんね。
あと、シャー・ルクさま好きなら一応押さえておくべき作品です。
「いつ出るんだ?」とやきもきしちゃうくらい、最初なかなか出てこないのが玉に瑕ですが。。
ということで、あっさりマサラムービー「勇者は再び巡り会う」、★★★3つです!