「アンオーソドックス」あらすじネタバレ感想評価★5シラハース主演Netflix

ドラマ

ネットフリックスリミテッドシリーズで配信されているオリジナル新作ドラマ、「アンオーソドックス」。

凄く凄くよかった!!アンオーソドックス、どんな意味だと思います?二つの世界で自分の居場所を探す女性の物語なんですが、、、いや、その世界というものが。女性が。衝撃的でした。そして美しい。世界的にも高評価。わかる。

というわけで、超おすすめNetflixリミテッドシリーズ『アンオーソドックス』これは見といて損はなし!!です。

では、あらすじ、感想など、ご参考までにどうぞ!



『アンオーソドックス』Netflixヒトコト感想&おすすめ評価

それぞれ美しく個性的な世界 だけど自分の居場所を探すことも大切

「勝手におすすめ度」★★★★★(声をあげよう!!)


『アンオーソドックス』Netflix監督&キャスト

原作・制作

デボラ・フェルドマン

キャスト

シラ・ハース
アミット・ラハヴ
ジェフ・ウィルブッシュ
アレックス・リード
ロニット・アシェリ
デリア・マイヤー
ディナ・ドロン
ダヴィド・マンデルバウン
ユーセフ・スウェイド
デネネッシュ・ズーデ
イザベル・シュノスニッヒ
アーロン・アルタラス
タマル・アミット=ヨセフ
サフィナズ・サッタル
ラングストン・ウイベル
アジズ・ディアブ



「アンオーソドックス」Netflixドラマあらすじ(2020年 全4話)結末なし

ニューヨークのウイリアムズバーグにある超正統派ユダヤ人コミュニティ。そこには厳然たる戒律と規範にのっとって生活する人たちがいた。母親リアがコミュニティから逃げ出し、祖母によって育てられたエスティは、18才になり、コミュニティの掟に従いお見合い結婚をする。

しかしそれはコミュニティと夫に従う生活だった。好きな歌やピアノを禁止され、誠実で真面目だが自分のことを理解してくれない夫との生活に絶望したエスティは、1年後、ピアノ講師の助力を得て、自由を求め母のいるベルリンに逃亡する。

ベルリンに着いたエスティだが、尋ねた母親は留守。カフェで知り合った音楽家の友人たちに、今までの自身の生活や進行について意見を言われるエスティ。身寄りも住むところもないエスティを助ける音楽家たちと交流するうちに、エスティは服装も心も自由になっていく

一方、エスティの逃亡を知ったコミュニティは、エスティがベルリンに逃げたと知り、夫ヤンキーとモイシェを捜索に派遣する。モイシェはエスティの母親の家に不法侵入し、居場所の証拠を集めるなど、エスティ捕縛に奔走する。

エスティは、好きな音楽で生きていきたいと音楽院のオーディションに臨む。しかし世界中から集まっている音楽家のメンバーに実力がないと言われてしまう。なんとか合格して奨学金を手に入れ、ベルリンに残りたいエスティは、知り合った友人たちに助けを求める。

エスティは、ヤンキーたちに捕まってしまうのか?オーディションの結果は?

 


「アンオーソドックス」Netflix見どころ、感想、キャスト、意味?一部ネタバレあり!続編は?!

「アンオーソドックス」デボラ・フェルドマン原作 意味は?

『アンオーソドックス』の意味なんですが、一般的な意味は「正統でない、過激主義的、または、間違っていると考えられる宗教または宗派」のこと。

エスティのいたコミュニティは、ニューヨークのブルックリン地区ウイリアムズバーグにあるユダヤ教ハシジックのサトマール派。第2次世界大戦のホロコーストを生き延び、ニューヨークで発展した、厳格に教義と生活習慣を守り続けている、閉鎖的で信仰心の強い人々の集まりなんです。ホロコーストと聞いただけで、計り知れないトラウマを抱えた人たちが作ったグループなんだなと思います。

最初、「アンオーソドックス」の意味を知ったときに、「エスティがコミュニティの中での異分子っていうこと?」と思いましたが、エスティがウイリアムズバーグから逃げてベルリンに到着し、世界中から集まる音楽家たちと交流し始めたときに、「あのコミュニティが過激主義な宗派ってこと?それを表しているの?」と思いました。とはいえ、意味としては「間違っている」とまでは思いませんけどね。戒律とか一つ一つの行動には脈々と受け継がれた意味があると思うから。ただ、「不自由な生き方だなあ」とは思いました。気持ちを押し殺していけなくてはいけないのは、自分の人生を生きられない、不幸なカタチです。だからエスティは逃げ出したわけなんですから。先が見通せない中、勇気ある行動ですよね。

実は、この「アンオーソドックス」の作者デボラ・フェルドマンはこのウイリアムズバーグ出身。ベルリン以降の話は創作だそうですが、ウイリアムズバーグでの生活は実体験をもとに書かれたそうです。エスティは18歳で結婚しますが、デボラは17歳で結婚したそうです。まだ高校生、少女時代ですよね。その後夫と子どもと一緒に2006年にこの地区を去り、他の地区を経てベルリンに渡るそうですが、夫の理解があったのだなあと思います。

このドラマでびっくりしたのは、「何時代?」というスタイル。男性はパヨットという髪の毛?もみあげ?なくるくるした巻き毛と髭を伸ばし、黒いシュトライメルという帽子。女性きっちりと体を覆うロングスカートと長袖詰襟。「髪の毛は男性を誘惑するもの」という教義から、結婚時に丸刈りにして、常にカツラかターバンを巻く。「カツラはいいのか?」と思いましたけど。

撮影時には、男性の服やメイクに時間がかかったそうです。なんと帽子はミンク製。今では手に入らないのでフェイクファーで一人一人に特注。ひげなども一人一人整えねばならなかったとか。結婚式のシーンも細部までこだわったそう。それもこれもリアリティを感じさせるためと、内側から専門家がスタッフや俳優となって細部まで監修したそうです。宗教やコミュニティに対するリスペクト、という蔑ろに描いてはならない真摯な気持ちが感じられたドラマです。

しかし、ホロコーストのドイツからアメリカに逃げていた昔の人々と反対に、ベルリンに逃げる現代の少女。今、実際、イディッシュ語を話すユダヤの人たちが、ベルリンに多数移住しているそうです。ルーツとして住みやすいんでしょうか。それぞれ自由を求めて、なんですよね。不思議な気がします。



 「アンオーソドックス」ネトフリドラマ、キャストは?シラハース身長、年齢は?

この「アンオーソドックス」のドラマの素晴らしいのは、主人公の少女エスティを演じたシラ・ハース!!本当に素晴らしい!!!

イスラエル人のシラ(25歳)は8年のキャリアがあるそうですが、全然知らなかったー。華奢で幼い印象の彼女が、追跡者をかわし、逃げるシーン、隠れるシーン、「見つからないでー」「逃げてー」「がんばれー」と応援しながら本当にドキドキして観てました。身長がとても低くて華奢だから、幼気な子供に見えちゃうんですよね。。身長は調べてもわからなかったのですが、150センチくらいかな?と思います。申し越し見積もっても155センチあるかないかですよね、きっと。

コミュニティにがんじがらめになり、でも助けてくれる人はいず、声をあげることもできず、居場所を徐々に失っていく少女の姿は痛ましくて。それがベルリンについてから、メイクや服、行動をおずおずと変化していく様子は、「自分の人生を生き始めている!夢を叶えているなあ」と嬉しくなりました。

他のキャスト、ヤンキーを演じたアミット、モイシェを演じたジェフも素晴らしい。特にハンターモイシェは、役柄的に「憎らしいー」と思いましたが笑、実は彼もサトマール出身なんだそうです!!イディッシュ語が話せる彼は専門家として数々のアドバイスをしてドラマを支えたそうで。

やるじゃん、モイシェ!!!



 

「アンオーソドックス」ちょこっとネタバレ ラストは?続編ある?

実は「アンオーソドックス」は、ネットフリックスのドラマの中でも、1シーズンで完結するリミテッドシリーズなんです。ネットフリックスオリジナルドラマは、「え?続編あるの?」というシリーズと、このリミテッドシリーズに分かれていて。

だから続編はなさそうです。

なのでオーディションを合格し、ヤンキーとも本音で気持ちをぶつけあい、エスティが自由にベルリンで生活することが決まったというところで終わりです。

この先自由に生き生きと過ごせるエスティの生活、そしてヤンキーの生活もちょっと見てみたかったんですけどねー。

ただ、この「アンオーソドックス」をきっかけに、イディッシュ語のドラマが今後増えるのではないか?という意見もあるそう。他にイディッシュ語のドラマができたときに、もしかしてスピンオフ的にエスティたちが出てきたらどうなのかな、なんて妄想しちゃいました。



「アンオーソドックス」ネットフリックス見逃しなし!!

「アンオーソドックス」いかがでしょうか。

一気見しちゃう面白さ。どちらがどうとは言えない、二つの個性的で美しい世界。ただ自分の人生、居場所を求めて声尾をあげることは大切ですよね。

凄く凄く好きなドラマです!たくさんの人に見てほしいなあ。。

ということで「アンオーソドックス」★★★★★5つとさせていただきたいと思います!

 



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