「パラサイト半地下の家族」映画神木隆之介吹き替え!キャストあらすじ感想ネタバレ★5

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ネットフリックスで配信されている映画でもありますが、地上波にも登場!今回は「パラサイト 半地下の家族」。神木隆之介さんが吹き替えでも話題です!

ではあらすじ、感想など、ご参考までにどうぞ!



『パラサイト 半地下の家族』ヒトコト感想&おすすめ評価

 え?どういうこと? 最後まで見て あああ。。。     

「勝手におすすめ度」★★★★★(私は好きだ)


『パラサイト 半地下の家族』映画監督&キャスト

監督

・ポン・ジュノ

キャスト

・ソン・ガンホ
・イ・ソンギュン
・チョ・ヨジョン
・チェ・ウシク
・パク・ソダム



「パラサイト 半地下の家族」映画あらすじ(2019年製作/132分/PG12/韓国)

狭く薄汚れた半地下の家に住む、父ギテク、母チュンスク、息子ギウ、娘ギジョンのキムの4人。台湾カステラなどの事業をしたものの失敗したギテクをはじめ、ギウ、ギジョンは浪人中でアルバイトもなし、みんな失業中だった。

ある日、名門大学に通うギウの友人ミニョクがやってくる。祖父からもらったという金運のある石、山水景石を土産にある話を持ち掛ける。それは、ミニョクが留学する間、金持ちの家の家庭教師をやらないかというもの。

浪人中のギウはパソコンや美術に詳しいギジョンに大学の証明書を偽造させ、大学生のふりをして、有名建築家設計の邸宅パク家を訪れ、人の好いパク夫人ヨンギョの面接を受ける。無事家庭教師の仕事が決まったギウは、やんちゃな息子ダソンの描いた絵を見て、絵画の家庭教師としてギジョンを紹介することを思いつく。

後日、ギジョンがギウの大学の後輩を装い、絵画セラピーを持ち掛け家庭教師が決まる。帰り道、ギジョンは送ってもらった運転手に無実の罪を着せて辞めさせ、巧みに父ギテクをパク家の運転手として雇わせることに成功する。その後、桃アレルギーの家政婦のムングァンの体調を悪化させ、ヨンギョに彼女は結核だと吹き込み辞めさせ、チュンスクを家政婦として送り込むことに成功する。こうして、全員が家族であることを隠しながら、キム家の4人はパク家で職を得ることができた。ただ、ダソンが、4人が同じ臭いをしている、と言い出す。主人のドンイク、ヨンギョも最初は気にならなかったが、次第に臭いが気になるようになる。

このままうまく生活できると思ったキム家だったが、意外なところに落とし穴があり、崩壊する。

それはパク一家がキャンプに出掛けた、ダソンの誕生日のことだった。大雨の中、以前の家政婦ムングァンがやってくる。それには、ある理由があったのだった。



「パラサイト 半地下の家族」映画見どころ、感想、ネタバレあり!

「パラサイト 半地下の家族」キャスト

この「パラサイト」はまるで舞台を観てるような感じ。ほぼ二つの家(キム家とパク家)の中だけで進行するストーリー。なのであまり多くの人は登場しない。その分、濃いです。言葉のはしはしに見え隠れする過去。では簡単に紹介いきますね。

キム家

・キム・ギテク( ソン・ガンホ)
半地下住宅に暮らす失業中の父。50代。これまで台湾カステラ事業や駐車係など、色々な職業をやってきたがどれも短期で終わっている。
・キム・ギウ( チェ・ウシク)
ギテクの息子。兵役をはさみながら、4回大学受験失敗。浪人中。穏やかな性格で機転が利く。友人ミニョクからパク家の娘ダヘの英語の家庭教師を紹介される。さりげないスキンシップなどでダヘの心を奪い、ダヘとの結婚を夢見ている。
・キム・ギジョン( パク・ソダム)
ギテクの娘。パソコンや絵が得意な美大を目指す浪人生。機転が利き、ずる賢い。
・チュンスク( チャン・ヘジン)
ギテクの妻。元ハンマー投げのメダリストの過去を持つ。気が強い、しっかり者で、優しくもある。

パク家

・パク・ドンイク( イ・ソンギュン)
高級住宅地の豪邸に暮らすIT企業の社長。セレブで寛容、育ちが良い。妻にやや不満がある模様。
・ヨンギョ( チョ・ヨジョン)
パクの妻。美しく、育ちが良いのか人を信じやすい。ミニョクがいうには「ヤング・アンド・シンプル」。→シンプルを「バカ」という意味で使っていたのかは不明。
・パク・ダヘ( チョン・ジソ)
パクの娘。高校2年生。次第にギウに好意を持つ。
・パク・ダソン( チョン・ヒョンジュン)
パクの息子。やんちゃな男の子。インディアンごっこが好き。絵を描くのが好き。以前自分の誕生日にキッチンで幽霊を見たことがあるという。それ以来、誕生日は家で過ごさず、旅行に出かける習慣となった。

その他

・ムングァン( イ・ジョンウン)
パク家の家政婦。パク一家の前伊の主人の時代からこの家で働いている。桃アレルギー。
・オ・グンセ( パク・ミョンフン
ムングァンの夫。
・ミニョク( パク・ソジュン)
ギウの友人。ダヘに好意を抱いている、名門大学に通う元家庭教師。留学することになり、安全パイだと思っていたギウに家庭教師を紹介した。



「パラサイト 半地下の家族」吹き替えは神木隆之介

なんと、あの神木くんが、キム・ギウの吹き替え役なんです。あの昔は可愛くて、今は品行方正、爽やかな芯の強い青年(ほぼ最大限の賛辞)の神木きゅんが、ずるい気の弱い青年を演じるの???

えええ。吹き替えに関し、神木きゅんが出したコメントがこちら。

キム一家の長男・ギウの声を担当した神木さんは「今まで声で参加させてもらった作品では、僕の出す声の色がついていましたが、今回はそれをあえて抑えて、今までにない声の出し方に挑戦させて頂きました。やった事がないチャレンジだったので不安もありつつ、どんな出来上がりになるかとても期待しています」とコメント。

気に入っているセリフは、父の「計画通りいかないのが人生だ。だから人間計画すべきじゃない。計画がなければ失敗することもない…」というセリフだそうで、「世の中、自分の思い通りいかないのが当たり前で、失敗しないための逆転の発想がすごいなと思いました」と話し、「映画自体、素敵な映画で、何度見ても『伏線の回収の仕方が見事だなあ!』という思いは色あせません。是非、字幕以外の形でみなさんに見て楽しんで頂けたらうれしいなと思います!」

そうですよね、やったことない役ですよねー。

新しいタイプの役の挑戦する姿勢、さすが!!(神木きゅん好きだから)。

どんな声になるのか楽しみです。


「パラサイト 半地下の家族」パク・ソジュンが友人役

ちょい役で出るのが、2020年、大ブームとなったネットフリックスオリジナル『梨泰院クラス』の主人公パク・セロイのパク・ソジュン。

ぜ、ぜいたく。。と思ってしまったのは私だけ?

『梨泰院クラス』では、あまり笑わない、どん底から何度も這い上がる意志の強い男性を演じていて、髪型も特徴的だったので、この映画を観たとき「知ってるけど、ん?」って最初わかりませんでした(すみません)。私にはラブコメよりこっちの強い男のイメージなんです。

この「パラサイト」では、名門大学に通い海外に留学するくらいのお坊ちゃま役。

この役も素敵だったわー。ちょい役だけど、印象に残るのはさすがですね!




「パラサイト 半地下の家族」パルム・ドール、アメリカでドラマ化?

この映画、まず有名になった(というか私が知った)のは、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールの受賞、アカデミー賞で作品賞など4部門を受賞したというニュース。なんと、アカデミー作品賞とカンヌを同時に受賞した作品は実は65年ぶりという快挙なんだそうです。

と聞くと「もの凄い感動ものなのか?!滂沱の涙的な。。。」と思っちゃうと思いますが、そんな感じではない。私としては、「ああ面白かった!」「これは観てよかったな」という映画だけど、観た人全員が後味がいいかというと、絶対そうじゃないでしょうね。

なので、面白くて心に残る作品ではあるけど65年ぶりに審査員がこぞって2つの大きな賞を受賞させたっていうのは、うううんって思いました。これが最高賞かあ。。

この映画、アメリカでドラマ化が決定してるそうで。アメリカでドラマ化というと色々話が膨らんでえぐそうだなー。。

 



「パラサイト 半地下の家族」社会的背景。考察。。

韓国で大ヒットなのはわかるかも。社会的ブラックユーモアにあふれた作品ですよね。

キム一家の貧乏ぶり、半端ないと思ったのですが、そう珍しいものではないようです。

ギテクは50代だと思われますが、別にギテクが悪くて失業中なわけではない。韓国では自営業の割合が25パーセントくらい。(ちなみに日本では10パーセントくらいだそうです)なんでそんなに自営業の割合が高いかというと、サラリーマンは50代早々に退職を迫られるとか。なのでサラリーマンとして転職するのではなくいっそ自営業で!となる人が多いんだそうです。ただ自営業も難しく。台湾カステラの話が出てきますが、実際、軽くてふわふわな台湾カステラブームが起きたんだそうです。ところが、テレビ番組のニュースで(しかも後から事実ではないフェイクだったそうで)あっという間にブームが去り、お店が倒産しまくりだったとか。韓国ではチキンも有名ですが、聞くところによると、6万店がオープンしても8万店倒産してるとか。。。ほぼ倒産、っていうか数多いよ。。なので、ギテクももしかしたら、ちゃんとしたサラリーマン時代があったのかも。そう思うと身につまされます。そんな風に早くに退職勧告が出ちゃう国なんですが、年金が出るのは60歳以降。約10年、何とか働かなくては。そのためには嘘もいとわない。映画では、そんな必死さが見えます。

妻のチュンスクも、もとはかなりの家の出身だったのでは?と思います。なんたって元メダリストですよ?ただ国際大会のメダリストじゃなかったんでしょうね。国際大会だとちゃんと褒賞が毎年出るそうです。国内大会だったでしょうか。きちんとした家の人だったんだろうなと思ったのは、パク家に家政婦と登場したとき。「え?」と思いました。だって、半地下で暮らしていた時の服装、髪型、お化粧、振る舞いが全然違う!!!まるで奥様!!!半地下の時は、言葉使いも乱暴で立膝で頭ぼさぼさ服装も酷くてどんなおばさんだよーと思いましたが、この変身ぷりったら、ビフォーアフターですよ。さすが女優!!。。まあこれが本当の姿ですよね笑。

そして子どもたち。日々の生活に事欠くくらい貧乏なのに、大学を目指してる。日本だとどうかな。4浪、しますか?親も嫌そこまでしなくても、、、という気がします。ただ韓国は激烈な学歴社会とか。大学出ても就職が難しいと言われている昨今、大学に行くのが最低限必要なことと思われているのかもしれません。スペック高そうな二人なのにもったいないですよね。


「パラサイト 半地下の家族」パク家、セレブ一家のトラウマ。怖い。ネタバレ

最後どうなったかは、ぜひ映画を観ていただきたいのですが、ちょっとネタバレ。

目の前で凄惨な殺人を見てしまったパク家の子どもたち。特に幼いダソン。しかも自分の誕生日。どんなトラウマになったことでしょうか。これだけはちょっと酷すぎるかも、と思いました。

信用した人の口コミで次々とお手伝いや運転手、家庭教師を雇うこと。

家の中に入れること。

一見よさそうですが、もし悪意のある人が紛れ込んでいたら、、、、恐怖です。

私も海外で生活していた時にお手伝いの人に来てもらったことがありますが、それも信頼する口コミでした。友人や友人のお手伝いさんの信用にかかわりますものね。彼女たちはしっかりしていて大丈夫でしたが、まあ他のお手伝いさんの場合色々なうわさはありました。難しいものですね。。

ということで、ミニョクの信用は大丈夫か?!といういらぬ心配をしております。頑張れ、ミニョク!



「パラサイト 半地下の家族」地上波でも映画ネットフリックス配信でも見逃しなし!!

「パラサイト 半地下の家族」いかがでしょうか。

凄惨な場面はありますが、私はおさまり?がしっかりしていて好きな映画でした。

最後、これ、夢だったんだ。。。というところの落ちまで考えてくれた監督に脱帽です!というわけで映画「パラサイト 半地下の家族」、★★★★★5つとさせていただきます!



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