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『ムンバイの王』ネトフリインド映画スラム街の少年たちのリアリティ、ネタバレ、あらすじ!

社会派!
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『ムンバイの王」」は、フィクションなんだけど、ムンバイに生きる少年のドキュメンタリー、ノンフィクションともいえる作品だと思います。

なぜかというと「映画に出ている少年たち、賭け事や飲んだくれてるおじさんたち、物売りのおばさんたちなどなどの人々は、果たしてエキストラなのか?ここで生きている人たちなのか?」と、思ってしまったから。

フィクションか、ノンフィクションか判断がつかないほど、出演する人々がこのムンバイのスラム生活に馴染んだ自然な様子の映画でした。

それでは、見どころポイントいってみましょう!




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『ムンバイの王』okome のヒトコト感想&勝手におすすめ度

 隙間でも 生き延びるしたたかさ しなやかに 雑草のごとく 逞しく

    「勝手におすすめ度」★★☆☆☆(作品は悪くないです)

「ムンバイの王」ってどんな映画?

「ムンバイの王」は2012年制作公開のインディーズ系ヒューマンドラマ。

1時間16分という短い尺なので、気軽にみられると思います。

「ムンバイの王」あらすじ

主人公は、ムンバイのスラム街に住んでいる少年、ラハル。

中学生くらいの年齢だと思うけど、学校を辞めてしまってよくわかりません。

家族は、飲んだくれでアル中の父親と、大人しい母親、そして2~3歳の弟。

路地裏の狭い一部屋に4人で暮らしているけど、毎日のように母親や自分に暴力をふるう父親が嫌いで、ラハルは家出を繰り返しています。

家出中は、風船売りの12歳の少年アルバズの家に泊まったり(逃げ出すけど)、路地裏や海で寝たり。

そんな貧困の日常の中、たくましく生少き抜く少年の姿を描いている映画です。


「ムンバイの王」見どころ、感想、ネタバレ

「ムンバイの王」大都市ムンバイのスラム街のリアリティ!

「これ、映画じゃないよね?ドキュメンタリーじゃない?」と思っちゃったのが、ムンバイのスラム街がそのまま映っていること。

投げ捨てられたゴミが散乱する道ばた、川、路地裏、まちのあちらこちら。

布切れや食べ物、よくわからない雑多な物で溢れている、一部屋しかない狭い家。

人一人しか通れないような狭い、どこまでも続く迷路のような路地。

人がいようが、食べ物を売る屋台があろうが、お構いなし、道端が真っ白な煙でおおわれるほどの薬剤(相当カラダに悪そう)を噴霧して歩く男。

全くもって、飾り気のない日常の映像。

歌にダンスにとキラキラしたインドではない、スラム街の繰り返される日々をたくましく生きる庶民の姿を見ることができます。

「ムンバイの王」息苦しい閉塞感に満ちた前半と伸び伸びとした世界を映した後半!

映画前半は、暗くて狭く汚い痛々しい映像が目につき「息苦しいなあ、これがずっと続くんだろうか」と思ってたけど、後半に入ると、ちょっと明るい映像が目につきました。

前半は、主人公ラハルの置かれている状況が暗く見通しがつかない印象があったので、そういう目で見てたのかも。

後半、そんなスラムや家庭の状況でも、伸び伸びの生きている姿に救われたのかも。

ある場所で、全力であるがままに生きる。

何かに比べることなく、がむしゃらになることなく。

感情のまま、生きる本能が告げるまま、その日を生きている。

雑草のようなしなやかさがあった。

そんな生き方もあるよね。

最後、ラハルが夜明けの空の下、広い海に飛び込んで泳ぐシーンがあったけど、飲み込まれることなく、手足を伸ばしてどんどん進めー!と思いました。

「ムンバイの王」生き抜く子どもたちの姿を見てほしい!

罪悪感なく、屋台やお店で品物をくすねたり、盗んだりする少年たち。

学校を中退して、風船を売ったり、遊び暮らす少年たち。

最初、「こんな環境で、かわいそう。このまま狭い世界で大きくなって、ラハルの父親のように飲んだくれる大人になるのかなあ」と観てました。

が、野原を駆け回り、滝つぼに飛び込んで遊んだり、まちを駆け回ってふざけ合って、木々の生い茂る山のてっぺんからビルやマンションの林立する都会を見下ろしているラハルの姿を見ていたら、ちょっと違うのかも?と。

なににも縛られることなく、強制されることもなく、のびのびと一日を過ごすスラム街の子どもたち。

学歴社会で勉強勉強で追いまくられ、プレッシャーに押しつぶされそうになりながら、物質的には恵まれた生活をする子どもたち。

子どもたちにとってのそれぞれの世界。

社会的身分制度が根強く残るインドでは、陰に飲み込まれず、雑草のように隙間でも生き延びるたくましさが必要なんですよね。

子どもらしい、純粋に生きる力に満ち溢れているラハルは、自由な「ムンバイの王」だな、と思いました。


最後に。「ムンバイの王」ネットフリックスで見逃しなし

子どもたちの、濁りがないまなざしが観られる映画が好き。

1970年代のビクトル・エリセ監督のスペイン映画の名作、「ミツバチのささやき」で主演した、7才の時のアナ・トレントの澄んだ純真な瞳は、忘れられない。

その後、成長したときの作品を観たとき、彼女の瞳の変化を見て、「大人になってしまったんだなあ」、と昔の輝きと比べてしまったことがあります。

素敵な演技をする女優さんなんだけれども。

色々なインド映画を見てきたけど、「ムンバイの王」もインドの一つのまちや人々の実態を映し出してるんだろうなと、これも光と影の一部分なんだろうな、と思って、ただ観ればよいのだと思います。

だから、インド映画でも、子どもが出演するジャンルの映画は好きで、よく観ております。

この映画「ムンバイの王」も、少年が主人公とのことだったので、「観てみたい」気持ち半分。

でも設定が貧困層の少年だったので、暗くて暴力的な映画だったら後味が悪くていやだなあ、という忌避したい気持ちが半分。

結果、観てみました。

多分、評価がかなり分かれる作品だと思います。

好きか、そうでないか。

嫌い、という人はいないと思う。

そこまでの強く否定の気持ちを起こさせる要素はなかったかも。

「ムンバイの王」、いかがですか。

あまり起伏のない映画、だけど、子どもらしさってなんだろな、と。

社会的メッセージの押しつけがない映画だと思います。

ある場所で、あるがままに、どこまでも自分らしく、のびのびと。

あー。

でも、最低限の教育を受ける学校だけは行ってほしいなあ。。。

ということで、いい映画だと思いますが、また観たいかというと、うううむ。

なので、私の個人的な趣味で、★★★3つとさせていただきます。

 

 


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