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『ドリーとキティ ~輝け人生~』ネットフリックス新作あらすじ感想女性向けインド映画!★4

ちょっと大人向け!
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NETFLIX配信中の新作インド映画「ドリーとキティ ~輝け人生~」は、2020年公開の女性が主人公のヒューマンドラマです。

デリーに住む人生に希望を見いだせない主婦と、田舎から出てきたばかりの従妹。それぞれ悩みを抱え、もがきながら、自分の人生を切り開いていく、2時間の物語です。

女性におすすめかな?

では、ご紹介いきますね!


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『ドリーとキティ ~輝け人生~』okome のヒトコト感想&勝手におすすめ度

     踏み出して 自分の気持ちに 正直に  

    「勝手におすすめ度」★★★★☆(ふぁいとー!)


『ドリーとキティ ~輝け人生~』監督&キャスト

監督

 ・アランクリタ・シュリバスタバ

キャスト

 ・ブミ・ペドニカル

  ・コーンコナー・セーンシャルマー

 ・ヴィクラント・マッシー

 ・アモール・パラシャール

 ・アーミル・バシル

 ・カラン・クンドラ

 ・カルプ・シャー

 ・ハーティ・シン

 ・二―リマ・アジム

 ・クッブラ・セイト


「ドリーとキティ ~輝け人生~」あらすじ、結末

デリーの郊外の街ノイダに住むドリー(ラダ)・ヤダブ(コーンコナー・セーンシャルマー)は、夫のアミット(アーミル・バシル)、2人の子どもバラダとパップと暮らす主婦。事務所の会計係として働きながら、子どもの世話や家事をこなしている。

ノイダの街は、オフィスやショッピングセンター、高層ビルやマンションがどんどん建設されている成長中の街で、ドリーとアミットは新しいマンションスターハイツの購入を考えている。そんな時、結婚を嫌がって、小さな町ビハールから従妹のキティ(本名はカジャール)(ブミ・ペドニカル)が上京し、彼らと一緒に暮らし始める。

しばらくして、カジャールは、デリーに紹介された靴工場の仕事に嫌気がさし辞めてしまい、アミットにさりげなく体を触られることも不快に思い、家を飛び出してしまう。

そして、「ギフトショップ23」というチョコレートやお菓子販売を隠れ蓑にした「恋愛アプリレッドローズ」のチャットレディに転職し、キティという名前で働き始める。「恋愛アプリレッドローズ」は、コールセンターを装った、男性向けテレフォンセックスアプリ。処女のキティは、最初仕事に慣れず戸惑っていたが、変質者の対応を何とかこなし、褒められたことによって自信をつけていく。また仕事内容を隠し、月給3万、エアコン付きの職場、豪華食事つきの仕事とドリーに自慢する。

ドリーはエアコンなしの職場で、上司のお茶くみをしなくてはならず、ちょっと不満。新しいマンションも購入したいが、お金が足りず、給料も前借もできない。夫のアミットとは2年間セックスレスでやる気も起きない。

そんな中、ホームパーティ用の食事を注文すると、イケメン配達員オスマンがやってきた。ちょっとウキウキするドリー。

キティは、職場でジューヒーという女友達ができ、ショッピングに出かけたり一緒に遊ぶようになる。

ドリーはパップを連れて小学校の遠足に向かおうとするが、パップは男の向けの遠足場所鉄道博物館はいやだ、人形博物館に行きたい、と主張する。パップは家では女装をし人形遊びをしていた。家を出た実の母親や自分の性格が、子どもの性癖に影響を与えてしまったのかと悩むドリー。ドリーは夫に内緒で宝石を質に入れてお金を作り、パップのために男の子らしいおもちゃや洋服、自分のおしゃれな洋服を買う。その帰り道に、オスマンに出会い、途中までバイクで送ってもらう。その夜、ドリーは夫をドライブに誘うが、「中年の危機か」と言われ黙ってしまう。ドリーは、マンションを買うために事務所からお金を横領し、販売業者にお金を支払う。

キティは仕事に慣れて、常連の客もできてくる。その客の一人プラディープと仲良くなり、だんだんボーイフレンドのように感じてくる。

キティはジューヒーに誘われて、金持ちのパーティにコンパニオンとして行くが、実はその後乱交パーティになりそうになり、逃げ出す。そのパーティにはドリーが購入したマンション販売業者の社長がいて、そのマンションは完成しないと発言していた。

キティの勤める「恋愛アプリレッドローズ」が淫行だ会社だとニュースになり、キティもテレビに映ってしまい、ドリーに仕事がばれてしまう。会社に押しかけたドリーはキティを責めるが、キティはスターハイツの内情を打ち明け、ドリーは反対にショックを受ける。

ジューヒーとその彼氏のDJと一緒にデリーに遊びに行ったキティは、プラディープを呼び出し、デートをする。ホテルに行くが、やっぱり一線を越えることはできないとキティは言う。また、ジューヒーはDJとは遊びで本気ではない、という。

ドリーは家族にうそをついて、こっそりオスマンを誘い、デリーにデートに出かける。いい雰囲気になり、オスマンはキスしようとするが、ドリーは拒否する。帰宅したドリーはアミッドとセックスしようとするが、できない。

ドリーは、パップと一緒に人形博物館に遊びに行き、パップの性的志向を認めてあげる。

キティはプラディープと野外のフェスに遊びに行き、売春婦として捕まってしまい、助けてくれないプラディープに失望する。実はプラディープは妻帯者だったことを隠していたのだった。

身元引受人として現れたドリーとキティはお互いの悩みを打ち明ける。ドリーは、結婚前に処女膜を縫い、それが原因なのか不感症になってしまいどうしても気持ちよくなれないこと。キティは、チャットレディの仕事はいやだが仕事として割り切ってやっていること、女性向けのアプリがあればよいと考えていること。

その後、ドリーはオスマンと、キティはDJと一夜を共にして充実した時間を過ごす。

「恋愛アプリレッドローズ」にアミットが電話してきたので、ドリーの悩みを知っているキティは怒ってしまう。そして、キティの仕事が実家の両親にもばれてしまう。

キティやドリーは、女性解放のフェスに行くが、その行動を反対している集団に銃撃され、その場にいたオスマンに当たり、オスマンは死んでしまう。

帰宅したドリーは今までの不満を夫にぶちまけ、パップを連れて家を出る。

キティは、会社上層部に働きかけ、孤独を抱えている女性向けに恋愛アプリを作ることを了承させ、仕事を立ち上げるのだった。


「ドリーとキティ ~輝け人生~」感想、ネタバレ

「ドリーとキティ ~輝け人生~」性の悩み赤裸々に

インドと言うと、女性の地位が低く蔑ろにされているというイメージが強いです。

カージャルが道路を一人で歩いているとき、走る車に乗っている男性から声をかけられまくるシーンがたびたび出てくるのが怖かった。インドはレイプが多いと聞きますものね。

だから、最近の映画を観て、その女性が弱いという考えを覆されることが多いのにちょっとびっくり。

性的な話題を結構赤裸々に話しているシーンも多くて、それがまたびっくり。

日本だと、心を許している友人同士でも、なかなか「不感症だ」とか「2年間してない」とか「処女膜縫った」とかは言えないような。。。

映画だけなのか、実生活でもこういう話題がでるんでしょうかね。

でも言えたら楽になるんだろうな笑。

「ドリーとキティ ~輝け人生~」子どものLGBT問題

これまた、最近のインド映画で、子どものLGBTを扱った作品をよく見ている気がします。別に狙って観ているわけじゃないんですが。

日本では子どものLGBTを扱ったドラマは少ないかな?高校生くらいのドラマはしばしば見ますが、小学生は見たことがないような気がします。その意味ではインドは進んでいるのかもしれません。2018年に憲法でLGBT恋愛は合法の判断が出たので、それで一気に開花したのかもしれませんね。日本ではまだまだ言葉に出し辛い雰囲気があるような気がします。

自分のことを正直に言える世の中になれば、みんな生きやすくなりますね。

「ドリーとキティ ~輝け人生~」女性も自己主張して一歩大事

自身の母親が自分を捨てて家を出てしまった経験から、いい母親、いい主婦になろうと頑張っていたドリー。貧しい田舎から出てきて何とか這い上がろうとしていたカージャルことキティ。

それぞれ思い込んでいた枠から解き放たれて、自分の道を歩き出すのは、確かに茨の道だけど、希望があるな、と思いました。自分を偽って抑圧された人生は、辛いだけ。

ドリーがまた新たに仕事を見つけ、母親とも和解し、いい仕事を見つけられますように。

カージャルの新しい女性向けの試み、現代女性が欠けている孤独に寄り添う試みが成功しますように。

カージャル、成功しそうですよね笑。

二人とも頑張れー!


最後に。「ドリーとキティ ~輝け人生~」インド映画ネットフリックス新作で見逃しなし

「ドリーとキティ ~輝け人生~」いかがでしょうか。

怖いシーン、女性が蔑ろにされるシーンが殆どなくて、二人の女性が自分の道を自信を持って歩き始めた映画だったので、最後まで気持ちよく観ることができました。

女性に観てもらいたい映画かな。

歌もダンスシーンもないのは残念ですが(やっぱりボリウッド好き笑)、後味が良かったので、映画「ドリーとキティ ~輝け人生~」、★★★★4つとさせていただきます!



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